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何でも屋『いぬもり』の日常
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何でも屋『いぬもり』の扉を潜った
サキリ・デイジーカッター
は、
「やあ、久しぶり。クローネの世界の時以来だね」
と、見知った顔を2つ見て留めて、ふっと口元に笑みを湛えた。
今日は客として来たんだと、サキリはチラシを、店内のテーブルの上へと乗せる。
そのチラシに出会ったサキリは、
犬杜 一閃
と
犬杜 初
に改めて会いたいと思った。
そして、仕事を依頼してみようと思い立ったという次第なのである。
それと同時に、彼等の働きぶりを見たい、という考えもあった。
「で、お客さんってことはお仕事を持ってきてくれたのよね?」
初が、相も変わらず強気に言う。
一閃が彼女の名を呼んでその言い様を窘めるのを前に、サキリ軽く肩を竦めた。
「勿論、仕事ならあるさ。2人に、どうか僕の悩み解決を手伝って欲しい」
言って、サキリは店の主である一閃へと顔を向ける。
「僕が住んでいる猫鳴館はオンボロでね。ガタが来ている場所は住人達が修理して使っているけど……」
配線関係など中々に塩梅の難しい部分もあると、サキリは手短に説明してみせた。
「そういう次第で、点検や補修作業を手伝って欲しい。僕も作業に携わるよ」
――傍で、何でも屋としての仕事能力がどれ程の物かお手並みを拝見させて貰おう。
試すような言葉に、一閃はごく真面目な顔で頷きを返した。
その反応に、サキリは赤の双眸をすいと細めて笑う。
「そうでないとね。優秀なら、猫鳴館の仲間達に口コミで宣伝しておくよ」
「承知した。それで、お前の都合がいい日は……」
「ああ、自治会にも話を通さないとだから、例えば……」
スケジュールを詰め終わると、サキリは手持無沙汰にしている初の方へと振り返った。
「それと。今日は、君にも依頼があるんだ」
「……へ? ういにも?」
サキリの言葉に、初は幾らか驚いた様子だった。
目を丸くする初の目の前で、サキリはチケットを2枚取り出してみせる。
「そ、それは……!」
初がハッとするのを見て取って、サキリは口の端を上げた。
「そう、星ヶ丘のホテルでやっている春のスイーツバイキングの招待券だ。二枚ある」
「そ、それで……?」
「本当は従姉と行く予定だったのだけど、向こうが仕事でキャンセルになってしまってね」
このまま捨てるのは勿体無いし男1人で行くには辛い所だと、サキリは招待券をひらり。
こくん、と、初が事の行く末を案じるように喉を鳴らした。
サキリの唇が、音を紡ぐ。
「そこで、君に一緒に来て貰えないかと思ってね。君の様な可愛い女性と行けたら、光栄だよ」
是非お願いしたい、と、かんばせににこりと笑みを乗せれば、
「しょ、しょうがないわね! うん、お仕事なら仕方ないわよね!」
初は、必死になって言い訳めいたことを捲し立てた。
ちらり、彼女の従兄の方へと視線を遣れば、それに気付いた一閃が軽く頭を下げる。
(従妹をよろしく、ってことかな)
大丈夫だと笑みを返して、「じゃあ行こうか」とサキリは言った。
そうして、サキリは初を伴って星ヶ丘のホテルへと。
春のスイーツバイキングは、きらきらしいほどの様相だった。
「んーっ、超美味しい!」
「うん、どれもすごく丁寧に作られてるね。紅茶もいい香りだ」
紅茶もスイーツも、純粋に好いているサキリ。
この機会に沢山味わって楽しもうと、サキリの皿には色とりどりのスイーツが山盛りだ。
そしてそれは、初の皿も同様だった。
「いい食べっぷりだね」
「だって、あんたにどんな企みがあるのか知らないけど、こうなったら食べないと損だもん」
「企みなんてないよ。出来れば仲直りがしたいと思っただけだ」
サキリと初は、異世界にて、初対面でいきなり敵対することとなった仲だ。
成り行き上戦うことになったけれど、初を憎いとは思っていないとサキリは言う。
「僕は正直戦う事が好きだけど、人を無闇に傷つける事は良しと思っていない」
そこは解って欲しいというサキリの言葉に、初はあっさりと頷いた。
「別に、仲直りも何もないじゃない。あの時は利害が一致しなかったってだけでしょ」
加減されたってことはあんたの言い分も嘘じゃないだろうし、と、苺ショートをもぐもぐと口に運ぶ初。
「話が早くていいね。ああ、差し支えなければ、君の話を聞きたいな。一閃さんの事とか」
「別に、見た通りの人よ。保護者代わりだから感謝はしてるけど、過保護すぎて参る時はあるかなぁ」
「成る程。僕も、従姉に保護者をして貰っている身分なんだ。君の気持ち、少しは解るかもしれない」
「へえ、偶然。……まあ、何だかんだ言って、今は、ここでの生活は嫌いじゃないんだけど」
こういう美味しい依頼が来るとかね、と、悪戯っぽく初が笑う。
笑みに笑みを返して、サキリは、2人分の紅茶のおかわりを取りに立ち上がった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
巴めろ
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年01月29日
参加申し込みの期限
2017年02月05日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年02月05日 11時00分
参加キャラクター一覧
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