this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
サムライVS悪代官 時代劇だよ全員集合!
<< もどる
1
2
3
4
■第四幕:サムライVS悪代官 時代劇だよ全員集合!
「ふははははー! 民に重税をかけて儲けた金で呑む子供ビールはうまいうまい」
骨削 瓢
は金銀財宝に囲まれて浴びるように子供ビールをがぶがぶしていた。
っていうか本当に浴びていた。
これ以上無いくらい悪い奴の振る舞いである。
「悪代官骨削瓢! ここが年貢の納め時だ。貴様を召し捕った暁には殿が西洋医学書をくださるというのでな、お縄についてもらうぞ」
襖を蹴破り、刀を構えた
八神 修
が飛び込んできた。
「早っ! 討ち入りパート早くないかい」
「問答無用! ゆけ、芝!」
「ワンッ!」
修の横から飛び出す犬。
二人の牙と刃が瓢に届かんとしたその瞬間。
瓢は天井から下がったヒモをくいっと引いた。
「こんなこともあろうかとねぇ」
突如として開く床。
修たちは穴へ真っ逆さま――と見せかけて刀を壁に突き刺しブレーキ。
芝を背負ってよじ登ると、瓢は笑いながら逃げ去るところだった。
「ふはははは、追ってこれるものなら追っておいでよぃ」
「おのれ……逃げるな!」
修は術を発動させて天井の合わせ板を分解。外れた板が逃げる瓢の頭に直撃した。
「うおお……! なんでこう都合良く頭に……!」
頭を押さえてさする瓢。
追いかけてくる修を振り返ると、すぐそばの襖をサッと開いた。
なんかコッソリ抱き合ってる男女がいた。
「……ごゆっくりぃ」
ぴしゃっと閉じて、修に向き直る。
「恋愛フラグ確認。あっしのろっこんが猛威を振るうよぃ~!」
瓢がぱちんと指を鳴らした途端、修たちを竜巻が襲った。
砂の混じった暴風に思わず目をふさぐ修。
ついには風に吹き飛ばされ、屋敷の玄関へと転がっていった。
「思ったよりも強敵だな。芝、怪我は無いか。よしよし」
犬の頭を撫でていると……。
「ごめんくださませー」
風呂敷包みを持った
上下 左右
が玄関先に立っていた。
「金平糖をお届けに来ましたわ。山吹色のお菓子をくださいなー」
「その山吹色のお菓子を届けに来た私だよ」
その横にちょこんと立つ
旅鴉 月詠
。
こっちは風呂敷包みを抱えていないが、後ろから
椿 美咲紀
が包みを抱えて走ってきた。
「歩くの速すぎなのですよ月詠さーん! きゃっ!」
何も無い場所で躓いてべちんとうつ伏せに転ぶ美咲紀。
ネコを抱っこして歩いていた
仙藤 紫
が顔を覗き込み、手を差し出した。
「大変そうね。少し持ってあげましょうか?」
「ど、どうも」
手を引いて貰って立ち上がる美咲紀。
紫は彼女の風呂敷を見つめて怪訝な顔をした。
「山吹色のお菓子って聞いたけど、何が入ってるの? それ……」
「あっ、かすていらです」
「かすていら……」
「やあやあお疲れさまで。お茶でもしていくかい?」
修がハッとして振り返ると、玄関に現われた瓢が長いキセルを手に立っていた。
この期に及んで客の対応とは。
修は立ち上がり、刀を手に取った。
「これでも武家の子だ。頑張るぞ、芝」
「おっとそういえば追われてたんだねぇ。悪いがお引き取りくださいな」
瓢は玄関に飾ってあるシカの剥製を蹴っ飛ばすと、首がぱかんと割れて中から大砲のようなものが顔を出した。
「なんだそれは……」
「これぞ!」
瓢はキセルを叩いて空中に文字を書いた。
「『よ』ーく狙って打てば『い』い具合に服が破けて『で』かい倫理の壁さえも『わ』けものかく飛び越えられるんでは『な』『い』だろう『か』砲――略して『よいでわないか砲』!」
「終盤が無理矢理すぎる」
「ええいよいではないか! 男子のサムライが来てがっかりしてたが、女子がそろった今なら好機! くらえぃ!」
ひもを引っ張り大砲を発射する瓢。
その瞬間。左右たちの前に飛び出した
哀坂 子夜
が砲弾を真っ二つに切断した。
「まあ、ありがとう! 理屈は分からないけど助かりましたわ!」
「こういう仕事じゃあ……ないんだけど、ね」
模造刀を地面に無理矢理突き刺し、美しい刀へ変化させる子夜。
はじめに使った刀と併せて二刀ひろげて身構えた。
「急に砲撃なんて……不作法じゃ、ないかな」
「今のなんだったんです?」
「さあ……」
玄関の外で身を伏せていた美咲紀と紫が顔を合わせて首を傾げた。
ざん、とそばで足を止める
御剣 刀
と
夏神 零
。
「なんだ、騒がしいな」
「道草をくわずに荷物を運んでほしいでござる。お主との勝負で米が台無しになってしまったのでござるゆえ」
「そ、そうだった。すまん……」
頭をがりがりとかいて弱った顔をする刀。
その瞬間。
彼らのいる地面が一斉にばかんと開いた。
刀も零も、月詠も修もみんなまとめて落下する。
「ふ、ふふ、ふはははは!」
穴の縁に仁王立ちして笑う瓢。
「こうなることも計算のうちよぃ。このまま女子の服だけむいてガラスケースに入れつつ挿絵イラストにしてやろうかい!」
と、言ったところで。
彼の後ろにいた芝がガッと瓢のお尻に噛みついた。
ぎゃんと言ってはねる瓢。
瓢はそのまま穴へと真っ逆さま。
「し、しまった……!」
後日談。
「ごめんくださいなー」
金平糖の袋を持って、左右と紫が襖を開けた。
「いらっしゃい」
部屋ではベッドに包帯まみれの瓢が寝っ転がり、ジュースをストローでちゅーちゅーしていた。
包帯をまきまきする
屋敷野 梢
。
そばでは月詠がお見舞いのかすていらをつまんでもぐもぐしている。
ついでに美咲紀と子夜も。
そんな様子を見て、紫は目を限界まで細めた。
「お縄になったんじゃあなかったの?」
「お殿様の銅像に落書きした罪だからねぇ。一日正座で済んだよぃ」
「なにやってるんですか。あなたもお殿様も」
ぷくーと頬を膨らませる美咲紀。
一方の子夜はなんだかかすていらに夢中っぽい雰囲気だった。
「まあゆっくりしていって。お茶でも出そうかい?」
病院の横を通りかかる刀と零。
同じく通りかかった修を見てはたと足を止めた。
「おお、八神の息子か」
「そっちは御剣……と、剣道神社の道場主じゃないか。珍しい取り合わせだな」
「まあ、最近定期的に挑むもんだから……」
刀は照れくさそうに言って、ふと修の手元に目をやった。
「ところで、その本は?」
「ああ」
修は持っていた西洋医学書を翳してみせた。
「悪人退治のご褒美だ」
これにて閉幕。
めでたしめでたし。
<< もどる
1
2
3
4
このページにイラストを設定する
あとがき
担当マスター:
青空綿飴
ファンレターはマスターページから!
お疲れ様でした。
サムライVS悪代官、これにて閉幕となります。
もし役割が偏ったらどうしようと心配しておりましたが、意外と綺麗に分かれましたね。
またのお越しを、心よりお待ち申し上げます。
↑ページトップに戻る
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
サムライVS悪代官 時代劇だよ全員集合!
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
青空綿飴
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
バトル
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年11月22日
参加申し込みの期限
2016年11月29日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年11月29日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!