今日は3月3日、桃の節句。咲き誇る桃の花に彩られた寝子島神社。ひなまつりという事で、参道にはぼんぼりを象った提灯が吊され、ずらりと屋台が並んでいた。
たくさんの人で賑わう境内。
楢木 春彦や
呉井 陽太も楽しそうに屋台を眺めていた。
「たこ焼き美味そうだなー。 呉井食べない?」
元気に振り向いた春彦に陽太も大きく頷く。
「この匂いには逆らえないよねぃ。暴力的ないい匂いだわー」
早速たこ焼きを購入して頬張る2人。と、春彦が人混みの向こうを見て大きく瞬きした。
「お、あそこで甘酒配ってるぞ! 貰いに行こーぜ」
「甘酒にたこ焼き……不思議な組み合わせだねぃ」
桃色のぼんぼり提灯の下、男子高校生達が元気に歩いて行く。
境内の社務所近くでは、
渡辺 美里愛がきらきらとその青色の瞳を輝かせていた。
「流し雛?!」
社務所で薄桃色の人型の紙と、笹の葉を配っていた。
「この紙に願い事を書いて、笹舟に乗せて猫又川に流しに行ってね」
にこやかに言いながら巫女さんが美里愛に紙と笹の葉を手渡す。美里愛はわくわくしながらそれを受け取った。
(うわ~、素敵! なんて書こうかな?)
美里愛は楽しく考える。そしてよーしと備え付けのペンを取った。
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参道商店街を歩いていた
御巫 時子はある商店の前で立ち止まった。
「見事なお雛様ですね……」
その商店の軒先には七段飾りの雛人形が飾られていた。その最上段には美しいお内裏様とお雛様。
「素敵……」
時子はほうっと溜息をつく。お雛様の美しさには、女の子はいくつになってもときめくものだ。
(お姫様、ですものね)
時子は自分が十二単を着た姿を想像してみる。そしてその隣のお内裏様を思い浮かべ、ぽっと頬を赤らめた。
男の子も、女の子も。
今日は楽しいひなまつり。
こんにちは、KANです!
今回は、ひなまつりのシナリオをお届けにあがりました。
ガイドに登場頂きました楢木さん、呉井さん、渡辺さん、御巫さん、ありがとうございます。
もし参加頂ける場合は自由にアクションをかけて下さいね。
春の訪れを感じさせる素敵な行事。
男の子も女の子も、是非楽しんで下さい~♪
本シナリオでは
・寝子島でのひなまつりの1日
を描写します。
寝子島内であればご自由にどうぞ。この日は休日の快晴です。
自宅で家族と。友人宅でわいわい。恋人とショッピングモールでデート……
それぞれ思い思いのひなまつりを過ごして下さい。
寝子島神社では、ひなまつりに合わせて色々な催しが行われています。
・屋台(お店を持っている方は出店自由)
・甘酒やひなあられ、桃の花(小さな花付きの枝です)の振る舞い
・『流し雛』の配布
※薄桃色の人型の紙と笹の葉が貰えます。
紙に備え付けのペンで願い事を書き、笹舟を作って自分で猫又川に流しに行く催しです。
こちらで楽しんでみてもいいですね。
※アクションは1~2個程度に絞って下さると嬉しいです。
多岐にわたる場合は描写が薄くなりますのでご了承下さい。
NPCも登場出来ます。
以下の点をご確認下さい。
・NPCの自宅や、NPCを自分の家に呼ぶ事は出来ません
・偶然出会った描写となります
・時間は1~2時間程度です
素敵なひなまつりの1日を過ごして下さい!