this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
スマホカバーを作ろう!
<< もどる
1
…
3
4
5
6
7
つぎへ >>
【6】カバーをデコろう
やがてお茶の時間も終わり、絵の具もすっかり乾いたところで、作業が再開された。
柳霞が、カバーをデコレーションする方法を実際にやって見せながら説明する。
「レジン液を流し入れて、そこに飾るものを配置して行きます。デザインシートやコラージュペーパーは、必要な部分をハサミで切り取って使って下さい。その他にもチャームやリボン、ビーズなど、いろいろ用意しているので、自由にやってみて下さいねー」
言って、ステンドグラス風に彩色したカバーの上にレジンを流し、十字架のチャームやレース模様のコラージュペーパーを配置して行く。
「配置が決まったら、UVランプで硬化します。ランプは各テーブルに一つずつ用意してあるので、交代で使って下さいね。……固まったら、その上からまたレジンを流して硬化させます。ラメを入れたり、もう少しデコりたいって人はここで更に飾りつけてもいいですよ。デコった場合は、もう一回レジンを流して硬化させて下さい」
そこまで説明したあと、彼女は改めて全員にジェルメディウムについて告げた。
「ジェルメディウムは、塗った時は白いけど乾くと透明になって、レジン液が浸透しないようにしてくれます。なので、明るいままがいい人は、これを塗ることをお勧めします」
「なら、小萩はそれを塗ります。海をイメージしているので、明るい方がいいですから」
はいはーいと挙手して、小萩が言う。
「ジェルメディウムも、テーブルの上に用意してあるので、必要のある人は使って下さい」
それへ小さく笑って、柳霞が返した。
「明るい方がいいので、僕もそれを使ってみましょう」
景貴がうなずいて、テーブルの上の籠から、ジェルメディウムの瓶を取る。
千尋も、カバーに黙々とそれを塗り始めた。
「私も、これを使ってみるのです」
美咲紀も少し考え、ジェルメディウムの瓶を手にした。
一方、それ以外の者たちは、レジン液を流してデコレーションを開始した。
桜はコラージュペーパーから、消印が押された切手や可愛らしい絵を切り取って配置したあと、リボンや花、時計盤などのチャームで飾った。更に、ビーズやラインストーンを適当に散らす。
小さなチャームをいくつか作ったことがある彼女は、レジンの扱いにはある程度は慣れていた。
だが、スマホカバーのような大きめのものは、初めてだった。
(うまく、イメージしたものができればいいけど……)
胸に呟く彼女の手つきは、自然と慎重になる。
一層目のレジンを硬化させたあと、二層目のレジンを流して今度は少量のラメパウダーを散らした。これを硬化させ、少し考えてもう一層レジンを流す。
虹子は、流したレジンの上に自分が持って来た小さな女の子や男の子のチャームを配置していた。
その配置はちょうど、ステンドグラスの貼られた教会の礼拝堂で子供たちが祈りを捧げているように見える。
そう、このカバーのテーマは『星空の下の教会』なのだ。
配置を終えるとレジンを硬化させ、その上からもう一度レジンを流して固めた。
「ふう、目が疲れましたけど、綺麗ですわね」
虹子は出来上がったカバーを満足げに眺めて吐息をつくと、呟いた。
別のテーブルでは、修が流したレジンの上から歯車やパソコン基盤の回路風パーツなどを斜めに配置しているところだった。
「歯車が、とってもいい味出しているのです」
それを見やって美咲紀が言う。
「だろ? 機械の天の川だ」
笑って返す修に、美咲紀もうなずいた。
「そう見えるのです。それに、古き良き時代を彷彿とさせますですね。大正浪漫といいますか。……殻で描いた石畳で倫敦な雰囲気もあって、素敵です」
「そうかな」
再度笑って返すと、彼は美咲紀のカバーを覗き込んだ。
彼女の方は、乾いたジェルメディウムの上にこれからレジンを流すところだった。
「美咲紀は、どんな感じにするつもりなんだ?」
尋ねる修に彼女は、「この空の部分に、赤か薄紅の花びらを散らそうと思っているのです」と答える。
「花びらか。美咲紀らしくて、可愛らしいな」
なるほどとうなずいたあと、修はふと思いついて言った。
「金色の小さなアクセントを置くと、変化が出ていいかもしれないな」
「そうですね」
うなずくと美咲紀は、レジンを流した上にまずデザインシートから薄紅色の花びらを切り取って配置し、金色の小さなビーズを全体に散らした。
「うん、その方が華やかな雰囲気になるな」
それを見てうなずく修に、美咲紀もうれしそうにうなずいた。
二人はそのあと、レジンを硬化させてもう一度レジンを流し、また硬化させる作業を繰り返した。
その間に修は、例によって博識ぶりを発揮し、レジン硬化の仕組みや歯科で使うレジンの話、紫外線のABCの分類やその力の話などを披露した。
美咲紀はそれを感心して聞いている。
そんなわけで二人は、レジンという素材に親しみつつ、カバー作りを進めて行った。
そのころ夏朝も、乾いたジェルメディウムの上からレジンを流して、パーツの配置作業に入っていた。
綺麗な宝石のような石のチャームをいくつか散らし、猫のチャームを二つ、対になるように並べる。
少し離してバランスを見たあと、レジンを硬化させた。
と、なるほど着色した卵の殻は、明るい本来の色を保ったままだ。
(イメージどおりに、なった……かな)
胸に呟き、夏朝は更にレジンを流す。
今度は、ラメを入れるのだ。ちょうどやって来た柳霞の説明を受け、筆でラメ入りの絵の具をレジン液に少しずつ混ぜて行く。
すると、カバーは光の加減で幻想的にキラキラと光った。
(綺麗……)
目を細めて呟き、夏朝はバランスを見ながら、ラメを混ぜる作業を続けた。
「恵御納先輩のは、可愛くて綺麗ですわ」
それへ、左右がどこかソワソワとおちつかなげに声をかけて来た。
「ありがとう。上下さんは、もうできたの?」
「ええ。私(わたくし)は、シンプル・イズ・ベストで行きましたの」
問われて左右は、うなずく。
その彼女のスマホカバーは、ヒヨコの形に敷き詰めた卵の殻が黄色く塗られていた。
その上からレジンを流して、殻を貼っていない部分にリボンや小さな三角の旗のガーランドなどを飾って可愛く仕上げてある。
その隣には、うずらの卵ほどの大きさの白い卵のキーホルダーが並んでいた。
「そのキーホルダーも、上下さんが作ったの?」
それに気づいて、夏朝が問う。
「ええ。貼り合わせていたら、卵が復元できてしまったので、キーホルダーにしましたの」
「ヒヨコのカバーと、お揃いだね」
うなずく左右に、夏朝はカバーとキーホルダーを見比べて言った。
一方、二人と同じテーブルの紫は。
(UVレジンを使うなんて初めてだけど……うまく行くかしら?)
少しばかり不安を感じながらも、レジンを流して花やビーズ、ラインストーンなどをあまりごちゃごちゃしないように、配置して行く。
こうして全員が、自分のイメージを実現するべく、せっせとカバーをデコレーションして仕上げて行くのだった。
<< もどる
1
…
3
4
5
6
7
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
スマホカバーを作ろう!
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
織人文
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ★(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
定員
15人
参加キャラクター数
12人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年01月07日
参加申し込みの期限
2017年01月14日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年01月14日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!