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【ホワイトデー】平和ときどき怪奇?
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●時間 だいじ
ほぼ情報収集とか自身の存在を目立たなくする隠れ蓑的に通っている学び舎を、本日も無事終えた
夜海霧 楓
は現在、アフロを追いかけていた。
「勢いはーAfroでGO! 嬉しい事はーオスソワケの精神と聞くデス。とつげきー!」
もとい、
トワ・E・ライトフェロゥ
の護衛兼荷物持ち兼迷子防止の道案内としてついて回っていた。
『何故アフロになっているのか』などとはもはや楓は突っ込まない。彼女相手にツッコんでいてはキリが無いことを知っている為である。クライアントが無事であれば良しとする精神にて、この姿で現れたトワに全く動じることは無かった。
とはいえ、集中力は常にキリキリと働いているわけだが。
―― どうやったら角を2つ曲がっただけの公園を通り過ぎて九夜山の中腹まで行けるのか、誰か教えてほしい。
青森まで連れ戻しに行かなかっただけマシだが。
そう。一瞬の油断が(楓の任務的に)命取りなのを嫌という程味わっているのである。
『time is money、トキはカネモチデスシー。バレンタインのお返し、貰ってない人に渡しに行くマス』と、大量に発注した白猫黒猫クッキーを自身のクロネコ鞄と楓のバッグに詰めるだけ詰め込んで、寝子島中を本日は歩き回るつもりでいるトワ。
指示されたからとはいえ、高校の連中には先に大体配り終えていてよかった、と楓は心底思う。少しでもトワが散策する時間は短縮したいがゆえに。
よくいく雑貨屋さんの店長に、お花をおすそ分けしてくれる近所のお姉さんに、出会う人出会う人へと幸せのお裾分け。
旧市街に入ったところで、
鴻上 彰尋
の姿を見かけてはトワが当然の如く挨拶しにダッシュ。『走る必要はねえだろに!』と脳内で叫びつつしっかり後に続く楓。
「My friend's brother! アキヒロこにちわー」
「(ビクッ)……ああ、トワちゃんかこんにちは。お出かけかな」※一瞬の驚きを隠して彰尋もアフロにはツッコむのを控えた。
「Yes、今日はーWhite Day。トワもー配ってまわるマス!」
「そういえば楓からトワちゃんのクッキーもらったよ。すっごい美味しかった。改めて、ありがとうな」
「You're welcome♪」
「楓はさっきまでの学校ぶり」
「おう」
「(配って回るって……もしかして島中? 大変だな……)」
「(わかってくれるか)」
ほんの一瞬、彰尋と楓は視線で会話していたとか。
その数秒視線が外された隙に、トワが『アキヒロまたあそぶますデース』ともうすでに数m先で手を振っていれば、瞬間移動でもしてるのかあのちびすけ! と舌打ちして後を追う楓。その背中に、頑張れーと彰尋から生暖かい声援が飛ばされるのだった。
半分程配り終え、公園のベンチにて休憩を取っていると、ふと楓は周囲から人の気配が減ったことに気付く。
そして感じる違和感。寝子島に来てから、これまでも何度か経験したような、まるで異世界に入ったような感覚。
「おいトワ。何か違和感があるから気を付けr」
「カーエデー? 何デスー?」
続くであろう言葉が断ち切られたのにトワが視線をやると、空を見上げている楓に気付いて同じように首を上方向に動かしてみる。
すると。
「Candy rain.デス?」
「ああうん、雨じゃなくて飴か。飴かー」
不思議現象を華麗に受け止めた二人が居た。
―― っておいただの洒落かよ。当たると地味に痛ぇし。何の嫌がらせなんだこれは。
正確には楓の心中では大変正しいツッコミが成されていた。神魂も本望というものである。
「おいしそーな Candy あーめーデスネー。皆も食べてる事ですし―。トーワーも―トワも―食べるまー」
びしばしぶしっ。
いくつかキャッチしようとしたトワの、真上に降ってきたキャンディを楓が見事に平手で弾き飛ばした。そのまましれっと真顔でトワに注意を促す。
「毒かもしれないのでその飴食うなよ?」
「まわりーのみんな、good to eat、おいしい言うのー聞こえマース」
「よく見ろ。明らかに雰囲気変わったヤツもいんだろ。腹が減ったなら自分の持ってきたクッキーを食え」
「Boo! 用意したcookieはトワが食べるのではなく、皆に分ける物デスカラ手を付けナイデスヨー!」
トワを視界の端に捉えたまま抗議をスルーして、楓は飴を食べるのを試みた人たちを観察する。
……ぱっと見、元に戻るかどうかもわからんか。触らぬ神に祟りなしともいうし。
現状を思案していた楓の隣りでは、トワがむくれていた。
―― ぐぬぬ聞いてナイ。カエデはイタイケナ少女からアメを奪うオニのシュギョーをするマス。
諦めかけて視線を下に向けると、口の開いたクロネコバッグに見覚えの無い、星の形をしたクッキーが入っているのに気付いた。
―― star cookie? これトワのcookieじゃない気がするマス。
naice catchされてるデスカラー。これひとつーちょとだけナラー。
ぱっくんちょ☆
「トワ、とりあえず降ってきてる物には触れず、雲のないエノコロ岬まd」
楓、ここで己の失態に気付いた。トワの口が、表情が、美味しそうにもぐもぐ動いているのである。
痛そうに一度眉間に指をあててから、その小さな頬を両側からがしっと手のひらで抑えてこちらを向かせる。
「おいあほ姫。何を食べたか正直に言えば吐き出させたりはしないでおいてやる」
怒らないとは言っていない楓氏である。
事と次第によっては今後のトワへの学習も兼ねて、盛大な雷を落とす選択肢を己に残して問いかけた。
「Candy でないのが fall down するならいいんデスー」
「あーなるほどなー」
―― 確かに飴は食うなとは言ったがクッキーは食うなとは言ってない言ってないが流れで分かってほしかった。
棒読みで一息に続いた声は、楓の心の内のみにて響いていた。
俺のミスでもあるな、と潔く切り替える。まあ見てる感じ害はなさそうだと踏んで。
「berry delicious! カエデも―食べるとーいいと思うのデスー♪ Throw your hands up in the sky!」
「……」
「Let's set this party off right☆ カーエデー!」
「…………」
「フーーーーー♪ ☆〇△☆×ーー!!」
いかん。身体的害は無さそうかもしれないが、コミュニケーション的に問題がありそうな気がしてきた。
元々スマートな日本語というわけでは無かったが、それでもちゃんと会話が成り立つ(たぶん)ように返答は出来ていた。
が、キャンディの効果なのか、やたらと現在ハイになっているらしいトワからは、英語だけでなくもはや何語か分からない言葉すら飛び出てきている。
トワの兄と幼馴染な間柄というのもあり、英語において日常会話程度なら問題はないが、如何せんあまりに今のトワの発言はスピーディ過ぎた。聞き取るのがやっとな程に。
―― 空に手をあげろー、パーティを楽しむのでーす、って言ったか?
飴が降るこの状況はトワにとってひたすら楽しいものでパーティにも感じるであろうが、それにしたってこのはっちゃけようはこの後お返し配りにて誰かに会った際に、会話になるのかものすごく不安である。
「I've been here all day ~!」
「トワ。We're running out of time」
一日中ここにいるというような叫びを上げるトワに、努めて冷静に、簡潔なひと言を告げる楓。
途端、空を仰いでクルクル踊っていたトワの動きがピタリと止まった。
今日一日の目的、トワにとって今日何をすることが一番大事なのか、思考させるに十分な言葉を楓は分かっていた。
『俺たちにもう時間は無いぞ』
今のトワの脳裏に届くように、大袈裟に告げてみたところ効果はテキメンであったようだ。
「oh、そでした―まだ残ってるマス。カエデと一緒に配るのデスヨー」
「おう。ホワイトデーのお返しに付き合いますよお嬢様。さっさと配り終えて帰って寝ろ」
「家に帰ってもーまだ White Day 終わるないデース」
「あ?」
カエデ用のCandyをPresentするのデスー。
皆に配るクッキーとは別に、ちゃんと飴を部屋に隠しているトワ。首を傾げる楓に笑顔だけ返せば、再びスキップで歩き出した。
最後はー、suserpri☆ で しめくりマース。
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グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
恋愛
コメディ
定員
1000人
参加キャラクター数
41人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年03月01日
参加申し込みの期限
2017年03月08日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年03月08日 11時00分
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