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寝子島高校
中学生の期末テストのあれやこれや<物語編>
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【2】テスト当日
教室に生徒が集まってきた。残された時間を各々が自由に過ごす。
パトリシア・プロウライト
は席に着いていた。落ち着きのない様子で顔を動かす。被っていた帽子の耳が不安定に揺れた。
周囲には最後まで粘って勉強に励む者が多くいた。
目にしたパトリシアは頭を抱えた。うがー、と叫びそうな姿で仰け反った。
――なんでこんな時にテストなの! 私たち受験生だよっ!
いや、もう受験は終わったけど! 春から寝子高生なんだけど!
顔を上げた状態で左右に振る。
――それなのに、それだからなの! まだテストがあるなんて酷くない!?
やる意味もないし、もうテストなんて受けたくないよー!
身悶えるように身体を動かして机に突っ伏した。その姿で帽子に向かって囁く。
「ね、マルクもそう思うよね」
ろっこんの『いつでもいっしょ』が発動した。帽子に男性の人格が宿って面倒臭そうな小声を返す。
「テストなんだから仕方ねえだろ」
「仕方なくないよ。だって、もう高校が決まってるんだよ。期末テストをやる意味なんかないよね」
「意味なんて知らねえよ。それがルールなら守ればいいだけだろ。テストなんてもんは、あっという間に終わるもんだろ」
寝起きで機嫌が悪いのか。マルクは投げ遣りな態度で話を終わらせようとした。
パトリシアは食い下がる。名案とばかりに話を持ち掛けた。
「ねえ、テストの答えをマルクが教えてよ。今度は古文じゃなくて英語だよ」
「英語なら俺が教える必要はねえだろ」
「マルクは一緒にいたから知ってるよね。パティさんは受験を頑張ったの。目がウサギみたいに赤くなるまで勉強したの。血の涙が心の中でダーダー流れたの」
訴える声に熱が籠る。マルクは溜息を吐いた。
「なんでそんなに嫌がるんだ? 問題のない教科だろ」
「いっぱい勉強したから、もう座ってテストするのがやーだーー!」
独り言の範疇を越えた。何が? と周囲から聞かれたパトリシアは目を丸くして、独り言だよ、と明るく返した。不審に思ったものの、テストの時間が迫っている。各々が勉強の続きを再開した。
パトリシアは先程よりも顔を伏せて早口となった。
「こんなにパティさんが困っているのに、その態度は酷いよ。ちょっとくらい助けてくれたっていいじゃん」
「良くねえよ。誰の為のテストだと思っているんだ」
「あー、そうなんだ。パティさん、わかったかも。それじゃー、仕方がないよね」
笑いを含んだ声にマルクが、何だよ、と聞き返す。
「中学校の英語がわからないんだよね。マルク、それは大人として恥ずかしいよね」
「それはないって」
「わかるんだったら教えてよ。助けてよー。パティさんのお願いだよー」
とにかく粘る。駄々をこねる子供の相手にマルクは折れた。
「まあ、少しだけでいいなら教えてやるよ」
「ありがとうー。さすがはマルクだね」
屈託のない笑顔にマルクは再び溜息を吐いた。
英語の問題用紙が裏向きで配られた。担任の武田 剛志が時間を確認する。テスト開始まで一分の時間があった。
パトリシアは上機嫌で待っている。頭が軽く左右に振れた。その動作が剛志の目に留まる。途端に苦々しい表情に変わった。
「そこ、テストの時くらい帽子を取りなさい!」
「え、この帽子?」
「テストに必要ない物は机の中に入れる!」
パトリシアは渋々といった様子で帽子を脱いだ。悔しそうな表情で机に収める。
一時間目の英語のテストが始まった。
パトリシアは問題を自力で解くことになった。出だしから集中力を欠いて目が泳ぐ。金髪の頭を掻きながら問題に当たる。
じっとしていられないのか。手や足が小刻みに動く。聞こえない程度の不満を漏らして、ようやくテストを乗り切った。
「うにゃあ……やっと終わったよ。英語は苦手じゃないから良かったけど、まだテストがあるんだよねー」
両手をだらりと下げる。放心した状態で天井を眺めるのだった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
黒羽カラス
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
学校生活
定員
1000人
参加キャラクター数
15人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年01月14日
参加申し込みの期限
2017年01月21日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年01月21日 11時00分
参加キャラクター一覧
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