this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
せんせいといっしょ:早川先生編
<< もどる
1
…
3
4
5
6
7
【せんせいといっしょ】
「それじゃ、おつかれさまでしたー!」
はーいおつかれさま、気を付けて帰ってね、なんて同僚の声に送られて、
綾辻 綾花
はその日のアルバイトを終えました。
シマリス書店
は、シーサイドタウンにある8階建てのビルで、フロアの全てが本屋さんという大型書店です。見渡せば、あっちを向いても本、こっちを向いても本。本、本、本だらけ! 読書を愛する綾花にとって、ここは素晴らしいバイト先でありました。
(あ、そうだ。あの本、買っていこうかな)
お仕事がてらにチェックしていた本を買って帰ろうと、綾花はフロアを上ります。たくさんの本に触れられて、欲しい本を見つけたらすぐに買っていくことができるのも、このバイトの何ともありがたいところでして、綾花は大いに気に入っているのです。
(えっと、確かこのあたりに……あ、この本も面白そう。ああ、こっちのこれも……)
なんて、ついつい寄り道。いつものように、すっかり夢中になってしまっていたら、
「……あれ、綾辻さん? 良く会うね」
「っ、え? あ……珪先生!」
どきん。聞き馴染んだ声がするりと耳をくすぐって、綾花の胸は弾みました。
早川 珪
先生もまた、シマリス書店には良く訪れることがあるのだそうです。司書教諭としての情報収集のためでもあり、それにもちろん、もう少し個人的な知的欲求を満たすためでもあるのでしょう。
「そういえば、ここでバイトしているって言ってたね」
「はいっ。あ、もしかして、あのミステリーフェアのチラシを見て……?」
「うん、一度は覗いてみなきゃと思って。何階だい?」
「あっ、こっちです! 私、案内しますねっ」
ここぞとばかり、綾花はそう申し出ました。降って湧いたような、この幸運! アルバイト終わりに好きな人と過ごせる、このちょっとした時間に、綾花は感謝。先に立って、勝手知ったる店内を案内することにしました。
ミステリーフェアは、
先日
からの好評を得て絶賛継続中で、綾花はどれがおすすめ? なんて尋ねる珪先生へ、『自作自演探偵コネキネマ』を紹介してみました。どうやら興味を持ってくれたようで、彼はその1巻を手に取り、じゃあ読んでみることにしようかな、と言いました。
「そうそう、フェアといえば。この前のミニコーナー作りは、上手くいって良かったよ」
「ふふ、お疲れさまでした。珪先生の企画が良かったんですよ」
先日、図書室にて、参加者の生徒たちを募って催されたミニコーナー作りは、おかげでなかなかの盛況ぶり。いつもは静かな図書室がちょっぴり騒がしくはなりつつ、受付カウンターで図書委員のお仕事をしながら眺めていた綾花も、楽しそうで、一緒に混ざりたくて、うずうずとしてしまったものでした。
(……あ)
はたと、思い出します。
図書室でみんなと一緒に、精力的に動き回っていた珪先生。形作られていく魅惑の空間に、顔をほころばせる珪先生。
そんな彼の企画したあの催しに影響を受けて、綾花がここ、シマリス書店にこしらえることとなった、とっておきの成果を。
「あの。珪先生?」
「うん? なんだい?」
「見せたいものが、あるんです」
それはほかでもない、綾花のミニコーナー。図書室の、あの素敵なコーナーたちのかたわらに添えられていてもおかしくないくらい、綾花の大好きなものを詰め込んだ、宝石箱のような空間でした。
「へえ……! これを、綾辻さんが? すごいじゃないか」
「店長さんにお願いして、置かせてもらったんです。図書室でのコーナー作りを参考にして、作ってみました……っていうのは、ナイショですよ?」
なんて綾花は、にっこり。
題して、『にゃんこフェア』! 可愛らしい丸文字のPOP広告は、小さい『ゃ』の文字が、しっぽを振る猫のシルエットになっています。
メインとなるのは、綾花が心をこめて選び抜いた、極上の猫写真集たち。
「写真集のコーナーは、見てのとおり、ちょっと奥まったところにありますから。普段はあまりこのあたりを見ない人にも目に止めてもらえるように、いろいろ工夫してみたんです」
「なるほど、確かにね。これは立ち止まって、見てしまうな」
ずらずらずらりっ、これでもかと並ぶ愛らしい猫、にゃんこ、ふにゃにゃにゃにゃん!
写真集の下には、猫の形だったり猫が描かれていたり、猫関連のグッズたち。本を読むのに欠かせない栞に、厚手で良い手触りのブックカバーなどなど、さまざまな小物が一緒に置かれています。
猫好きの、猫好きによる、猫好きのためのミニコーナー。猫派には垂涎……そして綾花の苦心の成果を眺めて、珪先生は、
「頑張ったね、綾辻さん。良くできてるよ」
「あ……ありがとう、ございます。……♪」
にこやかにそう言ってもらえて、綾花の胸は、やっぱりふわふわ、弾んでしまうのでした。
「そういえば……珪先生のおすすめの本とか、ありますか? 普段、どんな本を読まれてるのかな、って」
「僕かい? そうだね、最近読んだ本で、綾辻さんが好きそうなものと言えば……そうそう、深見富実彦の『夢心地家族』が、なかなか面白かったよ。人間に紛れて暮らしている化け猫の家族が主人公でね、化け猫社会の風習や神通力を持つ天狗とのやり取り、人間との付き合い方に苦悩する様子なんかが、ウィットに富んだ調子で描かれてて。確か、アニメ化もされてるんだったかな」
「あ、それならあっちのコーナーにあったかも……! 面白そうですね、読んでみたくなっちゃいました。一緒に買っていこうかな?」
暗くなるまで、綾花は大好きな珪先生と一緒に、大好きな本に囲まれながら、思う存分おしゃべりをして過ごしました。
<< もどる
1
…
3
4
5
6
7
このページにイラストを設定する
あとがき
担当マスター:
墨谷幽
ファンレターはマスターページから!
墨谷幽です。『せんせいといっしょ』、早川 珪先生編のリアクションをお届けいたします~。
ついに、早川先生にイラストが! ということで、今回はそれを機に、シナリオを担当させていただきました~。なんてイケメンなんでしょう珪先生ったら!
確かに、『ホストクラブNYAROONの誇る指名ナンバーワン人気ホスト』とかなんとか、テキトーなことをでっちあげても通じてしまいそうな、ナンかゴージャスな雰囲気のスーツ姿ではありますけれど、そんな恰好であの真面目で優しい佇まいで、しかも図書室というホストとは対極にあるような空間を取り仕切ってる、優秀な先生だなんて。このギャップが何とも、たまりませんね!
これからも、早川先生にはますますご活躍いただきたいなぁ、と墨谷も思っております。でもひとえに、彼の魅力をもっとも引き出すことができるのは、PCの皆さんとの絡みや、プレイヤーの皆さまの素敵なアクションというわけでして。
今後も先生は様々なシーンに登場することと思いますけれど、皆さまぜひ、楽しく珪先生と絡んであげてくださいね!
それでは、今回もご参加いただきましてありがとうございました!
また次のシナリオでもお目にかかれますことを、心よりお待ちしております。
お疲れさまでしたっ!
↑ページトップに戻る
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
せんせいといっしょ:早川先生編
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
墨谷幽
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
学校生活
NPC交流
定員
15人
参加キャラクター数
14人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年01月26日
参加申し込みの期限
2017年02月02日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年02月02日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!