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Walking Pain
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パッと目覚めに目を開けて、慌てて上半身を起こした。
脇に置かれた時計を眺め
千堂 結
は全部夢だと知る。
そして、大きく大きく息を吸い、吐いた。
「よかったあ」
あれは悪い夢だった。そうと知れば、嫌な夢だったなと締めくくれる。所詮脳内シミュレーションだ、目が覚めてしまえば自分が見た夢に怯え傷つく云われは無い。
結は上向けて広げた自分の両掌を見下ろした。
「……うん」と頷く。
少女も、首無し生徒も怖かった。
でも、ひとりでなかったのが嬉しかった。
「うん」
夢でよかった。
…※…
掴まれた腕の感触は生々しい。それは夢を見たせいだとはわかる。
女の子の力では痣のひとつも残らないと思えば、あの体験は馬鹿げた妄想にも現実味が帯びそうで、
鵙海 甫
は軽くそんな考えを持った自分を笑い飛ばした。
「……泣かなかった」
内向的で大人しい結。
夢だから、彼女に抱く印象はあの場面その場面と泣いても自然だった気もする。
だが、夢だったからこそ、自分が抱く彼女の印象が勇気がある女の子だったのだと認識を改めた。
頑張ろうと互いに励ます声が聞きたくて甫は目を閉じる。
…※…
体温計が電子音を響かせて計測終了を知らせる。
夢見が悪く充分な時間を睡眠に当てた割には熟睡できた気になれず、腫れぼったさの残る頬に片手を添えて、表示された数字を眺めた
青山 絢
は緩く溜息を吐いた。
緩慢な動作で体温計を近場に置くと、見慣れた天井に視線を移す。
眠った気がなくても体は休息してくれたようだ。早めの対処が功を奏し熱は下がっていた。
「……おはよう」
怠さは多少残っているが、それも朝食を取ればさっぱり無くなっているだろう。
…※…
「うおー……夢か、夢だと思っていいのか?」
目が覚めた
青木 学
は、自分を疑う理由があった。
「まじで夢遊病とかじゃないだろうな」
就寝には必要ないだろうに、録画ボタンが入りっぱなしのビデオカメラを手に持っていたので、見に覚えが無いのにと夢遊病の疑惑が持ち上がっているのだ。
「そうだ。俺はしょちゅう録画しながら歩いてるから、もしかしたら、経緯とかなんか映ってるかも…」
不安に駆られ、バッテリー切れ寸前だがどこも損傷や破損、故障していないビデオカメラを弄くりまわす。録画を中止し、再生させて、一先ず学は安堵した。
何も映っていなかった。
どうやら寝ぼけた末の行動らしい。全く怖がらせるなよーと軽く笑った。
…※…
連れ込まれるままに宿泊した島外の某ホテル。その一室で
朝鳥 さゆる
は目覚めた。
「夢?」
一糸纏わぬ姿なのはいつもの事。
隣が既に冷たいもぬけの殻になっているのもままある事。
ナイトテーブルに置かれたものを眺め、さゆるは肌に貼りつく前髪を掻き上げ、後ろに流す。
「……どうせなら、殺された方がマシだったわ」
夢も現実も、こうも中途半端で、無情なる終止符を願わずにはいられない。
…※…
アラームを止めた
獅子目 悠月
は部屋の惨状を目にし生欠伸を噛み殺す。周囲にはいつもの光景が広がっていた。それがひどく心に響き、朝の訪れを素直に喜ぶ。
「最近は本当に忙しいからな」
ちょっとした息抜きで羽目を外す事も稀にあり、昨日がそうだった。
その興奮があんな悪夢を見る引き金になったのだろうかと朧気に考え、首を左右に振った。両手を伸ばし、
来島 アカリ
、
ロベルト・エメリヤノフ
を揺り動かす。
「ふたりとも朝だ、起きろ――!」
「ん、ふぁ……って、夢!」
飛び起きて仰天に叫ぶアカリと、枕を抱え不安そうな顔で視線を配るロベルト。
気持ちのよい目覚めには到底見えないふたりの様子に、こちらも悪夢のひとつでも見たのだろうかと悠月はからかいのきっかけを手に入れた。
…※…
「できれば見つけてあげたかったな」
うなされていたから悪いと思ったけど。と、そんな謝罪と共に
椿 美咲紀
は朝早くから
八神 修
に起こされた。時間が勿体無いからと勉強会を再開させていた美咲紀は悪夢の内容を思い出し、ぽろっと零した。
「見つける?」
「はい。そのただの夢の話しで……――」
興味を持って聞き返す修に美咲紀は自分が見た夢の内容を覚えている範囲全て語った。
「シュー君?」
怪訝そうな顔になる修に首を傾げる。
名前を呼ばれて修は苦笑した。
「俺も見つけてやりたかったなーと」
「え?」
「うん」
「ええー!」
では答え合わせする前に休憩しようと修は目を瞬いて驚く美咲紀を朝食に誘った。
…※…
「……夢……、だったの?」
星ヶ丘寮の自室ベッドで、悪夢から覚めた
三宅 葉月
の囁きは差し込む陽光に解けて解けた。
あれだけ校舎内を出口を探し彷徨うことも滅多にない経験だったと思い返し、頭を振る。
あまり感情に動かぬ表情はいつもと変わらずにあり、「夢だったのね」と所詮は悪夢とて儚いことと余韻さえ霧散した。
…※…
「朝……」
カーテンを開けて朝日を浴び長い夜が終わったのを実感する
佐藤 英二
は、素直に安心していいのか、怯え切った手前あんな夢如きにと腹を立てていいのか選び切れず、こんな瑣末な悩みに終止して本当に本当に夢でよかったと胸を撫で下ろした。
頭でわかっていてもホラーはベタな展開ほど感情が追いつかない。
夢で、よかった。
…※…※…※…
無人になった学の部屋。
定位置に置かれたビデオカメラの電源が勝手に入る。
「ねぇ。人形を知らない?」
真っ黒な画面からスピーカーを伝って少女の声が響くがバッテリー切れにそれも途切れた。
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あとがき
担当マスター:
保坂紫子
ファンレターはマスターページから!
皆様初めまして、保坂紫子です。
今回のシナリオはいかがでしたでしょうか。皆様の素敵なアクションに、少しでもお返しできていれば幸いです。
ホラーはどう書けばいいかという問いに「かまいたちの夜が最適だよ!」と揃って助言を頂くので件のゲームはいかほどに恐ろしいのかとビビリな保坂は尻込みしてしまいます。
途中冒険色が滲んでおりますが、ご愛嬌と受け取って頂ければ幸いです。
また、推敲を重ねておりますが、誤字脱字等がございましたらどうかご容赦願います。
では、ご縁がございましたらまた会いましょう。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
保坂紫子
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
ホラー
定員
15人
参加キャラクター数
12人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年11月01日
参加申し込みの期限
2016年11月08日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年11月08日 11時00分
参加キャラクター一覧
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