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第一回、思いつきの釣り大会!
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【いざ、浜焼きバーベキュー!】
さて、日も落ちてすっかり公園はバーベキュー一色の空気と変貌していた。
公園の一部にバーベキューの広場を作り、そこにいくつか座って食べれるスペースを設けていたのだ。
既に料理を始めている生徒もおり、既に用意されていた材料と、生徒が持ち込んだ材料。
そして、自分たちで釣った魚が焼けるいい匂いがしていた。
生徒たちはみな、思い思いに夕食を楽しんでいる。
「はーい、食べたままでいいから聞いちゃって。優勝者の発表よ」
理事長の言葉に、一応皆は耳を傾ける。
「優勝者は、33ポイントで
亜魚隈 猯利
さんよ! はい、これ優勝記念の釣り竿ね、今日使ったやつよ、記念に持ち帰ってね? 見事に大物が沢山釣れたわ」
猯利は頷くと釣竿一式を受け取った、このへんのやりとりはスムーズなものである。
たかれるフラシュはご愛嬌で、一応ながらも拍手は起こった。
「賞品ってそれかよ……」
庚の呟きを知ってか知らずか、理事長はこう続けた。
「という訳で、あとは食べて飲んで騒ぎなさい! 以上!」
おー! という声と共にそれぞれの感謝を捧げて食事が始まった。
「おっしゃっ。やはり釣りより料理のが面白え、まずは塩焼きだな」
瞬平は早速自前の料理道具を取り出すと、持ってきた包丁でさばき始めた。
その手際、さすが寝子島☆美食クラブといったところか。美食クラブ五箇条を胸に、今日も日々邁進するのである。
「では、お刺身は私がやりましょう。それと簡単にできる旅館の味を皆さんに味わっていただきたいです」
治は自らの腕を若女将として振舞う、丁寧で繊細なその腕は、まさに跡取りにふさわしい。
二人はなかなかやるなと、お互いを見合った。
「では、ボクはちくわ担当!」
「すばるさんはこっちね」
ちくわを装備し、いざ突貫せんとしたすばるを毬藻仔はマーク。このへんは見事な連携といえよう。
「ほら、せっかくの料理だから食べなきゃねぇ」
「(こくこくッ)」
「ほら、ジーナさんだって賛成しているよ」
すばるが連れられてきたスペースに座ると、そこには既にジーナがおり、出されたクロダイの塩焼きを美味しそうにほおばっていた。
少し注意してみれば、その頭の上にハートマークが大量に浮かんでいるであろう、嬉しそうな笑顔だった。
「あぁ美味しい……いつまでのくよくよしても仕方ないし、うんっ頑張ろう!」
その向こうのスペースでは理事長に敗北した日向が元気をつけるように、野菜と魚のサラダや、ハゼの素揚げをほおばっていた。
「……美味しい」
そのすぐ対面には、アガサが座っている。こちらはマイペースにお刺身を食べている。
「ってことで、アガサちゃん、やっぱり大会はトトカルチョだよね!」
「……懲りない」
「うぐっ」
容赦がない一言にちょっと現実に戻りかけた日向。
「……おら、焼けたぞ。食え」
そのとき、さっと気遣うようにお皿が差し出された。
お皿には、色とりどりの天ぷらや、穴子の串焼きといったものがのっている。顔を上げるとそこには庚がいた。
「ありがとーーーッ!」
「分かったから、その、離れてくれ……」
日向に両手を満面の笑顔で思いっきり上下され、庚は大いに戸惑う。その光景をアガサはのんびりと見ていた。
「……ん」
アガサは軽く嬉しそうに頷くと、騒ぐ二人から自分のお皿へと視線を映した。
「……おかわり」
しょんぼりである。
「はい、おかわりね?」
と、スペースに次の料理が運ばれてきた。お皿を持っているのは水姫である。
嬉しそうに食べ始めるアガサをちらりと見ると、水姫は自分も食べようと場所を探した。
「せ、先輩」
そのとき、地面から弱々しげな声が聞こえた。
「ど、どうしたの?」
「は、はら減った」
倒れていたのは昼間に勇姿を見せた旭だ。
水姫はなんでそんなにボロボロなのかは問わず、そっと自分のお皿にあった刺身を分けてあげた。
「う・ま・い・ぞー!」
旭復活。
「旭さん、葵さんもー。よかったらこっちで食べるー? みーちゃんさんもいるよ」
「そうそう、一緒に食べましょう!」
優は一通りの写真を撮り終え、睡蓮と合流していた。二人揃って声をかける。
「釣り大会お疲れさま、釣果はどうだった?」
早速一緒に座った水姫が話を振る。
「俺は人を釣った気分や」
「あははー、活躍してたものねー写真いっぱいとれたよー」
早速、旭と優がそれぞれの報告をする。
「わ、わたしも釣れましたとも!」
「そうだね、教えてくれたよね、面白かったよ」
それぞれ料理を手に、ふと今日のことを語り合う。
わいわいと、今日のことを語り合うことはどれほど尊いことだろう。
そんなことをふと水姫は思ったが、その想いはちょうど湧き上がった歓声と共に胸の中へと消えた。
ふと、視線をそちらにやると、そこではすばると治がそれぞれ大きなまな板の上で猯利とアガサが釣り上げたスズキの解体ショーを始めている。どちらも60cm以上ある大物だ。
「お、盛り上がってきたで!」
「ふむん、すごいですね」
旭と睡蓮はそれを見てわっと盛り上がり、その光景を水姫は楽しそうに見る。
それを見て、また取りたい写真が増えたなと優は思った。
一方、それとはまた別に楽しむ集団がいた。
「ふむ、バランスはよく栄養を取らなければいけないわよ。科学的根拠もあるわ」
「うむ、食とは即ち、一生の間必要なものだからな、その不規則をここで鍛え直してやろう」
「ちょっ、だからといって、野菜ばかりもらないでよ! 野菜ばっかじゃん!」
信彦は最初っからずっと魚を食べていたが、途中でそれを美野梨と祭に見つかり、お皿に一方的に野菜を盛られている。
ある意味幸せなのだが、今は不幸ともいえよう。
「あんまりやると、信彦君が困っちゃうよ」
「もう困ってるって!」
焼けた魚を配りながら、雅人が一応はたしなめるが、その声はのんびりと穏やかだ。
しかし、やはりこういう場であるのか、何処か開放的にも見える。
「ふむふむ、男性の食物摂取の限界量を確かめてみたかったのだけど」
「……さすがにそれは、容赦がないな」
そう言いつつも、ばっちりと仲良くなっている二人である。
雅人もそんな二人を見て、安心したように笑った。
「俺は? ねぇ、俺は!?」
……約一名の魂の叫びがバーベキュー広場に響きわたった。
そんな騒ぎをふと、後ろにしながら猯利は再び釣り糸を垂らす。
既に陽は落ちており、寝子島の海は黒へと徐々にその姿を変えていった。
月の光がぽっかりとその波間に浮かび、雰囲気は十分に出ている。
ふと、後ろから自分を呼ぶような呼び声が聞こえた気がした。
しかし、猯利は微笑んだだけで再び釣りに没頭する。
そこには、確かに日常があったのだから……。
終わり
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あとがき
担当マスター:
じんの
ファンレターはマスターページから!
ようやく一作目が終わりましたPBW記念すべき一作です。
みなさんのプレイングが本当に面白くて、もっと頑張らなければと思いつつ
あわあわと一作目をなんとか書き上げました。なんとか形にしました……。
今後も精進していくので何卒よろしくお願いします
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
じんの
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
スポーツ
動物・自然
定員
30人
参加キャラクター数
17人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2012年12月08日
参加申し込みの期限
2012年12月15日 11時00分
アクション投稿の期限
2012年12月15日 11時00分
参加キャラクター一覧
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