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【星幽塔】第一階層 ほしびとと共に、或いは、塔と愉快な仲間達
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【ト・ゲトーゲ沈静化作戦】
同じ頃。
城下町のとある狭隘な路地裏にて。
「なるほど。あなたが制作する、ト・ゲトーゲ専用のクツワや鞍、手綱があればこそ、ト・ゲトーゲの騎手はその真価を発揮できるわけだな」
八神 修
は、ト・ゲトーゲ沈静化作戦の協力者である鍛冶屋クレイグ・ドナハから聞いた話に、うんうんと納得の表情を浮かべていた。
「ふん。そんな大層なもんじゃねぇ。だが、俺もプロの鍛冶職人だ。人間とト・ゲトーゲとが一体となって動けるように一つ一つ丹精を込めて制作してるつもりだ」
クレイグは自慢の三つ編みにした髭を弄りながら、まんざらでもなさそうに言った。
そんなクレイグの言葉の端々から、修は彼の仕事にかける情熱を確かに感じ取っていた。
(……もしかすると、クレイグなら作れるかもしれん。まだ俺の漠然とした妄想に過ぎない新しい武具のアイデアを現実の形にしてくれるかもしれない……)
そんなことを考えながら、修の指先は今もその狭隘地に仕掛けたト・ゲトーゲ捕獲用の罠の最終調整をするために忙しなく動かされていた。
新しい武具の開発は大事だが、まずは目の前の問題を一つ一つ対処していかなければならない。
先程、すでに作戦の協力者である
椿 美咲紀
と
常闇 月
から一匹のト・ゲトーゲが沈静化させられ、専用の小屋に運ばれていた。
作戦は順調と言えたが、その捕まえたト・ゲトーゲが捕まる直前に上げた悲鳴が、ほかのト・ゲトーゲを荒ぶらせている可能性もあった。
(……あまり時間をかけるわけにはいかない。そろそろケリをつけないと――)
そう思ったまさにそのとき、ひゅるりと風が吹いた。
『――シューくん、ト・ゲトーゲがいたわ! それも二匹! 協力してほしいのですっ☆』
美咲紀から風の便りが届いたのだった。
「……お嬢ちゃん達からか?」
と、クレイグが髭を弄りながら渋い声で訊く。
「ああ。残り二匹のト・ゲトーゲを見つけたらしい。ここでまとめて捕獲したい。ドナハ氏にはここで仕掛けを作動させる役を頼みたい」
修の言葉に、クレイグは口元でニヤリと笑って「いいだろう」と了承の意を示した。
「よし、じゃあ行ってくる。待っていてくれ、必ず成功させてみせる」
自信に満ちた笑みをクレイグに向けて、修は美咲紀が教えてくれた場所を目指して全力で駆け出した。
修が現場に駆けつけると、そこには確かに二匹のト・ゲトーゲとそれを遠巻きに見つめる美咲紀と月の姿があった。
「待たせたな。二人とも、首尾はどうだ?」
「上々よ。シューくんさえよければいつでもいけるわ」
「私もいつでも問題ありません」
やる気も準備も万全といった二人の言葉に、修は頼もしさを感じつつ「よし」と顎を引く。
「では始めよう。基本のやり方は今まで通りだ。常闇が囮となって意識を引きつけ、そこに俺と美咲紀が後ろから圧力をかけてドナハ氏が待ち構える罠まで一気に追い込む。いいな?」
「了解なのです!」
「はいっ!」
月は修の言葉に頷くとほぼ同時にト・ゲトーゲのいる方向に向かって走りだした。
さっきまで気配さえ感じさせなかった月が突然目の前に現れたことに、二匹のト・ゲトーゲは激しい警戒心をあらわにした。
月が小さな石を目の前に投げつけて挑発すると、ト・ゲトーゲは怒りも顕わに彼女に向かって突進し始めた。
「今だ! 行くぞ、美咲紀!」
「うんっ!」
そこで一気に修と美咲紀がそれぞれ別のト・ゲトーゲの背後に突っ込んでいく。
すると、ト・ゲトーゲは退路を阻まれて、走り続けるしかなくなってしまった。
そのまま月は二匹のト・ゲトーゲと適切な距離を保ちつつ、罠を仕掛けた場所へと走り続けていく。
そして、二匹のト・ゲトーゲを狭隘地まで誘い込むことに成功すると、月はそのまま壁のわずかな突起に手をかけてさながら忍者のようにそこから脱出する。
「ドナハさん、今です!」
「……ああ!」
月の声に、クレイグが長年の鍛冶で鍛えた腕で仕掛けに繋がれた綱を一気に引いた。
刹那、二匹のト・ゲトーゲの上に大きな網が覆いかぶさる。
「よし。美咲紀、星の力で布を被せて目隠しを!」
「まかせて!」
美咲紀が白い翼のついた杖を掲げると、風に舞いあがる布がト・ゲトーゲの視界を奪い、その動きをわずかに鈍らせた。
そこで、修と美咲紀、月がゆっくりと二匹のト・ゲトーゲに近づいていき、優しく声をかける。
「大丈夫だ。俺達にお前に危害を加えるつもりはない」
「そうよ。私達はあなた達を迎えにきただけなの」
「何も心配する必要はありません。私達はあなた達の味方です」
三人がそれぞれに愛情を持って話しかけると、最初はジタバタともがいていたト・ゲトーゲもやがてだんだんと大人しくなっていった。
それを見て、普段は寡黙なクレイグも少し興奮したように言う。
「……ほう、あの荒くれト・ゲトーゲどもがすっかり大人しくなりやがった。あんた達、たいしたもんだよ」
満足そうなクレイグの顔を見て、修・美咲紀・月の三人は顔を見あわせて笑い、作戦の成功を称えあった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
水月 鏡花
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
SF・ファンタジー
NPC交流
定員
20人
参加キャラクター数
13人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年12月09日
参加申し込みの期限
2016年12月16日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年12月16日 11時00分
参加キャラクター一覧
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