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●フラワーショップ花咲里
(母の日だし一度実家に帰ろうかな)
小山内 海
は思った。
桜花寮に入ってからまだ一回も帰っていなかった。
(……考えてたらなんだか会いたくなっちゃった、早くいこ)
実家は、両親と海の三人家族。
実家からだとちょっと時間がかかりそうなのと、高校の間に一人暮らしを経験しておいた方がいいってお父さんが薦めたから寮に入ったけど。
お母さん心配してたなぁ。
(お母さん、私がしゃべれなくなってからすごい心配するようになったっけ)
やっぱり、不安なのかな?
会って話して安心させてあげたいな。
わたしはちゃんとやってるよって。
帰る途中に、寝子島駅ロータリー近くに古くからある花屋
「フラワーショップ花咲里」
でカーネーションを買っていくことにした。
店の前に着くと、巫女服姿の女性が向こうから歩いてきた。
「あ、小山内さん」
見覚えがあると思ったら、クラスメイトの
御鏡 聖
だった。
海はスケッチブックを取り出し、書いてみせた。
『こんにちは、みかがみさんもはなをかいに?』
「こんにちは。ええ、これから母のところへ行こうと思っています。小山内さんもですか?」
『うん、じっかがこっちのほうなの』
「そうですか。私は寝子島神社で住み込みで巫女の修業をさせてもらっています」
二人はしばらく店の前で、色とりどりのカーネーションを品定めした。
『カーネーションもいろいろあるね まよっちゃう』
「そうですね。赤もいいけど、ピンクやオレンジも綺麗……」
長いことかかって二人は花を選んだ。
「すいません、母の日に贈りたいんですけどカーネーションを下さい」
『このあかいのを ください』
迷った末結局赤いカーネーションを手にし。
二人はにっこりと店の前で別れた。
海の実家は旧市街の外れ、島の端っこの方にある普通の一軒家だ。
チャイムを鳴らす。
(あ、そういえば連絡するの忘れてた。
驚かせちゃうかな?)
やがて、玄関へ向かう足音が聞こえてきた。
海は、スケッチブックを出そうとして思いとどまった。
扉を開けて口を押さえる母。
にっこり微笑んだ海は、そのまま母に飛びついていった。
フリルの付いたゴスロリ服を着た
桜 月
は、陽が落ちるのを待って、駅に向かった。
「母の日、母への感謝を表す日……か」
月は、生まれつき色素が非常に薄い。
両親から気味が悪いと避けられ、祖父母の屋敷で育てられた。
高校に上がる前までは外に出る事もままならず、太陽が沈んだ夜だけ外出していた。
(正直、母に何かを贈っても拒絶されるかもしれなくて怖い)
だから、お祖母さまへカーネーションの鉢植えを贈ろう、と月は考えた。
「直接会いに行ければいいのだろうが……私はまだお祖父様とお祖母様に胸を張って会えるだけのものを持っていない」
祖父が絵を趣味に、祖母が良く服を作っていた事から、自分で考えた服のデザイン画を二人に見せていたけれど。
現状のままでは良くない、と判断した祖父母へ勧められて寝子島高校へ入学した月だった。
今回は手書きのメッセージカードを添えて郵送にしよう。
この辺りで花屋は何処にあるのか、昨日電話帳を使って探そうとしたが。
(……いや、こういう場合は人に聞いた方が良いのか?)
と、お祖母様達の顔を思い出して考え直した。
担任の
樋口 弥生
先生に尋ねたところ。
「そうね……駅に近いお店ならあまり歩かずに済むしわかりやすいと思うわ」
と、フラワーショップ花咲里を教えてもらったのだ。
寝子島駅の近くならねこでんに乗ろう。
「綺麗なカーネーションを贈りたいから、一生懸命に探さないとな」
店のマダムに相談して、満足できる花を見つけた。
マダムは親切に鉢植えの育て方も教えてくれた。
「なるほど、できれば大きな鉢に植え替えて、日あたりがよく、風通しが良い場所に……」
お祖母さまならおそらく育て方もご存知だろうが。後で電話で一言話しておこうか。
月は、あらかじめ用意していたメッセージカードを添えた。
親愛なるお祖母様、お祖父様へ
今回は郵送になりますが、それは私はまだお祖母様達に会えるほどのものを得ていないからです。
決してお祖母様達が嫌いなわけではありませんので、勘違いをしないでください。
いつもありがとう。私はお祖母様達が大好きです。
メッセージカードの余白には、祖父母と、二人の間に立っている自分の絵が描かれている。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
天村花海
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年05月22日
参加申し込みの期限
2013年05月29日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年05月29日 11時00分
参加キャラクター一覧
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