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……何かがいる!
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桜のつぼみもまだ青い3月上旬。散歩から帰宅すると同時に電話が鳴った。
「もしもし」
『あーもしもし。くらちゃん?』
受話器から聞こえてきたのは親しい友人、
中之条 靖史
の声だった。
「やあ、やっさん。久しぶり」
南戸河 蔵人
は笑みのほころぶ口元で答える。「そろそろかかってくるんじゃないかと思ってたんだ」
『おー? つーことは?』
「やっさんも聞いてるでしょう? 最近、小学生が何人か行方不明になってるって話」
『話』とは、つい先日起きた事件のことだ。寝子島小学校の子どもが数人、行方不明になった。
発覚した当初、だれもが誘拐の線を考えた。しかし消えた子どもたちと誘拐犯らしき者を目撃したという者は、ひとりとして現れなかった。身代金要求の連絡はなく、死体も発見されないことから、これは家出なのではないかという疑いも浮上した。
誘拐であれ、家出であれ、いずれにしても扱いは慎重を要する。子どもたち本人のためにも騒ぎを大きくするわけにはいかないだろう、という見解から、報道は規制された。少なくとも当面の間は。
だがもちろん地元の者たちは知っているし、小学生の子どもを持つ親は過敏になって、うわさも飛び交っている。そして大っぴらに報道されていないというだけで、当然ながらジャーナリストの靖史の耳にも入っていた。
(今度は子どもたちの失踪事件……ね。
この島はどうにもキナくさい事が多い気がするな)
最近の島はどうにも……『マジ』な雰囲気がしてならない。胸がざわつくというか尻がむずむずするというか。こう、言ってみれば第六感的にくるものがある。
だがそれはそれとして、今はこの件だ。知った以上無視する気にもなれず、蔵人に連絡を取ったというわけだった。
『とりあえずこの手の……しかも子どもが関わってるとあっちゃ、声をかけないわけにもいかねぇよなぁ』
靖史の気遣いに蔵人は「ありがとう」と返して、話に戻った。
「あれね、ちょっと家出とか、誘拐とか……そういう感じじゃない気がするんだよね」
『ほう? 何か見つけたのか?』
「いや何も。ただなんとなくだよ。作家のカンってやつ」
がぜん食いついてきた靖史のジャーナリスト根性にくすりと笑う。
「まあ、無関係に無事に帰ってくるなら良しってことで、俺たちでも少し調べてみないか?」
無駄骨に終わるかもしれないけど、と付け足す蔵人に、靖史は「いやいや」と答えた。
『規制解除で記事にできるようになったとき、ネタになる事は1つでも多いほうが助からぁな。
んじゃまあ、とりあえずお互い調べられる事は調べて、どっかで落ち合おうや』
「うん。じゃあ図書館なんかどうかな? 片方が遅くなっても時間つぶせるから」
作家らしい提案だと笑う靖史と待ち合わせ時刻を6時と決めて、蔵人は電話を切った。
なぜ誘拐や家出と思えないのか、蔵人自身少し不思議だった。行方不明の少年のなかに、長田孝明少年がいると知ったからかもしれない。数カ月前、蔵人は孝明にまつわることで不思議な体験をした。だからもしかすると今回も、という気持ちがどこかにあるのかもしれなかった。
さっき口にしたことは嘘ではない。本当に、少年期によくやりがちな家出で、みんな憔悴した顔で戻ってきて、自分たちの行動はただの骨折りで終わるかもしれない。それが一番良いことだ。
だがおそらくそうはならないだろう。
「……まいったね。こういう勘ははずれてほしいもんだけど」
脱いでいたハンチング帽をもう一度かぶると、首をふりふり蔵人は再び外へ出た。
「この事件、私がみごと解決してあげるから、消えた子どもたちの資料見せなさいよ」
校長室のドアを開けるなり、そう宣言した数分後。
ブリジット・アーチャー
は実に慇懃とした、申し分ない態度の副校長に手をとられ、親切丁寧に裏門まで案内をされた。
用務員が目の前でガラガラと閉めた裏門の柵を握り締め「なによ!」と吼える。
「ひとがせっかく言ってあげてるっていうのに!」
「あんな言い方をすれば、そりゃ追い出されるよ」
柵にくくりつけられた『関係者以外は立ち入りを禁ずる』との看板を横目に、
新井 すばる
は苦笑する。ブリジットは振り返り、すばるをギッとにらんだ。
「そんな目で見られても。ボクのせいじゃないでしょ」
「あなたの母校でしょう!」
「うん。妹もまだ通ってるね」
すばるは口にくわえたちくわをもぐもぐさせながら答える。魚屋『魚新』オリジナルの寝子島ちくわだ。大変おいしい。
「じゃあ関係者じゃない! 後ろで見てないで、もっと主張すれば追い出されたりなんか――」
「いくら関係者だからって、生徒の資料なんか見せてもらえないよ。言われたからってほいほいだれにでも見せてたら、先生側の管理問題になっちゃうよ。そういうのはブリジットさんも望んでないでしょ?」
その言葉はもっともで、反論の余地がないことにぐぬぬと悔しがるブリジットにすばるが「で、これからどうするの?」と話を振る。
「ブリジットさんのことだから、ここで終わりの尻切れとんぼじゃ嫌でしょ?」
「もちろん! このまま帰るのも癪だし、図書館で作戦会議よ」
さあ行くわよ! とばかりに風を切って歩き出す。その姿にすばるはふっと息を吐いて、後ろをついて行った。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
寺岡志乃
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ★(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
ホラー
定員
15人
参加キャラクター数
15人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年12月29日
参加申し込みの期限
2017年01月05日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年01月05日 11時00分
参加キャラクター一覧
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