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【期末テスト】赤点?満点??春風、四日間の死線<物語編>
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●試験当日1日目~休み時間・家庭・理科
1教科終えての休み時間。ねむるや圭花のようにへろへろになっている者もいるが、元気な者もいる。
巫部 紫苑
は、元気なほうの筆頭である。
「ふぅ……やっぱり期末テストとなりますと、いつもの授業とは違ってお腹空きます……やっぱりお弁当を作ってきて正解でしたね♪」
みんなが過去問題や教科書を読み直したりして次の家庭の詰め込みをする中、いそいそと四段お重の包みを広げる紫苑。テスト中に集中したり、いつもと違う雰囲気なのがお腹がすく、というが、朝食として唐揚げにサラダ、お味噌汁にご飯と焼き魚とお漬物等々ほぼ3人前は食べてきているというのだから、相変わらずブラックホールな胃袋である。
「紫苑ちゃん、もうお昼にするの?」
クラスメイトの
七夜 あおい
に話しかけられると、紫苑はちょっと小首を傾げてほほ笑んだ。
「いえ、ほんのおやつ的な腹ごしらえですよ。お腹が空いてテストに集中出来ないなんて本末転倒ですしね……上の二段は1時間目の休み時間用、下の二段は家庭科が終わったら食べようかと」
「作ってきたの!?」
「今回は余裕を持って試験勉強が出来たので。普段はコンビニのお弁当やおにぎりなどで済ませることも多いんですよ」
「そ、そうなんだ。すごいね」
食欲も、今朝これだけのお弁当を作ってきたということも、だ。
あおいが目を丸くしていると、紫苑はお弁当のから揚げを指して「食べます?」と聞いてきた。
「う、ううん、今はいいや。あんまり寝てないから、お腹いっぱいになったら寝ちゃいそう」
「そうですか。では、失礼して……頂きます」
ぱくぱくとから揚げを口に頬張る。プチトマトに、ほうれん草のおひたしに、卵焼きに、きんぴらごぼう。食べるスピードは速いのだが、食べ方は優雅だ。
お重の上二段が空になると、紫苑は行儀よく胸の前で両手を合せて一礼した。
「ご馳走様でした……さて、テストの準備、準備……」
まわりは驚きの表情だが、紫苑にとっては当たり前のことなので気にならない。
半分まで食べたお重を風呂敷に包んで鞄にしまうと、代わりに教科書を取り出し、最後の見直しを始める紫苑であった。
◇
家庭の試験が始まった。
この日の試験は三科目で、数学と理科に挟まる形になった家庭は、人によっては息抜きの時間かもしれないが、
鴻上 彰尋
にとってはそうではない。
図書室でいっしょに勉強した
七夜 あおい
のことが気になって仕方がない。
(あおいさんの苦手な家庭だけど、大丈夫かな……)
一問解いては、遠くに揺れるツインテールの後ろ姿に思いを馳せ、一問解いては、いっしょに勉強したあの日のあおいの横顔を思い出して物思いに耽ってしまう。
(勉強の成果が出るといいんだけど……ちょっとどころじゃなくて心配になる)
彼女の料理の腕を知っているだけに、自分のこと以上に不安が募る。
問題はそんなに難しくないように彰尋には感じられたし、実際迷いなく解くことができる。
いっしょに勉強した、食べ物の保存方法についての問題もあって、彼女に教えた通りに解きながら、
(あおいさん、無事に解けたかな)
とやっぱり気になってしまう。
そのころ暦は、食べ物の保存方法についての解答欄をすべて『冷凍』で埋めていた。
(ん……お裁縫とかお料理できなくったって、死にはしないのです。今はレンジでチンすれば、おいしいメニューを用意できますし)
冷凍は正義! 魚も肉も冷凍しとけばいつまででも保つから! と思っている感じであった。
長いようで短い50分が過ぎた。
家庭の試験が終了し、紫苑はまた飄々とした様子でお重の残り二段を食べ始める。
ののこがお弁当のおすそ分けに舌鼓を打つ一方で、あおいは机に突っ伏したままだ。
一体どうしたんだろう。彰尋は、気が気じゃなくて、声を掛けずにはいられなかった。
「あおいさん、どうだった?」
あおいがちらりと顔を上げる。
「彰尋くん……私……私ね……」
彰尋の不安はMAXになった。出来なかったのだろうか。教え方がまずかっただろうか。
だが、あおいは疲れ気味の顔ににこっと笑みを浮かべて。
「解けたの! 家庭科であんなに埋められたの、はじめてかも! いっしょに勉強してくれてありがとね!」
それを聞き、彰尋の不安もようやく解けた。
「良かった。次の理科も頑張れそう?」
「んー……ちょっと疲れてるけど、今日はあと一科目だもんね。頑張るよ」
「そうだね。ああ、そうだ」
彰尋はいつも勉強の合間に食べている、カラフルな包装紙に包まれた四角いチョコを2、3個、あおいの手の中に落した。
「お疲れさまの意味と、もう一科目頑張ろうのチョコ。甘い物補給したらいいよ」
「わ」
さっそく口に含んで、幸せそうに頬張るあおい。
チョコならお腹いっぱいにならないし、脳の働きにも良いに違いない。
「ありがとね。このあとも頑張ろうね」
休み時間が終わり、席に着く。
この日最後の理科の試験がはじまったころには、彰尋の心はすっかり温かくなっていた。
(一緒に勉強してきたあおいさんが頑張ってばっちりだったのであれば、自分もきっと大丈夫)
理科も落ち着いて解けているし、3日目に控えている苦手の英語も頑張れそうである。
一方、暦はこの日一番ノッていた。
(生物中心なら任せろー! 物理とか化学は……まあ、勘で。キノコ以外でも、洋ランとか昆虫とか甲殻類の類には強いんです。洋ランって地面だけじゃなくって、木々や岩に着生したりして生息域を広げてる、植物でも進化が進んだ種なんですよ。綺麗だから作品のモデルにも最適)
洋ランについては試験には出なかったのだが、それでも暦は解答欄を難なく埋め、ついでに洋ランの落書きをする余裕もあった。かなりの高得点が期待できそうである。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
笈地 行
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ★(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
学校生活
コメディ
NPC交流
定員
1000人
参加キャラクター数
77人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年01月01日
参加申し込みの期限
2017年01月08日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年01月08日 11時00分
参加キャラクター一覧
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