this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
期末試験をクリアせよ!!
1
2
3
4
5
…
6
つぎへ >>
1
北風が背後から吹き抜け、
青木 学
は思わず首を竦めた。
「ううっ、寒……」
ポケットに手を突っ込み、マフラーに口元を埋めたまま――そのせいで、ややくぐもった声になった――、学は前を歩く
新田 亮
を呼んだ。
「こっちでいいのか?」
亮は振り返ると、後ろ向きで歩きながら頷いた。
「目撃情報によれば、多分」
何日か前のことだ。彼らは、
リリー
という少女に出会った。
彼女は水着のようなものを身につけ――後にこれは、鎧と分かった――、マントを羽織り、レイピアを持っていた。そして道行く背の高い男を見かけては、襲い掛かっていた。
リリーは、
琥珀(こはく)
という男を探していた。彼女によれば、非常に恐ろしい男だという。特徴の一つが、背の高さだったというのだが、
「髪の色とか全然違うのに手当たり次第な辺り、結構適当な人だよな」
と、学は苦笑した。
偶然も手伝い、遂にリリーは件の男を見つけた。だがそれは、学や亮のよく知る子供、
光(ひかる)
だった。
光の髪は金色だ。それだけでもターゲットは絞られるのに、身長だけを手掛かりにしたリリーの性格は、大雑把なんだろかと学は思った。
「まあ、そうでなきゃこんなに手掛かりも残してないと思うけどな……」
亮も思わず笑った。この三日、二人はリリーを探し続けている。既に誰かを襲ったり、顔を確認するようなことはしていないが、姿を隠しているわけでもないようで、あちこちで見られている。
リリーはどうやら、旧市街に近いシーサイドタウンをぐるぐる回っているらしかった。
「行動パターンと昨日の目撃された場所を考えると……」
二人が当たりを付けたのは、桜台にある公園だ。寒さのせいもあって人気はない。
「おーいっ、りっ、リリー……! さん!」
学は周囲に人がいないことを確認すると、口に左手を当て、拡声器のようにして声を張り上げた。右手ではクッキーの缶をリズミカルに振っている。
「光っ……じゃない、琥珀たちについて相談があって!! 聞いてくれないかな!?……くれませんかー! お願いしまーす! 差し入れもあるんでー!」
慣れない敬語無理矢理使おうとして、いちいち語尾を言い直す羽目になった。
缶の音に釣られたわけでもあるまいが、中央に設置された滑り台の下、下水管のような形をした遊具から、リリーが姿を現した。
「そんな格好じゃ風邪ひくぞ」
亮はスポーツバッグから黒いトレンチコートを出した。
「ジャージを返してくれ、ソイツはまだ使う予定があるんだ。代わりにこのコートをやるよ。こっちの方が温かいぞ。――まぁ母ちゃんのお下がりだけどな」
リリーは羽織ったジャージの上着と亮を見比べ、ああ、と言った。
「お前か。すまなかった。慌てていたので、返しそびれたんだ。悪気はない」
少々跋の悪そうな顔で脱ぐと、リリーは亮に近づき、手渡した。しかし、コートは受け取ろうとしなかった。
「そんなことをされる謂れはない」
「寒いんだろう? 鳥肌立ってるぞ」
白い肌がぶつぶつと泡立っている上、腕を手の平で何度も擦っている。
「やせ我慢するな」
リリーは渋々と頷き、トレンチコートを受け取った。ほう、と吐いた息が白い。
「あ、これも、よかったら。クッキー。甘いの、好き?」
警戒されないよう、ちょっと離れたところから学は手を伸ばした。怪訝そうに眉を寄せるリリーを見て、学は缶の蓋を開けてやった。
「ほら、これ」
一つ摘んで目の前で食べてみせると、それが食べ物と分かったのか、リリーも真似をした。
「ほうっ!」
リリーの瞳が輝いた。
「美味いな、これは……何というか、美味い」
反応を見て、学はホッとした。
「俺、青木学っての。東門……えーと、光……赤ちゃんになった琥珀、かな? あの子を抱いてた奴がいたでしょ? あいつの友達なんだよね」
琥珀の名を聞いて、リリーの表情が険しくなる。慌てて、
「待って待って。敵じゃないから! 戦ったりしないから!!」
そもそも学は、戦闘に適したスキルを持っていない。
「相談があるって言ったでしょ。まずは話を聞いてくれないかな?」
リリーは学を睨んだままだったが、再び息をつき、
「よかろう」
と、答えた。
1
2
3
4
5
…
6
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
期末試験をクリアせよ!!
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
泉 楽
前回シナリオ
美少女戦士?の尋ね人
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ★(100)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
日常
SF・ファンタジー
バトル
定員
10人
参加キャラクター数
8人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年01月05日
参加申し込みの期限
2017年01月12日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年01月12日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!