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何でも屋『いぬもり』の日常
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チラシを見て、
八神 修
はすぐに
犬杜 一閃
と
犬杜 初
のことを思い出した。
(へえ……何でも屋かぁ)
足が向いたのは知人に会う為と、それから、一つ頼み事をする為。
果たして、古い戸の向こうには見知った顔が待っていて。
「チラシを見て店があることを知ったんです。暫く振りですね」
「ああ……あの時は世話になった」
ふっと柔らかく微笑する修へと、訥々として一閃が言った。
修は自分から『あの時』の話には言及しない。
(特に一閃さんは、初さんを心配して悩んでしまうかもだしね)
それに、修からしてみれば、寝子島で知り合い直せることの方が嬉しかった。
一閃の方もそれ以上『あの時』のことには触れず、修は、店の中を軽く見回す。
昔懐かしの、という雰囲気の店内は、親しみを感じさせるような様相だった。
「凄いですね。何でも屋という事は依頼の内容は広範囲に?」
「……ああ」
相変わらず寡黙な一閃の短い返事に、修はならばと頷き一つ。
「実は、ひとつ頼みたい事があるんですが……」
修の話は、家に三頭の雄犬を飼っているというところから始まった。
「カエサルとカールは成熟した大人なので落ち着いてるけど……」
一番若い柴犬のカーキーは、猟犬の訓練もしていて血気盛んなのだと修は説明する。
店の椅子に腰掛けて話を聞いていた初が、
「犬の散歩? それとも、何か直したい癖があるとか?」
と、口を挟んだ。いや、と首を横に振る修。
「毎朝一緒にランニングしてるんだけど、最近寄り道したがるんだ」
この前公園に行ってから、どうもおかしい……と修は顎に手を宛がった。
「謎を解明したいと思っているんです。解決方法はお任せできればと」
不思議な依頼に、初が、ちらりと一閃の顔を見る。
一閃の方は、特に迷う様子もなく頷いた。
「わかった、力を尽くそう。……カーキーに会うことは可能だろうか?」
「ええ、それは勿論」
そうして、カーキーを連れた修は、一閃達と改めて合流を果たす。
「わああ、可愛い! カーキー、おいで!」
しゃがみ込んで、顔を輝かせながら手を広げる初。
(無暗に近付きすぎない辺りは、一応彼女も、何でも屋の一員って感じか。犬を預かることもあるようだし)
そんなことを考えていた修へと、
「ね、この子、ういが連れてもいい?」
と、初の声が掛かる。構わないよ、と、修は笑みを返した。
「もしかして、何か作戦が?」
「作戦っていうか、とりあえずその公園に行ってみたらいいじゃん、って。で、ひたすら待つ!」
「待つ?」
「そう、いつも散歩に行く時間をね。ねえ、何時くらい?」
「ああ、それは……」
言葉を交わしながら、修達はカーキーを連れて件の公園へと。
ベンチに座って、軽く言葉を交わしながら、3人は時間が来るのをのんびりと待つ。
「そういえば、俺は隠れた方が良いだろうか。って、犬は鼻が良いから隠れるだけ無駄だよなぁ」
「……あれ? ちょっと待って!」
苦笑混じりの修の言葉を、初が真面目な声で遮った。
散歩の時間になってから、暫くして。
カーキーが、そわそわと空気の匂いを嗅ぎ始めたのだ。
やがて――目の前を通り掛かったのは、若い女性が連れたトイプードル。
尻尾を振り振り、カーキーが嬉しげに鳴く。
一閃が、ぽつりと言った。
「……遊びに誘うポーズ、だな」
「と、いうことは……」
「あの子が気になるんだ! ほら、早く行かないと!」
初が、託されていたリードを修の手に握り込ませる。
修が女性に恙無く話し掛け、カーキーは無事、トイプードルと友達に。
そして、女性とトイプードルと別れた後。
再びベンチに腰を下ろして、修は、カーキーの頭を優しく撫でてやった。
「成る程……あのトイプードルが気になって仕方なかったんだな」
「あの子、女の子だったわね。もしかして、恋の予感?」
「さあ、それはまだわからないけど……」
カーキーに友達が増えたのも自分に犬の飼い主の知人が増えたのも嬉しいと、修は笑う。
「2人共、今日はありがとうございました」
丁寧に礼を言って包んであった礼金を渡す修の傍ら、カーキーが「わん!」と鳴いた。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
巴めろ
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年01月29日
参加申し込みの期限
2017年02月05日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年02月05日 11時00分
参加キャラクター一覧
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