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【感染者ニヨル強度低下】
対象:B3・B5第一バリケード
【感染者侵攻数】
A全体:65人
B1~2:35人(一部足止め)
【感染進行】
桜崎 巴
:15%
Round6【Day2 夜】
暗闇の中で、切り裂くように鳴り響く警報の音。
3階に向かっていた一部の感染者は、この音に気付き、その足を再度2階へと向けていた。
【A4:2-8教室内】
無理矢理こじ開ける形で引き戸を開き、教室内に入った人影は左右の鍵を急いで閉めていく。
「はぁ……はぁ……く、はは……」
こみ上げてくる笑いは助かった事への歓喜か、それとも諦めか。
――巴は、感染者の間をすり抜け、時に殴りつけながら、消火栓のベルを鳴らす事に成功していた。
「どうしたもんかね……本当に」
残った薬を自分に投与したおかげで、体はまだ十分に動く。
だが、ここから逃げて上の生存者と合流する手立ては、今の所巴には思いつかない。
無我夢中で逃げていた事もあり、ここに逃げ込んだのも、ほとんど偶然に近いものであったのだ。
「まったく、こんな時に限って月が綺麗だなんて、皮肉もいいとこ――」
窓から見える月は、それこそこんな騒動にふさわしく無いほど綺麗に、その光で教室内を照らす。
――視線の先に見えた
一筋の希望
と共に。
【B3:第一バリケード前】
左階段側のバリケードが限界に近い。
その話を聞いた後、由貴奈は灯油をバリケードに撒き、残った分を導火線の要領で垂らしていく。
「……ひこにゃん、そろそろ動いたほうがいいよぉ?」
その側で、バリケードを見張りながら立つ信彦へと声をかけながら。
「心配いらないよ、壬生先輩。それに、守る人は必要じゃないか」
声は軽く、由貴奈を心配させないよう、あくまで普通にいつもの信彦として返事を返す。
だが、その視線はすぐに階段へと戻っていた。
「大丈夫、などと軽い事を言うつもりは無いが、桜崎ならそう簡単に諦めるはずが無いと思うぞ」
「そうだね……諦めるって言葉が一番似合わない人っぽいし」
気休めとは分かっているが、それでも修とねむるはこれを口にする。
修とねむるもまた、由貴奈の作業を手伝う為にここに来ていたのだ。
「ん、これで完成だねぇ。後は……」
張られたバリケードの先には、薄ぼんやりとしか見えないが、階段から上がって来る感染者の姿が見られる。
張り付いている感染者も同時に確認し、由貴奈は自作の着火装置を取り出していた。
【B5:3-屋上階段付近】
運びこんだ資材を全て使いながら、ここに集まった10人の生存者は協力してバリケードを作成していく。
「おいしかったのだ! さすがタルトちゃんなのだ!」
一際テンション高く、真央はタルトに分けてもらったお菓子の感想を口にしていた。
「そっか、よかった!」
タルトは、その感謝の言葉を素直な笑顔で返す。
――巴が居なくなった事に、一番の動揺を見せたのは真央であった。
それでも自分で必死に立ち直り、今はバリケードの作成作業を手伝っていたのだ。
「うんうん、オレもそれには同意見なのよぅ。というわけで、そんなタルトちゃんにプレゼントなのねん」
陽太が、ポケットに仕舞っていた粘土細工の猫を取り出す。
「おぉぉ! 真央ちゃんも欲しいのだ!」
「いやぁ、もう紙粘土ないからねぇ」
ケラケラと笑いながら、陽太は粘土細工の猫をタルトへと渡していた。
「ありがとー、呉井先輩」
「いえいえー。お礼だから、気にする事はないのよん」
人数が足りていることもあり、作成は順調に進められる。
その為に出来た、少しばかりの息抜きを、会話という形で三人はしていた。
【B5:屋上】
月明かりが照らす屋上は、夜とはいえそれなりの視界を確保出来る。
但し、街には人工的な光は見えず、所々で何かが燃えているような火の光と煙が見えるだけであった。
「……それが、瓢くんの考えってわけか」
予想通り、武道は瓢の考えていた案に対して、否定的な意見を口にしていた。
「生き残る為、それに今居る人数がいりゃあ、明日の昼までくらいならなんとかなる。違うかい?」
屋上付近に集まっているのは、今の所瓢達5人、そしてここには居ない他グループの5人である。
バリケードも完成間近、そして階下のバリケードが破壊される直前ともなれば、今の内に手を打っておく必要があったのだ。
「……すみませんが、私は賛成できません。あの人達は自分達の身を犠牲にしてでも守りきりました。それを私たちが――」
「いや、すまないねぇ月嬢。そんな意見は端から聞く気はないのよ」
月が語るのは綺麗事だと、瓢は一笑に付す。
助かる為の手を考える以上、こちらの安全は第一であり、
囮になってくれるのであれば尚更いい
。
――その為の手として、瓢は今この場から離れている由貴奈達を切り捨てるつもりでいたのだ。
完成した際に到着を待つ事無く閉じ、その上で階段に洗剤を撒き歩きづらくした上で、感染者もろともに突き落とす事で。
「悪いが、正気とは思えねぇ。ここまで上手く行ってるってのに、それを壊すってのか?」
多くの生存者が生還する。
それが手の届く位置まで到達しかかっているというのに、それを壊そうとする瓢に、優もまた難色を示す。
「おや、吾妻はんらしくないねぇ。他の連中に情でもかけるつもりかい?」
「それは……ただ、今ならいけるかもしれねぇって時だから……!」
珍しく優は感情を表に出し、瓢に言葉を返す。
――助けあえるのならばそうしたい、その意志を出しながら。
「……まったく、揃いも揃ってお人好しだねぇ」
一つだけ、瓢は大きくため息を吐き出す。
反対は承知の上、しかしここまで反対され強行すれば、それこそ身内から裏切られる可能性も高い。
「わかったよぃ。なら、あっしもあんた等の考えに賭けてみようじゃないか」
「それでいいのか、瓢くん」
強く、念を押す形で武道が瓢に問う。
「あぁ、いいとも。何、どんな結果になっても、あっしは誰もうらみゃしないさぁ」
カラカラと笑いながら、瓢はそれだけを口にし、屋上から姿を消していく。
――それと同時に、階下からはバリケードが崩壊した音が響いていた。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
御神桜
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
推理・サスペンス
ホラー
バトル
定員
15人
参加キャラクター数
15人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年05月20日
参加申し込みの期限
2014年05月27日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年05月27日 11時00分
参加キャラクター一覧
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