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Nekojima Nyantasy ~暗雲の章~
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■悠久世界
戦争というものは全てのものに影響する。
経済、メディア、主婦向け雑誌の表紙にまで。
当然ながら冒険者ギルドだって無関係ではいられない。
家庭を持つ者、金を求める者、立場を欲する者は帝国軍か反乱軍のどちらかに移り、両軍に対し自由な立場を主張する冒険者ギルドは自ずと荒くれどもが残るようになっていった。
そんなギルドのひとつ、酒場竜鱗亭を営む
服部 剛
は現状を大いに危惧していた。
彼の興味は『第二世界』。異世界浸食説は魔王討伐後の勇者たちから広められたまことしやかな噂だが、その手がかりとなるものは今のところほとんどない。いや、あるにはあるが元魔王城のど真ん中なので手が出せないのだ。
攻防整い世界樹まで埋まっているあの土地は、帝国軍と反乱軍が最も熾烈な奪い合いを繰り広げる現場なのだ。
よって、ギルドの壁には今も『世界を救え!』と書かれた依頼書がひらひらとしている。
達成の見込みが無いクエストは報酬の見込みもない。義理堅い冒険者がたまに手をつけてくれるが、進展はまだない。
「この依頼、まだ取り下げないんですか? こだわりますねー」
商売にやってきた
屋敷野 梢
が、カウンターによりかかって呟いた。
彼女は現戦争において特別な自由を獲得した人間の一人である。
魔王討伐の好機を便乗した彼女は流れる需要の変化を予測して大金を獲得。流れるように商売を全国規模に広げて膨大な経済血脈を獲得したのだ。食後に食べるビスケットから死後に入る棺桶までの流通を握った彼女を、今や帝国ですら脅かすことは難しい。
今は行商人をやめて元締めとして各地を飛び回っているが、たまにこうしてギルドに顔をだすことがあった。貴族受けする高価な品が流れやすいからという理由も、まああるのだが。
カウンターにグラスを二つ置いて、剛は苦い顔をした。
「まあそう言うなや。世界のためになんかしたいってのは俺なりのケジメなんや。第二世界を追っていけば、あの時戦うた連中にもまた会える気もするしな」
「お金になるならなんでもいいですけどねー」
グラスをとって口をつける梢。
「所で聞きました? 世界樹の実、どうやら見つかったみたいですよ」
「なんやて!? 誰や、誰のところにある!?」
第二世界の手がかりとなる世界樹。その実となれば重要なアイテムである。
身を乗り出した剛に、梢は歯切れの悪い反応をした。
「呪われた勇者」
現代における勇者は二人いる。
天命の勇者、
夢呼・ステイシー
。
呪われた勇者、
新田 亮
。
それぞれの理由で魔王討伐の旅を完遂し、大陸に平和をもたらした功労者として高くたたえられたのだ。
結果、亮はその対価として世界樹の実を要求した。
それが旅の目的だったのだ。当然の終着点である。
実をつかって自らに課せられた呪いを解いた亮。
はれて自由の身となった今、ギルドに張られた依頼をこなして生計を立てていた。
「久しぶりの依頼が、まさかお前とはな」
「そう文句を言うもんでもないぞ。お前にとっては因縁の場所だからな」
ローブをおさえていびつな森をゆくステイシー。
安いボウガンを背負っているが、逆に言えばこれくらいしか装備はない。
以前の戦いで高級な水晶を割ってしまったステイシーは、新たな水晶の獲得を次なる目標にしていた。
「水晶なら、その辺で売ってるだろう。ああいうのじゃダメなのか?」
「占いの確率を下げたいなら安物でいいだろうが、キッチリやるには最高級のものがいる。そういうのは、もう値がつけられないくらいのお宝なんだよ」
「値がつけられない、か……」
思えば亮が獲得した世界樹の実もまた、秘宝のひとつであった。
ステイシーはぎゅっと拳を握って振るわせる。
「世界樹の実があれば最高の水晶が作り出せたのに。くっ……俺も欲しかった!」
「仕方ないだろ。一つしか無いんだから」
「むう」
呪いを解かなければ死ぬという亮よりは、優先度の低い話である。
ゆえに、もう一つの実をゲットすべく元魔王城を目指していたのだ。
そこは今でも帝国軍と反乱軍が血みどろの戦争を続けている土地。
かつて見つけた氷の洞窟からこっそり行くほかなく、こっちはこっちでモンスター退治に手こずるのだが……。
「まさか魔王がまた出てくるとかないよな」
「そこの影から突然飛び出して『勇者!』とか叫ぶってか? はっはっはまさか」
「勇者ぁー!」
柱の影から魔王が現われた。
魔王っていうか
添木 牡丹
がボロ布を纏って現われた。
「「うわああああああああああああああああ!」」
「きゃああああああああああああああああ!」
魔道銃やボウガンを向けて絶叫する亮たち。
両手をあげて絶叫する牡丹。
二人は暫くわーわー言った後、お互い害が無いことに気づいて静かになった。
「あ、あれ? 魔王じゃ……ないのか?」
「まおう? あの、よくわからないんですけど……人違いでは」
おずおずと言う牡丹。
まさか自分を殺した本人に対してシラをきる必要は全くないし、大体あの時思いっきり死んでいた筈だ。
「別人には間違いないようだが……」
「それにしてもよく似た別人だ。名前は?」
「すみません、よく覚えて無くて……『のばら』って呼んでください」
そのやりとりに、亮たちは急に得心がいった。
「さてはお前、記憶が無いな?」
「お察しの通りで」
牡丹はしおれたように頭を下げた。
「回復魔法くらいなら使えます。よかったら旅のお供に加えて頂けませんでしょうか」
亮たちが目指す魔王城の地下。世界樹とだけ呼ばれている場所。
樹木の形をしているのかすら定かでは無いその『中心地』に、ある男がいた。
「なんだ、これは……」
志波 武道
。かつて錬金術師として魔王を倒す刀を作り、勇者一行とは別の形で世界を救った陰の功労者である。
かつての仲間と別れ、一人こっそりと魔王城の地下へ潜った彼は第二世界の謎を解き明かすための研究に明け暮れていた。
小さな板に手を翳す。板が緑色の淡い光を一瞬放ったかと思うと、天井から白色の光を行き渡らせた。
広い広い部屋のような場所。石の床。そこからは無数に半透明な木が生えていた。
表面に凹凸が全くないその不思議な木には、人間らしきものが一人ずつ埋まっている。
らしきものと述べたのは、それらが皆ひからびて死んでいるからだ。
「世界樹。ただの木じゃあないと思ってたけどハンパじゃないなあ。中で見るもの全部に道の魔法が施されてる。魔力を測ることすらできないじゃないか」
木々の間を進み、部屋の奥にある奇妙な板に触れる。
聞いたことも無い音と共に魔法が走り、板に幻影が映し出された。
見たことも無いような模様が板の大部分を覆っていく。
「なんだろうこの模様。……模様? 違うな、変な規則性がある。もしかして……文字か?」
武道は未知の文字で何かが書かれた印に手を触れた。
途端、彼の脳に未知の力が走った。
さて、長い長い前置きがようやく終わったのだと思ってもらいたい。
世界をゆるがすほどの大事件に関わる二十の人物がようやく出そろったのだ。
さあ、物語の交差を始めよう。
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3人まで
シナリオジャンル
SF・ファンタジー
バトル
神話・伝説
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年01月25日
参加申し込みの期限
2017年02月01日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年02月01日 11時00分
参加キャラクター一覧
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