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寝子島高校
授業風景 〜1年9組と10組の男子の場合〜
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「……サッカー選手としては、先生の体格だと苦労されたと思うんです」
校舎に戻る道すがら、修は思い切って先生に訊いてみた。
「俺もスポーツには向かないほうなので、どう身体のハンデを克服したのかなと……。すみません。不躾な質問で……」
「いや構わないさ。そうだなぁ……俺ぐらいの体格だとボールの奪い合いになってもパワー負けるし、技術的にも俺以上の選手はたくさんいる。けどチームに貢献するのに必要なのは、パワーやテクニックだけじゃないぞ」
「と言うと?」
「ガッツだよ」
先生はぽんぽんと修の肩を叩いた。
「どれだけ振り払われても、ボールに食らいつく根性があれば強い選手にも負けやしない」
「ガッツ……」
修はその言葉を反芻して、心の中で繰り返した。
「八神も自分は……なんて落ち込んでないで、俺なら出来るって胸を張れ」
「はい……!」
「あー、浅井先生」
女子のほうも体育が終わって、体育館からぞろぞろと出てきた。
青物 といき
は先生の姿を見つけると、とてとてと走ってきた。
「今日、男子は持久走だったんでしょー、いいにゃー」
「なんだ青物は走るのが好きなのか?」
「中学から陸上やってるもん。長距離は結構得意なんだにゃ」
「へぇそれは今後が楽しみだ」
陸上部の顧問でもある先生は期待の眼差しを向ける。
(それにしても……)
といきは先生のお股に目をやった。
(小さい姿とは言え、アソコを強打して大丈夫なのかな……乙女だから口に出せないけど心配してますよ、といきは)
それはこの間、島を襲った異変の時の出来事だ。
子どもになってしまった浅井先生が、お股に蹴りを食らって悶絶するのを彼女は確かに見た。
「……どうした?」
乙女にあるまじき目線に、先生は気付いてもじもじと恥じらった。
「あ、なんでもないにゃー」
「よっセンセ」
そこに授業を終えた2年生の
宇佐見 望月
がやってきた。ちょうど学食に行く途中のようだ。
「宇佐見か」
「炊飯器、上手く動いてますかー?」
望月は親しげに肩を組んだ。
「うちのクラスにまで匂いがやってくるんだもん、この時間はシンボーたまらないっすよぉー。まゆちー先生もオッケー出してくれるといいんだけどなぁ……せめて電気ポットくらい置けないかなぁ?」
「電気ポット?」
「お湯が使えればカップ麺が作れるんで。部活まで腹減らなくて済むんですよ。こうちゃんセンセーからも一言お願いしますよー。ポットがあれば温かいカレーだって作れるんですから……あ、電気ポットの中にレトルトパック入れて、いっしょに温めるんです。温かいカレーをご飯一杯詰めた弁当箱に……って聞いてない!?」
気が付けば、先生はといきとお喋りしていた。
「ちょっとちょっとぉ、こっちの話も聞いて下さいよぉー」
「……いや、だってすごい喋ってるから。お前は本当によく喋るよなぁ」
「やだなぁ、これでも近所じゃ大人しい坊ちゃんで通ってるんですよ?」
望月はふと先生の持っている地図に気付いた。
「……ああ、今年もあの持久走したんですね。1年前が懐かしいなぁ。去年は酷かったっけ……」
「何があったんにゃ?」
といきは尋ねた。
「それが途中で天気がおかしくなって、雨がザーザー。それでも雨の中全員完走して帰ってきたんだけど、ほら、ずぶ濡れだから。服が乾くまで男子全員パンツ一丁。女子からエラいひんしゅくでさー。いやーあの冷たい視線の中、過ごすお昼は刺激的だったねー、うん」
「そりゃ最悪にゃ……てか、普通に制服を着れば良かったのでは?」
「うん。でもそれに気付いたの昼終わってからなんだよね……バカだよね……」
そこに、慌ただしくマウルが走ってきた。
「急げ急げ。急いで準備しないと」
「コラ、赤城。廊下を走るな」
「あ、先生……いや、先生も早く家庭科室に来てくれよ」
「ん?」
「先生がいないのに”いただきます”は出来ないだろー」
「ああ。今日は赤城が食事当番か。今日は何を作ったんだ?」
「ちらし寿司だよ、ちらし寿司」
錦糸卵にかんぴょう、きゅうりに海老にさくらでんぶの見目麗しいちらし寿司だ。
「……ま、ご飯に混ぜるだけの奴だけど」
「でも、美味そうじゃないか」
「だろー? あっさりしてるから、食欲がなくてもぺろりと食べれちゃうよ。ま、今日の男子はみんな腹ぺこだろーけどねー」
ははは、とマウルは笑った。
「んじゃ、先に行ってるから早く来てくれよー」
「ああ。職員室に寄ったらすぐ行くよ」
パタパタと廊下を走るマウルを見送り、浅井先生は静かに微笑んだ。
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あとがき
担当マスター:
梅村象山
ファンレターはマスターページから!
マスターの梅村です。
1年9組と10組の男子の授業シナリオ、楽しんで頂けましたでしょうか。
勝負にガチな人がいたり、テキトーに流す人もいたり、サボり気味な人もいたりで、
フツウの授業の中にも色とりどりのカラフルなシーンが見られて、
楽しい体育の時間になったかなと思う次第です。
そして、このシナリオに携わるにあたり、
10組では炊飯器が持ち込まれ、自給自足のお昼体制が展開されてると知り、
なんだか凄いことになってるなーと驚かせられました。
何故、そんなことに。ホワイ、何故に。
ところで今回、寄せられたアクションの件でひとつ。
ちょっと気になった部分があったのでお話しさせて頂きます。
こういう状況が起こったらこうする、という決め打ちアクションの人が何人かいらしたのですが、
こういう状況が起こらなくて空振りするということが、人知れずありました。
皆さんのアクションで動かせるのは、自分のキャラクターだけです。
別のPLさんのキャラクターや状況などを操作することは出来ません。
そのため決め打ちアクションは、適合する状況があった場合は活躍の場が生まれるのですが、
その状況が起こらなかったらアクションが死ぬ諸刃の剣になってしまうのです。
なので使用される場合はご注意ください。
と言うわけで、また次回。
別のシナリオでお会いすることを楽しみにしております。
ではでは。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
梅村象山
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
学校生活
スポーツ
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年05月12日
参加申し込みの期限
2013年05月19日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年05月19日 11時00分
参加キャラクター一覧
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