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スマホカバーを作ろう!
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【4】それぞれのイメージ
三つ目のテーブルの一画では、虹子が彩色の最中だった。
卵の殻は、細かく砕けている方があとあと綺麗に見えそうだと、指とピンセットを使って小さく砕いて貼り付けた。
最後にヤスリで削って整えるとは聞いたものの、殻がカバーからはみ出さないように気をつけた。
それが終わると、今度は黒のアクリル絵の具でランダムに殻の上に線を引く。
「よし、第一段階完成ですわ」
線が乾いたのを見て、彼女は小さく呟いた。
次は、黒い線で囲まれた部分を赤や青、紫といった七つの色でグラデーションをつけながら塗って行く。
自分の名前にちなんで、虹色にしようと考えたのだ。
「綺麗ですね。虹色のステンドグラスみたいです」
声をかけて来たのは、同じテーブルで作業していた
本条 小萩
だった。
「ありがとうですわ。そう……これは、ステンドグラスをイメージしていますの」
綺麗と言われて気をよくし、虹子は笑って答える。そして、小萩の手元を見やった。
「本条さんのは、綺麗な青ですのね。えっと……もしかして、海、でしょうか」
「はい」
小萩は大きくうなずくと、言った。
「小萩の目はフランス人のご先祖様ゆずりの青で、小萩の好きな色は水色です。なので、青と水色を基調に、海をイメージしたグラデーション模様にしようと思っています」
ちなみに彼女、機械類がとても苦手で「ハイテクは怖いです」とまで言っているほどなのだが、なぜかうっかり『ハイテクなケータイ』、いわゆるスマホを買ってしまったのだった。もっとも、それはそれで大事に使っていて、今回この教室に参加したのも、そのスマホにおしゃれなカバーをつけたいと思ったからだった。
「そしてそれは、海のように尽きることなく、果てることのない小萩の美と才能を表しています! ふふー」
続けて言い切り、小萩は得意げに笑う。
「あら、それは……ずいぶんな自信家ですわね」
虹子は軽く目を見張って返した。対して小萩は悪びれることもなく、胸を張る。
「はい。小萩は実際、すごいですから!」
「……楽しい方ですわね」
虹子は微笑んで、再び作業に戻って行った。
ステンドグラスのように塗り上げた上に、極細の筆を使って金と銀の色を星のようにちりばめて行く。
一方、小萩も自分の作業へと戻った。
青と水色を基調としたグラデーションをせっせと卵の殻の上に描いて行く。
リラックスして楽しげに色を塗っている彼女だが、殻を貼る時はいささかおっかなびっくりだった。
というのも彼女、昔、アルミホイルと天ぷらと生卵を電子レンジにかけて爆発させたことがあるのだ。
それがハイテク恐怖症のきっかけでもあるのだが、卵の殻はそんな彼女のトラウマを刺激する。
(失敗したら、爆発したりしないでしょうか……)
殻を貼っている間、そんなことを考えてはドキドキビクビクしていた彼女である。
なので、殻を貼り終わった時には、心底安堵したものだった。
そんな二人と同じテーブルで、カバーに敷き詰めた卵の殻をセピア調に塗っているのは、
水上 桜
だった。
4月からは、寝子高普通科の1年生となる。
苦手科目に振り回されて迷走し、生きた心地がしなかった高校受験も無事に終わり、合格を勝ち取ったのだ。
今は入学準備の真っ最中だが、同時に受験の間は封印していたアクセサリー作りを再開したところだった。
そんなおり、久しぶりに足を運んだ『ステラ・マリス』でタイミングよく、この教室のことを知ったというわけだ。
「こんなの見たら、参加しないわけにはいかないじゃない」
ポスターを見ながら、思わずそう呟いた彼女だった。
デザインについては、ルーズリーフに頭に浮かぶままにイメージを描きつらねた。
ただ、実際にどんな素材が用意されているのかは、来てみなければわからない。
そこで、描きつらねたイメージを素に、素材を見てから全体を決めようと考え、当日を迎えた。
テーブルの上に用意された素材はさまざまで、アンティークなものから可愛いもの、ゴシック風なものから、スチームパンク風とけっこう豊富だった。
(さすが紅林さんね。……いろんなものがそろってるわ……)
それらを見やって、持って来たルーズリーフのイメージと突き合わせ、結局彼女は『幻想の国から届いた手紙』をモチーフにしたアンティーク調のものを作ろうと決めた。
もともとアクセサリー作りが好きで経験もある彼女は、殻をカバーに貼る手つきにも躊躇いがない。
全て貼り終わった今は、セピアのアクリル絵の具で殻をアンティークっぽい雰囲気に塗って行く。
「水上さんは、単色で塗っているのですわね」
金と銀の色を散らし終わった虹子が、声をかけて来た。
「アンティーク調のものにするつもりだから。それに、このあとコラージュペーパーやチャームで飾る予定だから、土台の色はシックな方がいいかなと思って」
桜は手を止めて答える。
「ああ……そういう考え方もありますのね」
虹子はなるほどと、うなずいた。そして微笑む。
「どんなものができるのか、完成が楽しみですわね」
「ありがとう。毒島さんのも素敵なものになるといいわね」
桜も言って、笑い返すのだった。
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担当ゲームマスター
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グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
定員
15人
参加キャラクター数
12人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年01月07日
参加申し込みの期限
2017年01月14日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年01月14日 11時00分
参加キャラクター一覧
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