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何でも屋『いぬもり』の日常
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体重――それは、乙女を悩ませるある種最大の敵。
「はう。少し体重増えてきた!?」
タニニャの体重計の上で、
椿 美咲紀
は頬に冷たい汗を伝わせた。
過去の体重を記録し、スマホ連動でその記録が見られることに加え、更にアプリによるグラフ化まで。
昨今の優秀な体重計は、体重の増加を見逃さない。
「あん、じんわり右肩上がりなのです。これはゆゆしき事態なのです。でらやばい……」
改めてスマホをチェックして、美咲紀は思いっ切り打ちのめされた。
「乙女なら、誰しも1度はこんな悩みを持つモノなのです……って、うう、どうしよう!」
そんな時、美咲紀の視界に入ったのが、郵便受けに入っていたのを回収したチラシ。
お悩みお聞かせください! の文言が、今の美咲紀には輝いて見えた。
「くちコミで何か効果的なダイエット方法知っているとか、減量方法を健康的ダイエットに転用とか……」
いいアイデアに導いてくれるかもしれません! と、ぐっと拳を握る美咲紀。
いつでも元気印の美咲紀、こんなことではめげないのである。
「いざ、妙案を求め『いぬもり』へゆくのです!」
そうして美咲紀は、早速何でも屋『いぬもり』へ。
昔ながらのという様子の店の中へと足を踏み入れるや、
「初ちゃん!」
美咲紀は、店番をしていたらしい
犬杜 初
の手をがしっと握った。
「な、何よ突然!?」
「健康的に! 体重を減らす方法ってありませんか!? 出来ればバストアップも望めるようなですね……」
「……ああ、ダイエットの話ね」
成る程、というふうでにやりと笑う初。
美咲紀は縋るようにして、言葉を続けた。
「ずっと続けている牛乳ダイエットは胸より骨が丈夫になっているようだし……」
残念ながら、美咲紀が狙ったのとはちょっと違う効果である。しょんぼりだ。
「何かいい方法、知らないですか?」
「むぅ、女子の永遠のテーマよね……うーん」
初が口元に手を宛がったその時、
「……初? お客様か?」
と、階段を降りる音に続いて、
犬杜 一閃
が奥の座敷から顔を出した。
「あっ、一閃さん! 実は……」
初にしたように悩みを打ち明け掛けて、はっ、と美咲紀はギリギリで思い留まる。
(こ、こんな相談を男性の一閃さんには出来ないですぅ……!)
しかし一閃さんのアイデアも拝聴したい……と美咲紀は考えて考えて、
「一閃さん! 『胸のボリュームを減らさず健康的に体重を減らす方法』ってないですかね!?」
そう相談すれば問題ないよね? ないはず! と、ずずいっと一閃に迫る美咲紀。
一閃が、神妙な面持ちで首を軽く傾けた。
「胸……のことは俺にはわからないな」
「うっ。で、ですよね……」
「だが、健康的に体重を減らしたいなら、バランスのいい食事と運動が必須じゃないか?」
やっぱりそういう結論に達するか……と、ちょっと達観したような目になる美咲紀。
一閃が、不思議そうに益々首を傾げた。
「……何か、おかしなことを言っただろうか」
「もう! お兄ちゃんはちょっと黙ってて! 女心ってものがわからないんだから……」
唇を尖らせて、初が美咲紀と従兄の間に立ち塞がる。
くるりと振り返って、初は美咲紀の手を今度は自分から握った。
その双眸には、めらめらと炎が燃えている。
「お兄ちゃんは頼りにならないから、ういに任せて!」
「う、初ちゃん……!」
ここに、女子高生2人のダイエット同盟が結成された……の、かもしれない。
「そ、それで初ちゃん、私はどうすれば!」
「例えば、もやしダイエットとか! 夕飯だけ、白米の代わりにもやしサラダを食べるの!」
「初、俺はきちんと米を食べた方がいいと……」
すっかり蚊帳の外の一閃が言い掛けるのを、初は完全に無視した。
「おかずは普通に食べていいし、もやしは味を変えたら意外と飽きない! ういは前にこれで……」
ごにょごにょと耳元に囁かれて、美咲紀は思わず「ええっ!?」と声を上げる。
「そ、そんなに痩せたのです!?」
「まあね。で、落ちた体重を維持するには、カロリー控えめの食事?」
「うーん……腹もちのいい食材をゆっくり良く噛んで食べれば、大丈夫かなぁ?」
それか、筋肉もっと増やす? なんて腕を組む美咲紀へと、一閃がぽつぽつと言った。
「確かに、筋トレは体脂肪を燃焼しやすい状態にするとも聞くが……継続が大事とも言うな」
「な、成る程……! 色々勉強になるのです!」
「まあ、ういもお兄ちゃんもそっち方面はプロじゃないから参考程度にね」
初がそんなふうに言葉を結び、「ありがとうなのです!」と美咲紀は笑顔を煌めかせる。
「あ、健康的な食事のレシピも教えてほしいのですよ!」
「いいけど、どういう感じのがいいの?」
「どういう……ハッ! ここは、そう! バストアップが! 叶っちゃうようなですね!」
勢い込んで瞳を輝かせる美咲紀を前に、初は、困ったように従兄と顔を見合わせた。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
巴めろ
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年01月29日
参加申し込みの期限
2017年02月05日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年02月05日 11時00分
参加キャラクター一覧
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