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だんじょん&にゃらごん
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■だんじょん&にゃらごん
世界を語らねばなるまい。
魔王軍を破った戦いや悪しき帝国への革命戦争を経て平和を取り戻したこの世界。
しかし全ての闇が消えたわけではない。
平和だった町の近くに突如として発見された巨大なダンジョンから無数の魔物が沸きだし、人々を脅かし始めたのだ。
その原因が巨大な魔力を呼吸する神聖生物である邪悪なドラゴンであることが判明し、冒険者たちは世界平和のため、もしくはドラゴンにかけられた賞金のため、または刺激的な日々のためにダンジョンへと挑んだのである。
「そして今、俺たちはドラゴンのすまう廃都の前にいる」
美咲紀、月、冬華たちに補助魔法をかけつつ、都の門をそっとくぐる修。
そこはダンジョンとは思えないほどに広大な空間が生まれ、天井は強烈に発光する菌類によって青空めいた光景が広がっている。
そんな空間に、古代にうち捨てられたであろう都の建造物が並んでいた。
「ドラゴンはこちらに気づいてない。こっそりと近づいて仕留めるんだ」
「それなら、私と月さんが得意ですね。一緒に裏から回りましょう」
「じゃあ私とシュー君は正面から近づいてもしもの備えをするのです!」
頷きあい、行動を開始する四人。
ドラゴンの場所は修の探索魔法ですぐに見つかった。公園だったと思しき場所に伏せて眠っているようだった。
背後に回り込み、そっと近づく冬華。
目配せをすると、月は自らの影を細長く伸ばしてドラゴンの上を這わせていった。
しかし問題がある。
「あのドラゴン、急所になる逆鱗を隠していますね。喉元のところなんですが……」
「一度刺激して顔を上げさせようか」
月が影の一部をとがらせてドラゴンの鱗に突き立てた。鱗は頑強にそれを弾いたが、ダメージが目的ではない。敵の明確な気配に顔を上げたその動作こそが目的なのだ。
「美咲紀、時間を稼ごう」
魔法の弾を乱射する修。剣を翳して突撃する美咲紀。
彼らを今回の敵と見なしたドラゴンは、美咲紀たちめがけて炎のブレスを放射した。
「むきゅう!?」
変な声を出してのけぞる美咲紀。のけぞっただけで済んだのは、ブレスの存在をあらかじめ注意していたからに他ならない。
「シュー君! これただの炎じゃないです、魔法っぽいですよ!?」
「当然だ、ブレスは『ささやき』という意味の魔術形態。ドラゴンは内包した魔力で魔術を行使しているにすぎない。つまり――」
「私の防御じゃもたないじゃないですかー!」
今度はんきゃーといってはじき飛ばされる。
ドラゴンの腕に薙ぎ払われたのだ。
こればっかりは物理攻撃なので飛んだだけで済んだが、塔の壁をぶち抜いて屋内へ転がり込むほどの衝撃に、頭をくらくらさせてしまった。
その隙に、巧みに身を隠していた冬華は喉元へとしがみつく。ナイフが逆鱗へと刺さらんとした――が、しかし。
がきんと音を立てて表面の鱗に弾かれてしまった。ドラゴンが咄嗟に逆鱗を鱗で塞いだのだ。
しまった。と思った時には強引に振り払われ、常人なら即死する高度へと放り投げられた。
「冬華……!」
月はドラゴンの押さえ込みを一旦中断。ネット状の影を伸ばし落下してきた冬華を受け止めた。
「防御されてしまいました。なんとかあれを抜けないと……」
「動きも激しすぎるね。なんとか動きを鈍らせたいところなんだけど」
それよりも撤退だ。
ドラゴンがこちらに狙いを定めて進行を開始した。進行といっても馬並みの速さで途中の障害物を建物ごと破壊しつつの進行である。走って逃げるのは危険すぎた。
と、そこへ。
「お困りみたいですねえ」
束ねた髪をぱっと払い、シスター風の服装をした女が現われた。シスターではない。シスターは逆十字を持って歩かないし、どころか巨大な鈍器として担がない。
彼女は梢。破壊尼僧にして狂戦士である。
「ドラゴン討伐の報酬を山分けってことで相談のりますよー」
「ギャラの交渉は後回しにしたほうがよさそうだよっ」
飛び出してきた真白が合わせ五角形のダブルシールドを翳して防御姿勢。
ドラゴンの放った炎のブレスを盾と巫女服で上手に受け流していった。
続けて繰り出された薙ぎ払いも、持ち前の防御力でギリギリ受け流す。
魔法と物理双方に優れた真白ならではの防御法である。
更に。
「ドラゴン、ね」
無表情のままかけだしたさゆるが、剣に全力を込めてドラゴンの腕を切りつけた。
破壊力は梢ほどではないが、強力な反射神経ゆえに鱗の隙間を縫うように剣が走っていく。
血が吹き出たのを見て、さゆるは微笑以下の笑みを浮かべた。
どんな生物であろうとも、血が出るならばやがて死ぬ。
ドラゴンは怒りも露わにさゆるを殴りつけにかかるが、その腕めがけて梢のダイナミックスイングが炸裂した。
攻撃力に全てを費やした彼女のパワーは、その脆弱さと引き替えにドラゴンの腕力に匹敵した。
腕を強制的にはじき返されたことで、本能的によろめくドラゴン。
しかし直後に振り込まれた巨大な尾による薙ぎ払いで、梢やさゆるたちは建造物ごとまとめて吹き飛ばされていく。
そんな光景を……。
「もう始まってるみたい」
別の建物から観察する者たちがいた。
目をこらして状況を探る夏朝。
その左右で戦闘準備を整える魁と絵梨菜だ。
「俺たちで力になれることはありそうか?」
「うん、多分。ドラゴンの動きが激しすぎて近づきづらいみたい」
「動き回って攪乱したらいいかな?」
やるよ? という顔でステップをふみはじめる絵梨菜。
魁は暫く考えてから、絵梨菜と夏朝の顔を見た。
「俺に考えがある。力を貸してもらえないか」
塔の上から状況を見ていた修は、梢や魁の動きから狙いの全てを察していた。
「なるほど。そういう狙いか……」
「シュー君、わかるのです?」
「ドラゴンを倒したいって気持ちが同じなら、とるべき行動は決まってくるからね。ここは居合わせた仲間たちを信じて、動きやすいようにフォローしていくことにしよう。美咲紀、俺を抱えて飛んでくれ」
「はいはいっ」
なぜにとは問わず、修を抱えて塔からダイブする美咲紀。
途端に修は塔のあちこちに仕掛けた時限式の爆発魔法を起動。
塔がドラゴンめがけて倒壊し、膨大な重量をもってドラゴンに殴りかかった。
一方で美咲紀はもちまえの頑強さでもって民家の屋根へ突入。テーブルを破壊しながらごろごろ転がると、その場に修を投げ出した。
「ふう。なんだか今日はやたらと壁を壊してる気がします」
「けどナイスな立ち回りだ」
修が外を見やる。
塔の直撃でひるんだドラゴンへ、魁と夏朝が駆け寄っていく。
夏朝はネコシールで自重を軽くすると、追加効果でもってシールを発射。ドラゴンへと貼り付ける。
「今だよ――!」
「ああ」
魁は片手ででもって前髪を大きくかきあげると、鋭くドラゴンを見据えた。
息を吸い込み、オペラ歌手さながらのよく通る声をもって――。
「『跪け』!」
「――!?」
ドラゴンは突如としてその場に膝をついた。膝から崩れ落ちたと言った方が適切だろうか。それも夏朝が極端に重量を増したがゆえに煉瓦敷きの床を破壊しそのまま横向けに転倒した。
「この矢を試す時だな」
魁は両足でブレーキをかけながら弓に矢をつがえた。
限界までつるを引き絞り、狙いを定める。
満を持して放たれた矢は空を穿ち、ドラゴンの腹へと突き刺さった
黄金の矢から魔力が流れ、ドラゴンの身体をたちまちにしびれさせていく。
これが窮地であることはいかに強大なドラゴンであろうともわかるだろう。
咄嗟に彼らに首を向けると、炎のブレスを放射した――が、しかし。
「『アビス』」
割り込んだ月が空中に魔法のペンで魔術式を書き込んだ。炎の光でふくれあがった自らの影を実体化し、影そのものでもって炎を飲み込んでいく。
「はい、上むーいて!」
超高速のダッシュで近づいた絵梨菜が強烈なキックでドラゴンの下あごを蹴りつける。
むき出しになった急所。しかし硬い鱗が邪魔をしている。
だが、打ち抜けない堅さではない。
炎を恐れもせずに突撃していたさゆるが自らの剣を突き立てる。
まだ割れない。苦し紛れに腕を繰り出してくるドラゴン。
さゆるを叩き潰さんとしたその腕を、真白の翳した盾が受け止めた。
「その押せ押せな感じ。案外私たち気が合うかもね!」
「三人そろって極端すぎるんですよ」
後から飛び込んできた梢が、逆十字の鈍器を振りかざす。
要領はおわかりだろうか。
ノミをたてた岩に、金槌を打ち込むあのさまだ。
「がつんといきますよー!」
フルスイング。さゆるが絶妙な位置に突き立てた剣は鱗を破り、急所を露出させる。
狙うは今だ。
反動でのけぞったさゆるたちの代わりに、気配を消してギリギリまで接近していた冬華がエメラルドのナイフを構えた。この時のために道中でこっそりとゲットしていたアイテムである。
チャンスは一瞬。
冬華はぐっと息を止め、ナイフを急所へと突き立てた。
爆発のごとく吹き出した魔力の光が視界を埋め、大地を埋め、廃都を埋め……。
そして。
十人の冒険者たちは、ダンジョンの出口に立っていた。
市場を開いた人々が振り返る。
彼らの担いだその巨大な牙こそ、まごうことなき『ドラゴンの牙』。
ダンジョンの壊滅を意味するその姿に、なみうつような歓声がおこった。
けれど、この先のお話を語るのはよしておこう。
なぜならこの物語は『だんじょん&にゃらごん』。
ダンジョンから出た後のことは、また別のお話になるだろうから。
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あとがき
担当マスター:
青空綿飴
ファンレターはマスターページから!
お疲れ様でした。ローグライクな世界はお楽しみ頂けたでしょうか。
『魔王と勇者と悪しきドラゴン』といった世界観が一般化したおかげで、何周も回って色々な作品が世に出た昨今。ダンジョンという言葉だけでかなりイメージが定まったのではないでしょうか。
皆さんの好きな『ダンジョンもの』はなんですか?
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SF・ファンタジー
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10人
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2017年02月24日
参加申し込みの期限
2017年03月03日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年03月03日 11時00分
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