this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
駄菓子屋のプリンセス
<< もどる
1
…
6
7
8
9
10
…
12
つぎへ >>
いま、維都月茉菜が抱いている充実感は、長距離マラソンを走り終えたランナーとか、長く奮闘していた像を彫り終えた芸術家とか、そういったものに近いと思われます。
「ヨーグルト……たくさん! 他にも美味しそうな駄菓子がいっぱい……」
幸せ、その一言です。
「いやあ、壮観だ。三千円も使ったら、駄菓子屋ではまるで王族だよね」
新井すばるも嬉しそうです。一個三十円の小さなヨーグルトは買い占めました。見たことのないお菓子や面白そうな飲み物もいっぱいです。アイスも小さいのがぎっしりあります。もちろん、ポリポリとおいしいポテトスナック『がじゃりこ』もしっかり買っています。これらのほとんどは、すばるが選ぶのを協力したものでした。
「でもいいの? お礼しなくって」
「ヨーグルトをひとつもらったじゃないか。それで十分。駄菓子を愛する同好の士が増えたようでボクはそれで満足さ。さ、アイスが溶けないうちに早く帰ったほうがいい」
うん、とうなずいて茉菜は店から出て行きます。
「ありがとう! また学校でね!」
なんだか眩しいような目をして、すばるは彼女の背を見送っていました。
「……って、月詠ちゃん、こんなところ描いて楽しいかい?」
「うん。楽しい。だからすばる、気にしないで買い物して」
現在、すばるのことを旅鴉月詠が一生懸命、スケッチブックに描写しているのです。
月詠はさきほどまで座敷にいてスケッチブックをひろげ、エレナたちを描いていたのですが、満足のいくものができたのか、会釈してその場を離れました。そして、友人でもあるすばるが茉菜と菓子を選んだり、彼女を見送ったりするのをデッサン対象に選んだのでした。
「そんなこと言ってもなあ……」
なんだか落ち着きません。まあそれはそうとして、すばるはお土産を買いたいんだと店番のゆづきに話しかけました。
「今日来れなかった友達のためにね。なんにしようかなー、ネコ好きの女のコなんだけどさ、おすすめある?」
へえ、とすばるは関心をもちました。ネコ型グミキャンディーがあるというのです。
「ああ、肉球形もある」
月詠が気づいて示してくれます。
「いいね、それもらうよ。新商品なんだろうね、透き通ってて、なんかキラキラの宝石みたいに見えるね。うん綺麗、喜んでくれるといいなー」
「はいすばる、その笑顔のまま五秒動かないで……………………はい、描いた」
「うう、調子狂う……」
と言っていますがいつの間にか、すばるは月詠の存在を忘れ買い物を楽しみむのでした。
「って、わ、なにこれ? コロッケ消しゴム? ソースのにおいつき? これも買うわ。友達にコロッケ好きなコいてさ、渡したらこれ絶対口に入れるんじゃないかな? ははは、流石にないか」
と、文具としての役立ち度は限りなく謎のコロッケ消しゴムを買い、
「あ、このフエのラムネはボクの好物なんだよ、これ十個……いや、ミス研の連中にもあげようか……じゃ三十個」
ラムネの大口買い上げ(といっても激安ですが)をし、
「あとアイス棒ある? うん、アイスキャンディーじゃなくてジュースみたいので凍らせて食べるやつね。最近暑いから、これは妹にお土産……もう小六、うん急に大きくなったよ」
ひょいと一本つかむと彼は言いました。
「あ、凍ってなくて大丈夫。凍らせながら帰るから」
意味ありげにちくわをとりだし、ウインクしたのですがここで月詠から注文が、
「はい、そのまま十秒止まって」
「片眼つぶったまま十秒止まれってまた無茶を言うなあ!」
「モデルの宿命。はい我慢して……」
と言ってスケッチブックから顔を上げたところで、月詠はふと考えました。
――駄菓子屋につきものなのは何だろう?
お菓子はもちろんでしょう。けれど、玩具ではないかと思ったりもします。
おはじき、ビー玉も普通の玩具屋では見なくなって久しいですし、こういうところにしか置いていないガラス細工も気になるところです。
買っても遊んだりはしないでしょうが、たとえばスタンドランプなら、おはじきでカバーを貼り合わせて作ればステンドグラスのようにならないかと思いますし、アクセサリを作るにしたって、ビー玉の指輪やネックレスは馬鹿にはできない素材になりそうです。装飾を綺麗に施せば宝石と遜色ないできになるかもしれませんし……。買って帰って製作してみよう――そう月詠は決めました。
「あの月詠ちゃん……まだ……?」
すばるのことを忘れていました。ご丁寧に彼は、ウインクして笑んだまま固まっています。
「あと十秒」
「えーっ!?」
<< もどる
1
…
6
7
8
9
10
…
12
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
駄菓子屋のプリンセス
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
桂木京介
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年05月19日
参加申し込みの期限
2013年05月26日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年05月26日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!