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みんなで楽しいひなまつり!
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白 真白
は参道に並ぶ屋台と薄桃色のぼんぼり提灯の列を前に、灰色の左目と、色の違う右目の義眼をぱちくりと瞬かせた。
「ひなまつりだー」
社殿まで続く参道に切れ間なく続く屋台は圧巻だ。真白はその小さい体で緩やかに上り坂になっている参道と、そこを楽しそうに話しながら上っていくたくさんの人々を眺める。そして大きく頷きながら言った。
「うん、楽しそう。これは行くしかないね!」
―――ぶるるん! その小さい体に似つかわしくない程の爆乳が揺れた。
真白はその美しい白髪を弾ませながら、たくさんの屋台を見て回った。焼きそばにタコ焼き、わたあめにリンゴ飴。色々あって目移りしてしまう。
そして真白が覗けば決まって店主達は声をかけてくるのだ。
「お、お嬢ちゃん可愛いね。1人でお使いかい? よーし、おじちゃんおまけしちゃおうかな!」
(私、高校生なんだけどなー)
内心コンプレックスを刺激されるが、そこは明るく前向きなロリ爆乳少女。にっこり笑って答えるのだ。
「ありがとう、おじさん!」
ちなみに店主が品物を渡す時、初めて彼女の爆乳に気が付き、またおまけが増えていくというのは余談である。
兎にも角にも、そのアンバランスな可愛らしい容姿で大人気になってしまった彼女。色々買いながら参道を上りきった頃には、両手一杯に屋台の食べ物を抱えるはめになってしまった。
どこかで座って食べようかときょろきょろしていた真白の目に、楼門前の『甘酒』ののぼりが飛び込んできた。
(あ、甘酒配ってるんだ。せっかくだからもらってこよう)
真白はうきうきと甘酒の配布所まで来てみたが、よく考えたら両手がいっぱいで甘酒を受け取れない。どうしようかなと困っていると、ひょいと屈み込むように誰かが話しかけた。
「甘酒が欲しいんですか? 私ももらおうと思っていたので、一緒にもらってきましょうか?」
「わ、いいの?!」
真白が顔を輝かせて上を向くと。
巫部 紫苑
が優しい笑みを浮かべていた。
*******
無事甘酒をもらった2人は、せっかくだからという事で一緒に座って一息つく事にした。
「……はふ、甘くて温かいですね」
こくりと飲んで、紫苑がふうと甘い息を吐いた。その白い喉が色っぽく動くのをちょっと見惚れていた真白は自分も慌ててごくりと飲む。そして笑顔で言った。
「甘酒いいよねぇ。あったまるし甘くておいしいし!」
そして女子高生2人は顔を見合わせふふと微笑み合う。お互いの爆乳がテーブルにど迫力に載っているのを、行き交う人々がちらちら見ているのはどうやら気付いていないようだった。
「あ、私いっぱい屋台で買ってきたの。紫苑ちゃんも食べて」
そうだと気付いた真白が、テーブルのたくさんの食べ物を開いて紫苑に勧めた。紫苑の目が細くなる。
「まあ、美味しそうですね。ああ、チーズ入りのタコ焼きを買われたのですね。ソースと絶妙にマッチして美味しかったですよ」
「紫苑ちゃんも食べたんだー」
「ええ、ここにある物は全部食べました。どれもオススメですよ」
(……え、全部?)
紫苑の言葉に真白はちょっと瞬きしてテーブルの上を眺めた。両手一杯に買い込んだ上におまけしてもらった食べ物は、2人で座るには広すぎるくらいのテーブルを埋め尽くしている。……これを全部、食べた?
目の前の紫苑は真白の戸惑いをよそに、タコ焼きを1粒口に運び、嬉しそうに微笑んでいる。こんな(胸を除いて)スレンダーな人が、大食いクイーンみたいな事をするだろうか?
(きっと聞き間違いよね、うん)
そう結論づけた真白は、それ以上追求することなく自分もパクリとタコ焼きを頬張った。
「美味しかったねー、紫苑ちゃん」
「ええ。ご馳走様でした、白さん」
楽しく美味しく時を過ごした2人は、お互い丁寧に手を合わせ、ペコリとお辞儀をした。そしてきちんと後片付けをすると、紫苑はにこやかに言った。
「さてと。折角のお祭りだからもう1周いきましょう♪」
「もう1周ってなにが? お散歩?」
真白が顔を上げ無邪気に訊く。紫苑が優雅に首を振った。
「いいえ、屋台ですよ。また屋台を全部食べて回ろうと思いまして」
「……ええっ?! 紫苑ちゃん、1回全部食べて回ったの?!」
「はい。全メニューを。どれも美味しかったので」
事も無げに言う紫苑に真白は言葉も出ない。「それでは失礼します」と上品に頭を下げ歩きかけた紫苑が、ふと思いついたように真白を振り返った。
「あ、白さん」
「なあに?」
「このお祭りって何のお祭りですか?」
「知らなかったの、紫苑ちゃん?! ひなまつりだよ! ほら、提灯もぼんぼりの形だし、のぼりも出てるよ」
「あら……ほんとですわね」
今更気付いたように周囲を見回し、紫苑はのんびりと微笑んだ。
「そうだ、白さんも屋台ご一緒にいかがですか?」
「え、私?」
真白はびっくりして自分を指す。真白の胃袋は至って普通なので、もうお腹はいっぱいだ。……でも。
「……そうだね。一緒に行こうかな♪」
真白は白髪と豊かな胸を揺らしながら、紫苑の傍に駆け寄った。
2人で回る2回目の屋台。屋台の店主達が紫苑を指さして驚いたり、真白ににこにこしたり。
何だかとても楽しいひなまつりになったのであった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
KAN
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
NPC交流
定員
1000人
参加キャラクター数
62人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年01月21日
参加申し込みの期限
2017年01月28日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年01月28日 11時00分
参加キャラクター一覧
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