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寝子島高校
期末試験をクリアせよ!!
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リリーはベンチに腰掛けた。学と亮は、横に座るのも妙だと考え、彼女の正面に立つ。見ようによっては、少女に腰掛ける学生の図と取られかねない。
「……で?」
「えっとまず確認したいんだけど、光――あの子が琥珀って奴なのは間違いない?」
「間違いない」
リリーはきっぱりと答えた。
「どうしてそう言える?」
と亮。「自分でも言ってたろう? 確かに髪や目の色は一緒だが、姿が違うと。つまり、琥珀って奴はあんな小さな子のはずがないんだろ?」
「確かに、証拠はない」
「ならっ」
「だが、私には分かる。特有の何か――この島の人間に感じることのない、気配のようなものだ。今なら居場所も、大体探れるかもしれん」
勘のようなものだろうか、と亮は思った。そうであれば、信用度はぐっと落ちる。だが、彼女にしか分からない何かが本当にあるのかもしれない。
「分かった、分かったよ。光が本当に琥珀かどうか、調べるよ。でも、ちょっとだけ待ってほしいんだ」
「待つ? なぜだ?」
リリーは探るように学を見た。本当に言い分を信じたなら、待つ必要はないはずだ。時間稼ぎではないか、と考えたのだろう。
「実は明日から、期末試験が始まるんだ。期末試験、分かるかな? テスト」
「分かる」
「よかった。俺と、ここにいる新田と東門、それにこの前会った連中と、それ以外もたくさん、テストを受けなきゃいけないんだ。明日から四日間」
「長いな……相当、厳しい試験なのだな」
リリーの想像した試験はどんなものなのだろうと、亮は思った。
「厳しい。だから、んえーっとお願いっていうのが……ちょっと出来れば、その間はそっとしておいてほしいって話で」
「もし、その試験を受けなければどうなる?」
「考えたくないけど、留年……進級、つまりえっと、昇級できなくなる。上に行けない」
ふむ、とリリーは考え込んだ。
「その後なら、きっと大丈夫! ちゃんと、光の正体と、これからどうするかを、リリーも一緒にみんなで話し合う機会を作るって約束する!」
リリーはちらりと亮の方を見た。
「一人の口約束が心配なら、俺も約束する。何も諦めてくれと言っているわけじゃないんだ。もし、光の正体が琥珀で、島を滅亡させようとしているなら――俺たちは君と一緒に戦う」
そんなことにならなければいいが、と二人は内心思った。
「お前たちを巻き込むわけにはいかない。これは我々の戦いだ」
「俺たちの強さは知ってるだろ?」
自分の武器が奪われたことを思い出し、リリーは苦笑した。ああ、と答える。
「この島には、他にもあんな能力を持った強者がたくさんいる。君がもし約束を破って、光の命を狙いでもしたら、非常に分が悪いことになるぞ」
「冗談に思えないな」
「生憎、冗談は言わない」
「では、脅しか」
「念のためだよ。それに、そう心配しなくていいって意味でもある」
「愚図愚図している間に、取り返しのつかないことになっても知らんぞ」
「心配かもしれないけど、光はまだ、子供だから」
「確かに赤ん坊だが……」
「そうじゃなくて――あ、知らないのか、そっか」
学は、光が既に三歳ぐらいまでに成長していること、知能もそれなりにあること、リリーの言うような子供ではないことを、ビデオを見せながら説明した。
それを聞くリリーの顔が、見る見る険しくなるのに亮は気づいた。
「どうした?」
「確かに我々の国では、成長は速い――だがこれは、速すぎる。このままでは、あっという間に大人になるのではないか? もしそうなら、奴の破壊力は……」
「確かに、二か月もしたら相当大きくなるかもしれないな」
「で、でもっ、今までの成長ペースを考えると、いきなり大人になることはないはずなんだよ! 四日ぐらいは……」
リリーの言葉から、確かめるまでもなく光が琥珀であることは間違いないように思われた。
だが、
「私は騎士だ。約束は守る……心配するな」
とリリーは言い切った。
運命の四日間。
リリーは亮の父親と祖父母がかつて暮らしていた家で、ひっそりと過ごすことになった。
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担当ゲームマスター
泉 楽
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ブロンズシナリオ★(100)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
日常
SF・ファンタジー
バトル
定員
10人
参加キャラクター数
8人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年01月05日
参加申し込みの期限
2017年01月12日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年01月12日 11時00分
参加キャラクター一覧
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