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■それぞれのダンジョン
ダンジョンといえば石造りの長い通路。並ぶ松明にところどころツタのはった部屋というのが定番である。
こちらのダンジョンもご多分に漏れない石造りで、ところどころに寝転んだ人骨が起き上がりリズミカルに襲いかかってくる。
見よ、石の剣を振りかざし叩き付けるこの動き。
対して絵梨菜はスライディングで地面と剣の間をくぐり抜けると、地面についた手を軸にして足払い。バランスを崩したガイコツへ流れるような立ち上がりからの膝蹴り。発展してのハイキックまでのコンボを叩き込んでいく。
蹴りの威力たるや、一発で骨を粉砕するほどである。身の丈サイズの建造物解体用ハンマーを毎回叩き込んでいる状態をご想像いただければ丁度いいだろうか。
かくしてみるみる粉砕されていくガイコツに魁は思わず唸った。
「目を見張るスピードだが、それ以上に恐ろしい威力だ」
「スピードタイプのファイターだからね。閃光のエリナって呼んで☆」
片膝を上げたままウィンクする絵梨菜。
スカートの短さがキック力に依存するというなんとも罪作りな特殊能力をもった絵梨菜。その特性が最も活かされるのが男性相手の戦いなのだが、魁は絵梨菜の軽く犯罪的な格好と振る舞いに全く反応を示さなかった。
むしろ能力の話を聞いて『なるほどそれは合理的だ』などと言う始末である。
「僕、知ってるよ。こういう人……」
身近に似た知り合いがいるようなことを言う夏朝。
そうこうしていると通路の脇や後ろを塞ぐようにガイコツが現われた。
「戦いの音を聞きつけたか」
ボウガンの狙いを定める魁。
その間に風のように走り出した夏朝がガイコツたちの間を駆け抜けてはネコのシールを一個ずつぺたぺたと貼り付けていった。
ブレーキをかけつつ、シールシートをピッと翳す。
「これはっ」
途端、ガイコツたちが急に体勢を崩し始めた、身体の一部が急速に重くなり、体勢を維持できなくなったのだ。
「シールを貼り付けた対象の重量を変える能力か。動きに非常にマッチしている。それになにより汎用性が高そうだ」
「でも持続時間が長くないから……今」
「了解」
魁はボウガンでもってガイコツを破壊。高速で次弾をつがえては次々にガイコツを打ち抜いていく。
ややあって、無数に現われ彼らを囲んでいたガイコツたちはがらがらと崩れ去り、あたりには残骸だけが残る有様となった。
息をついて辺りを見回す絵梨菜。
「ふう、なんとか片付いたね。けどどうしてこんなに沸いてきたんだろ。何か守ってたのかな」
「そうみたい」
夏朝は壁の一部を叩いて調べると、隠し扉を発見した。宝箱の隠された小部屋である。
巧妙に仕掛けられたワイヤートラップを手早く解除して、奥の宝箱を開いてみせる。
「これは弓矢か。黄金の矢が束ねてあるようだが……」
手に取ってみて、魁はしげしげと矢を観察した。
そしてふと夏朝の膝に目をやる。
「恵御納、怪我をしてるのか」
「さっきちょっとだけ。でも大丈夫だよ、このくらいなら」
「いや、女性に怪我をさせたままというわけにはいかないな。見せてくれ。薬の持ち合わせがあるはずだ」
魁はてきぱきと消毒液と傷薬を取り出すと、丁寧に治療を施しはじめた。
「……うん、やっぱり似た人を知ってる気がする」
ダンジョンがダンジョンと言われるゆえんはその広大さと不可思議さにある。石造りの通路もあれば大きな川や湖もあり、森もあれば城もありそびえる山と雲すらあるもはや意味不明な場所である。
ゆえに谷の岩を粉砕し、地面から見上げるほどの岩巨人が現われたとて驚くことは無い。
いや、驚く前に大抵の者はたたきつぶされて死ぬところである。
「なんてねっ!」
真白はダブルシールドを組み合わせ、岩巨人のパンチを受け止めた。
抜けた衝撃が長い髪を舞い上げ、地面を割って小石を大量に吹き上げていく。
大地が割れても己は割れぬ。
戦士特有の防御の堅さに加え、布や紙を硬化させる彼女の防御力がなせるわざである。
真白はぐっと強く踏み込むと、岩巨人を強引に押し返した。
よろめく岩巨人。
梢は巨大な逆十字型のポールウェポンを振りかざし、岩巨人めがけてフルスイング。
まるで聖職者めいた風貌とは裏腹に、強引に叩き込まれた逆十字が岩巨人の胴体を粉砕していく。
「哀れなモンスターよ」
振り上げ、頭部を粉砕。
「救済!」
振り下ろし、膝を粉砕。
「浄化!」
踏みつけ、胸を粉砕。
「唱導!」
粉々に打ち砕いた岩の残骸を蹴飛ばして、逆十字を肩に担いだ。
「蝶のように舞い、トロールのようにたたき割る。これぞ聖道というものですよねー」
うっとりと頬に飛んだ泥をぬぐおうとして、ぴたりとその動きを止めた。
岩陰になにかが見えたのだ。
何かというか、人の足である。
「真白さん、あれ」
「死体かな」
「……あえて言わないようにしていたことをあっさりと」
近づいてみるとそれはどうやら人の死体……ではなく、ギリギリ息のある女性であった。
「あれ、この人どこかで」
ふと気づく。ダンジョンの前で見かけたの姿。
「『死にたがり』の朝鳥さゆるだね」
時を若干遡る。
崖際で魔犬の群れに遭遇したさゆるは、次々と襲い来る敵を次から次へと切り捨てていた。
もとより頑強な身体と装備をした彼女である。腕に噛みつかれようが足に食いつかれようが物理的に引きはがし、片っ端から叩ききっていく。
そんなところへ、ボロ布を纏った巨漢が現われた。否、トロールと呼ばれる魔物である。手には棍棒を持ち、魔犬を叩きつぶしながら歩いてくる。
背後は崖。周囲には魔犬。そして迫り来るトロール。
さゆるはトロールから向けられた強烈な敵意に反応して、全身の力を漲らせた。
敵意に対応して反応速度が著しく強化されるという彼女の能力は、窮地においてなにより強く働いた。
頭部へ振り込まれる棍棒。常人なら二秒後には即死しているような状況だが、さゆるはスローな世界の中で棍棒をかみひとえで回避。相手の脇腹を切り裂きながら懐を抜けていく。
醜い悲鳴を上げて転び、崖を転げ落ちていくトロール。
しかし往々にして。
窮地を抜けた先には、次なる窮地が待つものである。
目の前に並ぶトロールの群れ。
本来なら逃げるべきその状況において、さゆるは無表情のまま突撃した。
彼女が『死にたがり』と呼ばれる、そのゆえんだ。
後の様子は、真白たちが見たままである。
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3人まで
シナリオジャンル
SF・ファンタジー
バトル
ゲーム
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年02月24日
参加申し込みの期限
2017年03月03日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年03月03日 11時00分
参加キャラクター一覧
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