this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
迷子の少年とボヤ騒ぎ
<< もどる
1
2
3
4
5
…
6
つぎへ >>
2
その頃、
青木 学
と
新田 亮
は旧市街にある
リリー
の隠れ家にいた。元は亮の父と祖父母が住んでいたが、今は借り手とていない一軒家だ。巧の下宿とは、かなり距離がある。
「ごめん! なさい!」
開口一番、学は土下座した。
「何か、あったんだな?」
「いやあ、それがさ……」
ははは、と事の重大性をどうにか誤魔化そうと、学は笑いながら光が行方不明になったことを説明した。
リリーの表情が、見る見るうちに険しくなっていく。
「いや、たぶん大丈夫~とかすごい気軽に言っちゃったけど駄目だったからね俺……」
嘘をついたつもりはない。大丈夫だと、学は思ったし、信じていた。だが結果的には、同じことだ。
外付けカメラを渡し、ろっこんを使っておけばとも思った。もっとも、対象の許可がないと使えないし、光本人に持たせたとしても、撮影しているだけなので行方を探す手掛かりになるかは分からない。景貴に持たせていれば、何か分かったろうか?
しかしこれも、後の祭りだ。
「でも、でもさ」
それでも、諦めきれない。学は知っているのだ。「今」の光を。
琥珀(こはく)
ではない、光を。
「光は東門に懐いてるし、今は子供なら、『育て直す』ことも可能だと思うんだよ。琥珀がどうしてそんな酷い奴になったのか分かんないけど……もし記憶がないんだったら、東門や俺たちで真っ当な人になるように子育てできるかもしれないじゃん。確かに力は凄いけど、やっぱり扱う人次第だよ、ああいうのは」
「そこなんだ、知りたいのは」
リリーは怪訝そうに眉を寄せた。
「何度も言うが、ここは俺たちの国なんだ。手を借りるのは吝かではないが、お前一人に任せるわけにはいかないし、出来ればこっちでどうにかしたい」
「そんなことを言っている場合か!」
「じゃあ訊くけど、そっちの世界では大人数で戦って苦戦したんだろう? 勝てるのか?」
「今なら……」
「子供を相手に?」
リリーは唇を噛んだ。
亮は嘆息した。思った通りだ。
「私たちに戦う力はあまりない」とリリーは言った。おそらく、彼女たちは戦闘能力をあまり持たないのだ。そして、幼気な子供を襲えるほど、冷酷にもなれない。
「協力はする。だから、いくつか質問に答えてくれ」
リリーはしばし亮を睨んでいたが、やがて座り直すと亮に向き直った。それを了承と見て、亮は尋ねた。
「琥珀の特殊能力や戦闘スタイルはどんなものだ?」
「“破壊”だ。意思だけで、ありとあらゆるものを壊す。物だけでなく、生き物も。草花など、奴にとっては石ころ同然だった」
「それは人も、か?」
リリーは頷いた。
「草花よりは難しいようだし、ある程度近づかないと無理なようだがな」
「弱点はないのか?」
「今言ったように、距離を取れば左程のことはない。だが、近付かなければ倒すのは難しいだろう?
アイリス
様――私たちのリーダーは、己が身を犠牲にして倒したのだ」
「どうやって?」
リリーはかぶりを振った。遠くから見ている限り、その手段はリリーには分からなかった。ただ、アイリスの姿が消え、琥珀もまたどこかへ去ろうとしていた。その瞬間、リリーはトドメを刺すべく近づき、気が付くと寝子島にいたのだ。
「琥珀ってのは、どんな奴なんだ? 性格とか、発言とか」
「気紛れ、だな。気に入った者や仲間にはとことん優しい。一方で、敵には容赦ない――というより、気に入らないものを躊躇なく破壊する」
「具体的に琥珀は何をしたんだ?」
「破壊だ。何もかも。土を、花を、全ての命を。奴らは何もかもを壊し、無にしようとしていた」
「なぜ、そんなことを」
分かるものか、と吐き捨てるようにリリーは言った。
「ある日突然、奴は仲間と共に現れた。我々は歓迎した。新しい命だと思ったからだ。だが、奴らは――破壊したのだ。全てを」
“破壊”する力――それは紛れもなく、光の能力に通じる。
今、巧には外付けレンズを渡してある。光と再会できれば、後でその様子をリリーに見せることが可能だ。だがその時、何が録画されているかは、まだ分からない。故にそれを話すのはやめた。
「お前たちが今の奴に期待する気持ちは分かる。私には責めることが出来ない。だが、同じ轍を踏まないように気を付けろ」
それに、とリリーは続けた。
「同じような気配をもう一つ感じる。気のせいならいいのだが……」
<< もどる
1
2
3
4
5
…
6
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
迷子の少年とボヤ騒ぎ
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
泉 楽
前回シナリオ
期末試験をクリアせよ!!
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
日常
SF・ファンタジー
バトル
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年02月08日
参加申し込みの期限
2017年02月15日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年02月15日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!