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【バレンタイン】学生達のValentine's Day!
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★ののことあおいと楽しく愉快な仲間達!(4)
●作戦完了!
鬼河内 萌
は
本命チョコ
を胸にドキドキしながら学食に来ていた。
彼女のお目当ては、
野菜原 ユウ
。そして萌は彼を発見し絶望した。
ユウはバレンタインだというのに無邪気に男友達に囲まれていたのである。
(フツーバレンタインは脇を甘くしなきゃダメでしょ! これじゃ渡したくても渡せないじゃない!)
世の男の子に対して金言になろうアドバイスを心で毒づきながら、萌は学食の入り口付近でうろうろしていた。
いや勿論堂々と渡してもいいのだが、衆人環視の中渡すのをユウが良しとするかわからないし、男友達に冷やかされ、照れて受け取り拒否されたら元も子もない。
初っ端から難関発生だと萌が頭の大きなリボンを傾け困っていると、何だかお芋屋さんのようなフレーズが聞こえてきた。
「チョコ~♪ 友チョコ! 美味しい友チョコはいらんかね~♪」
そこには笑顔でチョコを配り歩いている
野々 ののこ
と
七夜 あおい
の姿。後ろには大きなリュックと紙袋を持った男子生徒もいる。
(そっか、ののこちゃん友チョコ配ってるんだ……これはナイスタイミング!)
何かひらめいた萌は、笑顔でののこに声をかけた。
「ののこちゃーん! ボクも友チョコ配るお手伝いするよー☆」
こうして萌はしばらくののこ達の友チョコ配布を手伝った。一緒にいた男子生徒―――
八神 修
に話を聞けば、さっきまではまだ他に女生徒2人がいたらしい。色々な人達に配り歩いていたエピソードを修から聞きながら、萌も楽しくチョコを配って歩いた。
しばらく配り歩いていた4人。また学食近くに戻ってきた時、萌が切り出した。
「ボクはそろそろ行くね。学食に用があるから……あ、学食にいる友達にもののこちゃんのチョコ、配っておこうか?」
「じゃあお願いするね!」
ののこは元気に言って、幾つかの友チョコを萌に預けた。勿論「配ってくれてありがとう」と萌の分も含めて。
「まっかせて☆ ののこちゃんたちも頑張ってねー!」
萌はぶんぶんと手を振ってののこ達と別れた。
(よし! 『ののこちゃんの友チョコ配布作戦』発動だ!)
萌は再び学食入り口で意気込んでいた。ののこの友チョコを手に入れた萌。ユウにさりげなく渡すついでに、本命チョコも一緒に渡そうというのだ。
(ユウくん、喜んでくれるかな……?)
飛び跳ねる心臓を必死に押さえながら、萌はユウ達のテーブルに近付いて行った。
バレンタインだというのに、ユウ達のテーブルの話題には一切チョコの『チ』の字もない状態だった。いつも通りのバカ話で盛り上がっている。でも、それこそが胡散臭かった。
(むむ……敢えてバレンタインの話題を避けてるな? これは困ったぞ)
チョコケーキを頼んだ萌はユウの隣に座りながら、上目遣いに話題の行方を見守る。そして痺れを切らした萌はええいままよと直球勝負に出た。
「ねえ、今日ってバレンタイン……」
「え? なに? バンアレン帯だって?」
男友達の1人がわざとらしく萌に聞き直す。突然のフリに萌が目をぱちくりした時、頭上から声が振ってきた。
「ヴァン・アレン帯……地球の磁場にとらえられた、陽子、電子からなる放射線帯」
え、と萌が振り仰ぐと。先程一緒だった修がトレイを手に立っていた。
「あれ、どうしたの?」
驚いて訊く萌に修は学食奥のテーブルに視線をやる。そこにはののことあおいが談笑していた。
「ちょっと休憩だってさ……鬼河内は大変そうだな、頑張れよ」
萌に軽くウインクすると修は颯爽と去って行った。
(……バレてるかな?)
何だか気恥ずかしくなりながらも、萌は修のお陰で形勢を立て直す。彼女はののこの友チョコをテーブルに置くと、男共を見回して言った。
「バレンタインでね、ののこちゃんから友チョコ預かってたんだよ☆」
テーブルの雰囲気が一変した。自分達が貰えると分かって、おおー! と目を輝かせる男達。彼らがわいわいとののこのチョコを手に取る中、萌は隣のユウに自分の本命チョコをさりげなく手渡した。
「はい、ボクからも」
「お、何、お前もくれんの? サンキュー」
ののこのチョコがワンクッションになってくれたので、周囲もユウも萌のチョコを特に気にはしなかったようだ。萌はユウの手に自分のチョコがあるのを見ると、カアッと頬が熱くなる。上ずりそうになる声を何とか抑えながら言った。
「男の子はホワイトデーは大変だよね~。3倍返しっていうし。当日、ののこちゃんへのお返しは凄いことになりそうだね♪」
おー、そっかお返しか、とテーブルから声が上がる。しかし貰えた嬉しさに何だかその声も楽しそうだ。わいわいと盛り上がる彼らに、萌は「他の人にも友チョコを渡す用事があるから」と席を立った。
「鬼河内、ありがとなー」
萌のチョコを持ったまま、ユウが声をかける。萌はとびきりの笑顔で頭のリボンを揺らして振り向いた。
「どういたしまして! 絶対食べてよね、ユウくん♪」
「……お、おう」
チョコとリボンと女の子の笑顔。これにドキリとしない男子がいるだろうか。
何だか少し顔を赤くしているユウに、萌はペロリと舌を出して背を向けた。
ボクのチョコを普通のチョコを思って食べたら大間違い。萌特製カレーチョコなんだから。
……これなら、ユウくんは絶対ボクのチョコを忘れないよね?
後日のユウの反応を思うと萌はクスクスと笑ってしまう。
本命チョコを……自分のとびきりの気持ちをユウの手に残し、萌は弾む足取りで学食を後にしたのだった。
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担当ゲームマスター
KAN
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
学校生活
恋愛
NPC交流
定員
1000人
参加キャラクター数
46人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年09月15日
参加申し込みの期限
2016年09月22日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年09月22日 11時00分
参加キャラクター一覧
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