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バトルタワー第二階層:暴走科学
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■鋼の希望
この世界についてもう一度述べておこう。
暴走した科学力によって人類そのものが排除されつつあるこの世界。故郷である地球すらも追われ、逃げ延びた火星基地ですら限界を迎えつつある。
自動生産によって無限に生み出される無人兵器と暗雲のごとく空を埋めるナノマシンの群れ。人類文明は自らの技術によって滅び去ろうとしていた。
絶望が空を覆う火星の土地を、十機の希望が走っていく。
脚部に装着されたキャタピラが凹凸の激しい岩場をしっかりと噛んで、砂煙をあげながら突き進んでいく。
ジェット噴射で落下制御をかけながら降下してくる人型無人兵器たちが見える。
相手は戦闘可能圏内に入っていないとみて着陸作業に集中しているようだが……。
「悪いけど、こっちはもう射程圏内」
莉鳥はコックピットの中でレバーに並んだスイッチ群を操作。座席の後方から下りてきたVRゴーグルめいたヘッドギアを装着すると同時に、莉鳥機の頭部に装着された三角形の眼帯めいた部位が回転した。
通常レンズから望遠レンズに切り替え、遠く離れた敵機をズームしているのだ。
複数の機体をレバー上部についたトラックボールマウスで選択。自動で照準を合わせると、トリガーを引いた。
ロケットランチャーの如く肩に担いだライフルから大口径の弾丸が超高速で発射され、遠く離れた敵機を破壊。空薬莢というものは無いらしく、即座に薬剤とファンを用いて冷却。次弾装填――と同時に人型無人兵器の裏から竜型無人兵器が出現。
ナノマシンの雲を突き破って姿を現わすと、前方のハッチを開放。巨大な砲身をこちらに向けてきた。
竜が口を開くかのような仕草に莉鳥は舌打ちした。
この世界に来たばかりとはいえ、この後何が起こるかは察しが付くのだ。
「回避は――」
「いらない、そのままで」
夏朝がイエローカラーの機体をダッシュ姿勢で加速させ、両手の扇子型兵装を展開。
両腕をクロスさせるガード姿勢で莉鳥の前に割り込んだ。
巨大なビーム砲撃。
夏朝の扇子が光を放ち、巨大な螺旋プレートが空中に出現した。
拡散されたビーム光が奇妙なねじれを描きながら周囲に飛び散っていく。
弾ききれなかったエネルギーが反発をおこし、突風に煽られるかのように身を揺する夏朝機。
「こうなったら……」
夏朝機は両腕の肘部分を展開し、ネコ型のシールを発射した。
シールと言っても巨大な粘着プレートである。放物線を描いて竜型に張り付くシール。
夏朝は扇子をぱちんと閉じて、ろっこん能力を発動させた。
急速に増した自重によって墜落を始める竜型。
「もらった」
サキリ機は踵に折りたたむように装備していたダッシュローラーを展開。敵機落下地点へと加速すると、蛇腹剣を展開。
苦し紛れに首を伸ばしてきた竜型だが、サキリは構わず相手のボディにとびついた。
腕に装着したパイルバンカーを動かして『かえし』のついた杭を打ち込むと、その首に剣を巻き付けるように伸ばした。
全間接部についたセンサーが竜型の形ぴったりに巻き付き、先端のフックを突き立てることで固定。全ての刃が高振動によって相手の装甲を瞬間的に切り裂いていく。
剣をぐいっと引っ張ってみせれば、竜型の首はいとも簡単に切断できた。
エネルギー不順によって爆発する竜型からダッシュで逃れるサキリ機。
爆風を破るように、無数の蜘蛛型無人兵器が飛び出してきた。
「竜を殺したら蜘蛛がわくなんて、ナンセンスじゃあないかな」
苦笑半分微笑み半分。サキリはアシンメトリーに笑うと、仲間に後を任せて距離を取る。
仲間とは?
「蜘蛛と言えばこのオレ! 行くぜ、スパイダースパイダー!」
飛び上がったまもる機の手足が回って下り曲がり、踵や手首に折りたたんでいた爪が被さる。更に背中にまとめていた隠し腕を展開し蜘蛛型に変形。
砲台からきわめて粘着性の高い合成糸を発射していく。
「背中にどうぞ、うさぎちゃん!」
「サンクス!」
バニー機は宙返りをかけながら蜘蛛形態のまもる機の背へと飛び乗ると、指の砲身を露出。
背後から追いすがろうとする蜘蛛型無人兵器へ向けて連射すると、片っ端から破壊していった。
「イーハー、いけるよまもる。目には目を、蜘蛛には蜘蛛を?」
「そーゆーこと! おっと前前!」
バニー機はまもるの呼びかけに応えて腰をひねると、前方を塞ごうとする人型無人兵器へ空圧弾を発射。
モノアイの頭部を破壊され、大きくのけぞって転倒する人型。
立ち塞がっているのはむろん一体限りではない。
あがる砂煙の向こうから無数の赤い点が浮き上がる。
敵機接近のアラームを受け、さゆるはコックピットの中で目を細めた。
光の群れがやがて人の輪郭をとり、全ての光がモノアイカメラの光であることを知る。
だが今更だ。さゆる機は両腕から下げるように保持したガトリングガンを乱射した。
回る砲身。舞い散る空薬莢。
立ち塞がる人型無人兵器たちも小銃をとり射撃を加えてくるが、さゆるは動きを一切止めること無く突き進んだ。
まるで悪魔の行進。自殺志願のパレードである。
肩や頭部に弾を食らっても一切止まらず、しぶとく立ち塞がる機体は直接蹴倒し、腹に銃身を押し当ててまで弾を流し込む。
あまりに無慈悲な戦い方に、横で見ていた美咲紀は肩をふるわせた。ぶるりとした、本能的な震えである。
だが立ち止まっている暇は無い。
人型無人兵器たちが剣や斧を手に取り、こちらへ襲いかかってくるでは無いか。
そこへ紛れて一回り小さい蜘蛛型も向かってくる。
あれに群がられたらと考えて、美咲紀は更にぶるりと震えた。
「蜘蛛大嫌いなのです! 殺虫!」
ロッドを頭上でぐるぐると振り回すと、先端からビームサーベルを長く伸ばした。
薙ぎ払うように左から右へ振り払う。
蜘蛛型が次々と焼き切れ、飛び散っていく。
すごい今更だけどあのとても有名な二本ツノの白いロボ、いるじゃないですか。あれのビームサーベルって、ビームをバリアで無理矢理固めたやつみたいですよ。むしろそれが先で、後から盾や鎧に転用したんだってどっかの呟きで見ました。
「足が沢山あるところもごつごつしてるところもチョー嫌いなのです!」
「え、オレも?」
「……ゼンゲンテッカイナノデス」
まもる機(蜘蛛形態)が振り返り美咲紀は口をきゅっと引き結んだ。
他人の悪口は言わない良い子である。
とかやってる間に剣で斬りかかってくる人型。
修機が間に割り込み、カイトシールドで受け止めた。
背部の翼めいた六枚の光幕をはためかせ、相手を無理矢理押していく。
後続の敵ごとぐいぐいと押し込むと、光の剣を突き刺してまとめて串刺しにした。
引き抜き、回転しながら離脱。
「プラントに到着するまでは戦力を温存しなくちゃあな。足並みは揃えていこう」
爆発を起こした人型の集団から離れると、仲間へとバトンタッチする。
「もとよりそのつもりだ」
「障害になりそうな敵を優先して倒せばいいんだよな。やってみる」
刀機と亮機はそれぞれ合図を出し合って突出。
新たに現われた竜型へと狙いを定めた。
「頼んだぞビットたち! 集合してビームを防御、でもって散開して牽制だ!」
亮が音声出力でビット群に指示を出すと、戦術画面にビットたちの行動規則が表示されていく。
竜型の放つビームを、八角形に固まったビットがシールドを展開して防御。すぐに放射状に散って反撃を開始する。
「そのまま浮かべて置いてくれ。そいつを足場にして飛ぶ」
「飛ぶ? いくらなんでも――」
「大丈夫だ、見ていろ」
刀は操縦席のレバーを付け根から外すと、上下でくっつけて刀の柄のように握り込んだ。
牽制のために放たれた小さなビームの雨を右へ左へと走りながら交わしていく。
かわしきったところで加速を開始。全身を青白い光が覆った。
ろっこん能力の加速を発動した刀は空気や水ですら足場として使うことができるのだ。その気になれば空中を『駆け上がる』ことすら可能だろう。機体に対して野球ボール程度の大きさしかないビットならば充分な足場となるだろう。
「高いところから撃っていれば安全だと思ったか? 悪いな」
亮機のビットを足場にして駆け上がり、背部ブースターを噴射して大きく跳躍。
光の刀を繰り出し、竜型の頭部を左右真っ二つにした。
加速を解いて着地。
舞い上がる砂埃。
爆発しながら墜落していく竜型。
「これでよし、だ。さあ、先へ急ぐぞ!」
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前回シナリオ
バトルタワー第一階層:ヒーロー喪失
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ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
SF・ファンタジー
バトル
神話・伝説
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年01月15日
参加申し込みの期限
2017年01月22日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年01月22日 11時00分
参加キャラクター一覧
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