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空想ラストバトル!?
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天使の翼を背に、
来島 アカリ
は
イッセン
の頭上へと。
眼下では、
優木 遥斗
とイッセンが、それぞれの武器を手に激しくぶつかり合っている。
(むー……俺も攻撃手段が欲しい、な)
相手の攻撃パターンのことを思うと、魔法の相殺にも使えるものがいい。
(それこそ……魔法、とか!)
魔法と言えば、アカリが真っ先にイメージするのは星幽塔だ。
次の瞬間には、アカリの手の中には杖が召喚されていた。水を操る、魔法の杖だ。
――挑戦者・来島アカリ、想像力熟成完了まであと僅かです。
無機質な声が響くが、アカリは怯むことなく杖を構える。
「よし、これなら……!」
と、アカリが表情が明るくした、その瞬間。
「わ、来島さんが魔法少女に!?」
蔓薔薇の壁の向こう、
椿 美咲紀
が瞳を輝かせて声を上げた。
「って、誰だ魔法少女っつったやつ! ちげーし!」
そもそも好きでやってんじゃねーし! というのがアカリの言い分である。
「うー……イッセンさん、覚悟!」
半分自棄になって、アカリは杖の先をイッセンへと突き付けた。
「っ、忌々しい!」
闇の剣を一振り、イッセンは遥斗と距離を取る。
そして、今まで相対していた戦士との間に《風の壁》を構築した。
「く……!」
棍を突如現れた《風の壁》に弾き返されて、僅かに体勢を崩す遥斗。
それを確かめて、イッセンはアカリを撃ち落とさんと《風の刃》を放った。
アカリもそれに合わせて杖を振り――水の球を相手の魔法へとぶつける。
弾けた水が、雨のように降ってイッセンの身体を濡らした。
「まだまだ行く、ぞ!」
小さな水の球が、イッセン目掛けて幾つも飛ぶ。
しかし、それらは剣で全て払われ、イッセンの身体をしとどに濡らすのみ。
「この程度か。すぐにトドメを……」
「敵は、棍使いと魔法少女だけじゃねえぞ!」
その時、《風の壁》を曲芸の如くに跳び越えて、
卯木 衛
がイッセンの背後を取った。
「っ……!」
「くそ、俺だって一撃入れてやる!」
振り絞るように叫んで、衛は想像力で生んだ『触れると電撃が走る剣』を構える。
(……って、思ったより重いなコレ!)
斬り掛かるも、ふらついた剣先はイッセンに軽くいなされてしまった。
イッセンが、薄く笑う。
「鼠には過ぎた武器だな。……先ずは、お前からだ」
「っはは……」
つられたように、衛も、唇から小さく笑い声を漏らした。
そうして、時間稼ぎのようにもう一度剣を構え直す。
「一閃さん! 駄目だ!」
蔓薔薇の壁のこちら側で、
恵御納 夏朝
が叫んだ。
(今の僕には、ろっこんは使えない。……想像力も)
それでもと、煌めく床を蹴って衛の元へと向かおうとする夏朝。
その肩を、
鴻上 彰尋
がはしと掴む。
「離して! 早く行かなくっちゃ……」
「大丈夫だから、落ち着いて」
宥めるような柔らかい声で、彰尋は音を紡いだ。
「卯木君達なら、大丈夫」
もう一度、繰り返す。
夏朝は、その時初めて、彰尋の片方の手に薄っぺらい本が握られているのを見た。
「それは……」
「ああ、台本だよ。即興で作ったんだ。2人分の、数分で終わるようなものをね」
口調や仕草もじっくり観察できたし、と彰尋は微かに笑う。
「じゃあ、俺は行くよ。……恵御納さんも、気をつけて」
夏朝の肩を優しく叩いて、彰尋はドームの向こう側――
アオイ姫
の元を目指して駆け出した。
その姿を見送って、夏朝は自身の胸に手を当てる。
(皆が、それぞれのやり方で戦ってるんだ……僕も、僕のやり方で、抗う)
夏朝は己に、想像力を使わないことを課していた。
その決意を知れば、悪魔達は夏朝にブーイングの嵐を送るだろう。けれど。
(――知った事か。一閃さん達も、僕等も、僕等の想像力だって)
狂った宴の主と、望んでその宴を観賞し嘲笑う外道達を喜ばせる為にはないのだと、夏朝は強く思っていた。
心の内にブブ・ベルゼへの強い怒りを渦巻かせながら、夏朝は胸にひたすら呟き続ける。
――想像力は使わない。
――想像力は育まない。
――僕達の想像力を……あの馬鹿の商品になんてしない!
夏朝が固く誓う一方で、美咲紀も複雑な思いを胸に眉を下げる。
美咲紀の耳にも聞こえていた彰尋の言葉には、確かな力強さがあった。
けれど、それでも厳しくなるばかりの目前の戦いは、美咲紀の心をざわざわとさせる。
「一閃さんが皆を傷つけるのはイヤなのです。だけど、一閃さんも傷つけたくない……」
互いに傷つけあうのを阻止したいと、胸に宿るのはそんな優しい想い。
でも、と美咲紀は真っ直ぐに前を向く。
「一閃さんを止めなきゃ、だよね。皆で、力を合わせて!」
美咲紀は、蔓薔薇の壁から、慈しむような手つきで薔薇を一輪摘み取った。
「私は私にできることを! 怪我をした人がいれば、すぐに癒すのですよ!」
これ以上想像力は使えないが、美咲紀には、癒しの力を持つろっこんがある。
「皆があおいちゃんを助けて、一閃さんの精神も解放してくれるのです!」
美咲紀はそう信じている。信じているから、自分の戦いに臨める。
美咲紀の顔には、いつの間にか、常の通りの明るい笑みが戻っていた。
薔薇の鞭を手に、戦局と――そして美咲紀のことも見守っていた
八神 修
がふっと笑う。
「美咲紀、俺も行くよ。卯木達の方も……それからここも、安心して任せられるからな」
言って、修もまた、アオイ姫の元へと向かった。
くるりと、美咲紀はまた戦場に眼差しを遣る。
衛とイッセンが互いに剣を構えてのこう着状態。
しかし、イッセンと違って、衛は重量のある自身の剣を上手く扱い切れていない。
衛へと向けられる剣の切っ先の迷いのなさに、遥斗もアカリも、下手に動けずにいた。
「……ずっとこうしているわけにもいかないな。終わりだ、鼠」
痺れを切らしたように、イッセンが動く。
鋭い一撃を何とか受けて、衛は爪先で床を軽く蹴った。
そのまま後ろへと跳躍すれば、たたらを踏んだイッセンに俄かに隙が生まれる。
「アカリくん!」
応じる代わりに、アカリは片目を瞑った。
ろっこんが発動し、パチパチと、閃光や稲妻を思わせるようなエフェクトが辺りに散る。
攻撃力はないが派手なエフェクトに、イッセンが確かに怯んだ。
その瞬間には、衛はもうイッセンの真上に跳び上がっていて。
「一閃さん! 『そこに穴があるだろう?』」
「……!?」
途端、イッセンの足元に、深い穴が現れる。
がくり、その身体が物理法則に従って落下を始めた。
(驚いてる瞬間に、豊かな想像力が働く人間なんてそうそういねえだろ)
あとは畳み掛けるだけだと、衛は電撃の効果を纏った剣を抱え込む。
――挑戦者・卯木衛、想像力熟成完了まであと僅かです。
響いた声を無視して、衛は声を張った。
「一緒にビリビリ痺れようぜ、一閃さん! ――『俺の体重は、すっげー重い!』」
瞬間、イッセン目掛けて、猛スピードで落下を始める衛の身体。
――挑戦者・卯木衛、想像力熟成完了しました。
声が、どこか遠く遠くから聞こえる。
(……アオイ姫の回復とかは、きっと彰尋くんがなんとかしてくれっし!)
そう思ったのを最後に、衛の意識は完全に途絶えた。
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担当ゲームマスター
巴めろ
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シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
SF・ファンタジー
バトル
神話・伝説
定員
15人
参加キャラクター数
15人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年03月06日
参加申し込みの期限
2017年03月13日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年03月13日 11時00分
参加キャラクター一覧
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