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降る雨
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見上げる轟に、庚は苦笑して瓶を振ってみせる。
「これか? 中身は烏龍茶だ」
それを聞き、焔からスマホの機能の説明を受け、首をひねっていた
森 蓮
が気づいて顔を上げた。
「如月さん、せっかく用意してくださったのに、申し訳ありませんが。出来れば騙すような事は、やめていただけないでしょうか?」
お願いします。蓮の物言いは、控えめで柔らかい。
動物性の食品の一切を口にしない彼は痩身で、ともすれば頼りな気な印象すら与えるが。
その眼差しには光が、心には強さがある。
お汁粉を一口、含んだシルヴィアがぽそりと呟く。
「……怒らせると……逆に説得が、難しく……なるかもしれない……」
鷹司 凜太郎
は、困ったようにシルヴィアの言葉を繋ぐ。
「皆の気持ちもわかるし、説得する事に反対はしないが。僕達が一番優先しなきゃならないのは、人質になっている女の子の安全の確保だ。それだけは、どうか忘れないで欲しい」
凛太郎の物憂げな様子に、蓮は背筋を伸ばした。
「はい。ありがとうございます、鷹司さん。肝に銘じます」
蓮だってわかっているのだ、男を救うのがいかに難しく、それを成す事が楽ではない事を。
しかし。可能性があるのに、諦めてしまって投げ出してしまえる程、蓮は割り切れない。
愚かだと指差され、笑われてもいい。
普段、誰一人軽んじる事無く尊重する蓮の。
それがたった一つの、自分の譲れないものだから。
チラチラと空の様子を気にしながら、柳司は髪をかき回す。
雨は相変わらず、やむ気配が無い。
「俺は、正直さっさと男を捕まえて終わらせた方が、いいと思うてる」
けど……。柳司は自分の言葉をかみ締める。
「そいつがまた誰かを傷つけたら、罪を重ねる事にもなる。本当に引き返されへん所まで行ってしまう。それはそいつにとってもええ事であるはずないやろ」
その言葉にも、蓮はこくりと頷き、そうして自分の心のページに大切に収めるのだった。
「おい。そろそろ、男の視界に入るぞ。中央を開けて、左右に散れ」
弓弦原 譲
が手を振って、仲間に指示を出す。
教会の戸口から、照明の光が長く伸びているのが見える。
あの奥に、救うべき男と少女がいる。緊張感が場を支配した。
「♪♪♪」
「(うわっ!?)」
何かにくいくいと上着を引っ張られ、驚いて声を上げそうになった譲は、慌てて口を覆った。
引っ張った相手は、にぱっと笑い。
譲の目の前で、隠し持っていた四角い封筒を、扇のようにぴらーっと広げて見せた。
いつの間に、ここに来ていたのか。
寝子島郵便局の東支店で配達アルバイトをしている
神出鬼 没
だ。
(こ、これは……もしや!?)
嫌な予感というのは、往々にして的中するものである。
手紙の差出人は、譲のかわいいかわいい(棒)妹君。
愛しのお兄様のために、また夜なべして書いちゃったらしい。
何通もあるにも関わらず、一通一通が、いやに分厚い。
あふるる想いを抑え切れなかったのだろう、きっと。
つつーと、背中を冷や汗が伝う。
普段の硬質な印象すら与える譲の引き締まった頬が、ふっくらと柔らかなものに変化する。
取り繕うように、お堅いデザインの眼鏡のブリッジを持ち上げる中指も、ちんまりして愛らしく。
細い首はいかにも壊れ物のようだ。
譲は腹違いの妹からの手紙を受け取ると、ろっこん『不幸の手紙』の力で10歳程の子供に変化してしまうのだ。
もっとも、子供なのは見かけだけだが。
譲の他者に容易に心を許さない性格は、彼がこれまで歩んできた道に、いかに敵が多かったかを物語る。
小学生の時に母を亡くし、資産家である父の元に引き取られた彼は……ブラコンの妹は別として、決して歓迎されなかった。
人付き合いが苦手だと言っても差し支えのない譲が、さらわれた少女に特別に関心を示すのも、そんな自らの境遇を重ね合わせていたからかもしれない。
「捨ててやる、こんな手紙……! いや、待て。この姿なら警戒させる事なく、男に近づけるか?」
破り捨てようとした手紙の、物量ゆえの防御力の高さに、激昂しかけた彼であったが、思い直してそれをポケットにねじ込む。
やったね、妹!
指をくわえて見ていた没は、再びにぱりと笑うと。
おいでおいで。
ぱたぱたと三つ編みを揺らしながら、さながら小動物が跳ねるように駆け出した。
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担当ゲームマスター
メシータ
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
コメディ
バトル
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2012年12月03日
参加申し込みの期限
2012年12月10日 11時00分
アクション投稿の期限
2012年12月10日 11時00分
参加キャラクター一覧
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