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【星幽塔】第八階層 妖精のオーブと2人の乙女
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●ジンの説得
巨人を空から攪乱していたのは
恵御納 夏朝
だった。
桃色を基調にした盗賊風の衣裳を身にした彼女。可憐な女盗賊は長いマフラーをなびかせながら空飛ぶ猫に乗って上空を自在に飛んでいた。
空飛ぶ猫は桃白猫。青い目を持つ馬ほどの大きさの可愛らしい猫だが、その口元や足先には鋭い牙や爪が隠されていた。
もふもふの艶やかな薄桃色の毛並みに抱かれながら、夏朝は巨人の目の前を縦横無尽に飛び、自らが囮になって仲間を助ける。そして隙あらばろっこん<重く軽く>を宿したねこシールを巨人の足元に射出し、その歩みを鈍らせていた。
皆が全力で戦っていたが、巨人の再生能力は衰えを知らない。この果てしない戦いに、それぞれの顔に焦りの色が浮かび始めた。
(ジンを説得するしかない……)
修は妖精ジンがいるであろう森を振り返った。何とかこの洞穴の前までは案内してくれたジン。しかしその後は彼はそっぽを向いてしまい、まるきり戦闘に参加する様子はなかった。
「桃川、悪いがちょっとジンを説得してみる。彼が言った仕掛けとやらでないとこの巨人は無理そうだ」
巨人の足を斬りつけながらも修が圭花に声をかける。戦槌を巨人の足に叩き込んでいた圭花が顔を上げた。
「OK。私やサキリ君は巨人を足止めしとくわ」
圭花は巨人の動きに合わせて飛び退りながら、軽く肩をすくめる。
「あの妖精の子は何か知ってるみたいだけど、説得には手間がかかりそうだし、そもそも説得するのが正しいのか、言い分聞かなきゃ判断もできないし」
そしてにっと修に笑った。
「説得は任せるわ。私は自分のできることをする」
高速移動をしていたサキリもフッと姿を現した。
「生半可な攻撃では有効打にならないからな。僕らは時間稼ぎをしておくよ」
そう言うと2人は果敢に巨人に挑んでいく。その頼もしい背中を見ていた修にヒーロー姿の轟が声をかけた。
「ジンの説得なら俺も行くぜ!」
「私も行くのです!」
美咲紀も言う。2人の言葉に修は頷いた。
*******
「ピレーをそっとしておきたい気持ちは分かるが、その考えは間違いだ、ジン!」
グッと拳を握り、轟は頭上の妖精に語りかけた。木の枝に座っているジンは、何も目に入らないかのように全く轟達に視線を合わせようとしない。
「確かにそれも優しさだ。でも、ずっとそのままでいいわけがねえ! それが自分の意志だけじゃなく、影とかいう奴の仕業ならなおさらだ」
ジンに語りかける轟の声は、己の心の熱さと共に大きくなっていく。
「ピレーはちゃんと外に出て、エイロスと向かい合ってお互いの誤解を解かなきゃならねえ」
轟の頭上でぶらぶらと動いていたジンの足が止まった。轟は熱く言葉を続けた。
「やる事きっちりやって、それでもそっとしておいてほしいっていうなら、今度こそそうしてやる。それが本当の優しさなんだ!」
ジンの気持ちがこちらに向いている。そう感じた修も口を開いた。
「君はピレーが大好きなんだな。彼女の安全を願っているんだね……。でも、ピレーの幸せは閉じこもっている事ではないはずだろう?」
「そうです! 洞穴に籠もりっぱなしは良くないと思うです。美容と健康には太陽の光が必須! なのですよ!」
修の横で美咲紀も熱弁する。近くにいたまほろもそっと顔を出した。
「みんながね、ピレーさんの心配をしているんだよ? ジンくん。巨人を倒す方法を知っているなら教えてくれないかな……?」
頑ななジンへの説得に、上空から夏朝もひらりと降りてきた。ジンの下に来ると、ぺこりと頭を下げる。
「もし、ピレーさんが洞穴から出てこようとした時に、巨人に襲われたら……。それを防ぐ為にも……お願い」
異界から来た星の力を持つ勇者達に下からじっと見つめられ、ジンはへの字にしていた口から、大きく溜息をついた。
「……分かったよ! 教えるよ! でも、何だってそんなに真剣になってくれるんだい? 君らには関係ないじゃないか」
ジンの言葉に一同は顔を見合わせる。轟がマスクの下の瞳を細くしながら親指を立てた。
「それが、寝子島の住人ってやつさ、ジン!」
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
KAN
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
冒険
SF・ファンタジー
バトル
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年12月24日
参加申し込みの期限
2016年12月31日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年12月31日 11時00分
参加キャラクター一覧
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