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眩い光に包まれ、
御庭 凪糸
は前後左右がまるでわからなかった。不安定な視覚のためか、身体の感覚までおぼつかない。
「弱き者、汝の名は――」
「ここはどこ、私は誰」を理解するよりも早く、御庭の耳を弱々しい声がかすめていく。
(これは、随分と懐かしいね)
青年にしてはやや高い、特徴的な声。愛くるしい瞳に、丸みのある頬。幼い頃の面影を背負う彼は、かつては天才子役として名を馳せた灰 優太。しかし、この舞台は酷評される。
"気が弱いだけのハムレット"
"子どもにしか見えない"
"やっぱり子役上がりは駄目"
あまりの批判っぷりに、凪糸はかえって優太に興味を持ったことを覚えている。
(でも、こんな気持ちで演じているなら、評価も妥当だったんでしょうね……)
なぜだかわからないが、凪糸には優太の動揺が手に取るように理解できた。
『やっぱり、今の演じ方、変だったのかな……』
舞台の本番であるにも関わらず、雑念だらけでまったく集中できていない。それは舞台が終わるまでずっと続いた。一挙一動のたびに、まわりの視線や反応を気にして、身体をこわばらせる。帰路についても、帰宅しても、風呂に入っても、寝ても覚めても延々と彼は悩み続ける。
『どうして……あんなもの気にしなければいいのに。ただ、演じればいいだけなのに』
覚えのあるという生易しい言葉では片付けられない痛みが、凪糸の胸を引き裂く。助けてあげたいという気持ちは募るができることはなにもない。
『こんなに苦しいのに、こんなにつらいのに……なんで嫌いになれないんだろうな』
新たな舞台を前にしても、優太の迷いは晴れないままだった。
『もう、やめてしまおう』
覚悟を決め、優太は鏡に向かって力なく微笑んだ。その時、控室の扉を叩く音が響き、優太が返事をするよりも早く扉は無遠慮に開かれた。
「……灰ちゃん、衣装なんだけど」
鏡越しに、優太と衣装担当の『
御庭 凪糸
』と目が合った。
「……はい、これ」
衣装担当の凪糸は、優太に衣装を手渡す。
「……キミが再び輝けるよう魔法をかけてあげよう。だから、オレを信じて?」
今度は真正面から、見つめ合う。優太は何も言わず、ただ静かに頷いた。そして舞台の幕が上がる。
「生きるべきか、死ぬべきか。それが問題だ」
おぞましいほどの熱量のこもった台詞が、凪糸の鼓膜を揺さぶった。
気がつくと、凪糸は教室にいた。うっすらと茜色に染まる放課後の教室には、凪糸以外誰の姿もない。凪糸は辺りをゆっくりと目を閉じ、白昼夢に思いを馳せた。
(……ちゃんと魔法に掛かってくれてたんだ)
凪糸は、自然と苦悩を思い出す。針すら重いと感じてしまう己を呪う日々。泥沼の底から引き上げてくれたのは、音楽が好きだと叫んでるような、熱情的なヴァイオリンの音だった。気がついたら、針を手に持ち、服を縫い上げる。重さなど感じない。疲れなど覚えない。あれこそ魔法だった、と凪糸は思う。
(オレもキミみたいな、魔法が使えたみたいだ。……オレが彼にかけた魔法はいつか消えてしまうかもしれないけれど……でもそれも悪くない。彼自身の魅力で輝けるってことだから)
凪糸がふっと口の端を緩めたそのとき、ガタンという重い音が教室に響いた。音がした方を見れば、いやに顔色の悪い
神嶋 征一郎
が、凪糸の方をじっとりと睨みつけているところだった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
つるこ。
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
SF・ファンタジー
オールジャンル
定員
15人
参加キャラクター数
16人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2018年10月07日
参加申し込みの期限
2018年10月14日 11時00分
アクション投稿の期限
2018年10月14日 11時00分
参加キャラクター一覧
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