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バトルタワー第二階層:暴走科学
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■歯車仕掛けの絶望
内蔵ジェネレーターの低い駆動音。
暗闇に四角い光が灯り、冷却ファンの高い回転音が耳につく。
やがて周囲360度が球形コックピットにディスプレイされ、視界を囲むように戦術画面が開いていく。
機体識別名、モルドレット。
各部のユニットが正常に動くことを立体図で表示していくが、その立体図は黒い甲冑騎士である。
シートに身体を納めていた
サキリ・デイジーカッター
(RKM003833)は、慣れない肉体感覚に奇妙なむずがゆさを覚えた。脳に直接操縦方法が流れ込んでくる。数十年前からずっと扱い続けてきたかのように、しっくりとレバーが手になじんだ。
「戦闘行為には慣れていたつもりだけど、兵器を操縦するのは初めてだな。初めてなのに熟達しているとは、不気味な気分だね」
気づけば機体が自由落下を始め、大地に黒い巨人が着地したところだった。
蜘蛛型の無人兵器ががしがしと音を立てて迫ってくる。
サキリはレバーのスイッチを操作して兵器を選択。剣を抜くと、蛇腹に展開して解き放った。
一方で、既に着陸を終えていた複数の機体がやじり状の陣形をとってまっすぐプラント方向へと移動を開始している。
自分たち以外のものを全て破壊するという本能以前の行動目的を持った無人兵器が、ノコギリ状の歯で音を立てながら群がった。
それをガトリングガンの掃射で牽制する
朝鳥 さゆる
(RKM002883)。
「あたしが『世界の希望』……?」
さゆるはくすりとも笑わず、語尾だけを上げた。
お世辞にも希望だとか幸福だとか、ポジティブな要素が自分に存在するなどとはみじんも思えなかったのだ。
自分はあの家ようなもの。綺麗な服が沢山詰まった広いだけの箱。冷たくて暗くて、ホコリの積もった巨大な箱。
あそこには希望も絶望もなかった。むろん、自分にもだ。
「あたしにこんな役割を当てるなんて、女神とやらはよほどの無能か……」
もしくは、悪意の塊か。
さゆるはくすりとも笑わず、レバーのトリガースイッチを握った。
迫る蜘蛛型無人兵器の群れを、扇状の金属棍でたたきつぶす。
腕にカッツェゲルブと異界文字で彫り込まれた黄色の機体は、
恵御納 夏朝
(RKM000097)の専用機である。
武装は扇子かリングのどちらかで迷って、最終的に扇子を選んだのだった。
しかし妙なこともある。レバーを操作しながら戦術画面と周囲映像を眺めると、奇妙なデジャブを覚えるのだ。まあ、直接関わる話ではないので、この際置いておくとして。
「最終目的はマザーシステムの破壊、だよね……」
「そして現在目標はプラントへの進行なのです!」
ロッドを装備した
椿 美咲紀
(RKM001001)の機体が、舞うように蜘蛛型無人兵器を散らしていく。
「おのおの、ぬかりなくなのです!」
「そちらこそ。死んでもノーリスクとはいえ、リトライは効かないだろうからね」
剣と盾を装備した
八神 修
(RKM000270)の機体が蜘蛛型無人兵器に迫り、恐ろしい程の切れ味で相手を切り裂いていく。
まるで分子構造を解除しながら無理矢理切断しているかのようだ。
女神のもたらした光の武具は、ロボット兵器なんていう異色のものにまで強い影響を及ぼすらしい。
「しかし見事に近接武器で揃えたな。狭い場所なら扱いやすそうだが……」
戦線に加わってくる
新田 亮
(RKM003925)。
機体の周囲を飛び回る野球ボール状のビットがレーザー光線を発射し、増援の蜘蛛型無人兵器たちを焼き切っていく。
細けー話になるから流してもらってもいいんだけれど、レーザーとビームには違いがある。レーザーは光の増幅によって物体を強制的に振動させて熱を出し最終的にザーっと焼けるやつである。輻射波動とか言ったらピンとくるだろうか。
対してビームは光や電波の束である。レーザービームと言った場合、レーザーを収束させたなんかだと思っていいだろう。雑に。
着地し、ファイティングポーズをとる亮機。肩パッドのように装着していた部位を拳へかぶせるように転換すると、直接襲いかかる蜘蛛型無人兵器を殴り飛ばした。
「結局は接近戦になるんじゃあないか」
後からやってきた
御剣 刀
(RKM000078)が、光の刀をすらりと抜いた。
「当然、皆ろっこん能力も上乗せしてるんだろう?」
刀はレバーを握りつつ、脳内で撃鉄の落ちるイメージを放った。
システムが感応し、先述画面に『world freeze』の文字が流れた。
黒い刀の機体が青白い光を纏い急加速。周囲の蜘蛛型無人兵器を切り裂くと、蒸気を大量に排出しながら停止した。
そんな皆の頭上に現われる竜型無人兵器。
大蛇のように連なった無数のユニットがビーム射撃をしかけてくる。
散開して回避行動に移る仲間たちの中で、一人その場にしっかりと両足をついて止まる機体があった。
椎井 莉鳥
(RKM004149)の機体である。
パイロットの性質上無限に電気を増幅できる彼女の機体には、電磁ライフルがマウントされていた。
背部から展開し、頭上の兵器に狙いをつける。
画面で三つのターゲットマークが重なった瞬間を狙って、トリガーを引く。
激しい出力によって発射された弾丸が、竜型無人兵器のユニットを貫いて爆発を起こさせた。
「お待たせ! ヒーローは遅れてやってくるってね!」
降下中の
鎌八 まもる
(RKM002323)が機体の腕から粘着する合成糸を発射。竜型無人兵器にとりつくと、至近距離から爪状のピックを打ち込んでいく。
「ハイ、まもる! 一緒にやりましょ」
「うさぎちゃん!」
同じく降下してきた
バニー・オークレイ
(RKM003454)の機体が、まもるの補助でユニットにとりついて指を突き立てる。
指先に開いた銃身から空気を圧縮した弾が発射される。
メインユニットを貫き、爆発を起こす竜型無人兵器。
バニー機は大胆に空へダイブすると、合成糸で落下制御をかけたまもる機に抱えられるように大地へ着地した。
「ウェスタンペア結成だなうさぎちゃん! いいポニテだ!」
「ジャス、ドゥーイット! でもまもるに見せるためにポニテにしてるんじゃあないのよ?」
二人はモニター越しに顔を見合わせて、親指を立てた。
そんな彼らを阻むべく、次々と落下してくる人型無人兵器たち。
対するはロボット十機。
十名の、希望の戦士である。
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3人まで
シナリオジャンル
SF・ファンタジー
バトル
神話・伝説
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年01月15日
参加申し込みの期限
2017年01月22日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年01月22日 11時00分
参加キャラクター一覧
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