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美少女戦士?の尋ね人
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リリーと名乗った少女は話し始めた。
「私はおそらく、こことは違う国から来た」
「おそらく?」
と雅樹は眉を寄せる。
「私にもよく分からない。気が付いたら、ここにいたから。私たちの国は、本来ここよりもっと暖かく、穏やかな花の国だ」
ふと気づいた亮は、バッグからジャージの上着を取り出した。
「汗臭いかもしれないけど、少しは暖かいからよかったら」
ありがとう、とリリーは言うとそれを羽織った。
「本来、ってことは今は違う?」
と雅樹。
「ある時、敵が現れた。恐ろしい、冷たい力を持つ連中だ。私たちに戦う力はあまりないが、皆、剣を手に取った。多くの仲間が死んだ。長い戦いを経て、遂に我らのリーダーが敵の首領を倒したのだ」
「それで?」
雅樹と亮はごくりと唾を飲んだ。リリーの説明は簡潔で短かったが、苦悩に満ちた表情が決して作り事ではないと語っていた。
「琥珀――それが敵の首領の名だ。奴は死んだ、そのはずだった。ところが突然、奴の周りの空間が奇妙な色に染まり、捻じ曲がった」
「空間が捻じ曲がる?」
「そう――ぐにゃぐにゃと。そうとしか表現のしようがない。逃げようとしている、と私は思った。我らがリーダーが命を賭して倒したのだ。蘇らせるわけにはいかない」
「それで、追ったのか」
「そうだ。そして気づいたら、ここにいた」
雅樹と亮は顔を見合わせた。信じていいものかどうか――彼女の妄想ではないか。
結論。
「ありえないことじゃないな」
別の世界が存在することは、既に証明されている。更に知らない世界があったとしても、不思議ではない。しかし、と亮は言った。
「あんたも変な島に来ちゃったな。ここには訳の分からない噂が多いんだ。空から飴が降るとか、ゲームの世界に入ったとか、幽霊を見たとかな」
「島――ここは島か」
「ああ。不思議な力を持つ人間も多い。ろっこんって言うんだが」
だが、リリーはその言葉に反応を示さない。本当に知らないか、よほど演技が上手いか――生憎、亮にはその判断が出来なかった。
「それで、そいつを探してるわけか。どうして俺を?」
「奴はお前ぐらいの背丈だ。もう少し、細身だがな」
雅樹の身長は一七八センチ、体重は六十七キロ。決して太っている方ではない。となると、琥珀はかなりスマートな体型ということになる。
「他に特徴は?」
「聞いてどうする?」
「そんな危ない奴、野放しにしておけないだろ?」
「俺もそう思う。情報があれば回して、見つけやすくなるぞ」
「迷惑をかけるわけには――」
「既にかかってるから、きちっと早めに対応しようって話」
「――分かった。礼を言う」
リリーは深々と頭を下げた。そして琥珀は、とその名を口にするだけで苦々しい表情になる。
「恐ろしい男だ。冷たく、硬い。だが外見は非常に美しい――女性と見紛うばかりに。髪は光を全て吸い取ったような金色、瞳は空か海のように真っ青だ。吸い込まれそうになるほど――」
ほう、とそこで息をつく。
「虜になる者も少なくない。だが、奴の力は不幸しかもたらさぬ。何もかもを破壊する力だ」
再び、二人は息を飲んだ。そんな男がこの島にいることを誰も知らない――そのことに、彼らの背筋は凍ったのだった。
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泉 楽
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グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
日常
SF・ファンタジー
バトル
定員
10人
参加キャラクター数
7人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年12月03日
参加申し込みの期限
2016年12月10日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年12月10日 11時00分
参加キャラクター一覧
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