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水没と忘却のヒュムノス
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●孤独の匣
自分は水中にいるのだと、
仙藤 紫
は直ぐに理解した。なぜ――とは思ったけれど、不思議な出来事には慣れているし、こうして水と戯れるのは悪いことではない。
周囲を見渡すと、其処に在るのは墓標の群れと聖堂で――遠く彼女の耳を震わせるのは、讃美歌めいた何処か懐かしくも切ない調べだった。
「私を、導いているの……?」
聖堂の奥から聞こえて来る音色に耳を澄ませ、紫は人魚のように水の中を進む。そうして辿り着いた聖堂で彼女を迎えたのは、荘厳な輝きを放つステンドグラス。その硝子越しの光が余りにもまぶしくて、一瞬瞳を眇めたその瞬間、紫を取り巻く光景は一変する。
(あ――)
――そして。あの日、あの場所に自分がいた。
(……無意識の内に、避けてしまうことがある)
自分にとってそれは、狭いところに一人でいることで。その日、小学校五年生の夏休みの登校日に、事件は起きたのだ。
(……蝉の声と、夏の陽射し)
学校が終わってすぐに帰宅する筈だったのに、友達から唐突に遊ぼうと誘われて、校内で一緒に遊ぶことになった。それは小学生らしい、ふざけ合って追いかけっこをしたり、かくれんぼをしたりと言う微笑ましい遊びだったけれど。
(……私は、鬼から隠れようとして)
ここは絶対に見つからない――そう幼心に確信した場所は、何かの改装中だった場所。其処に隠れている最中に、自分は疲れて寝てしまって。
(……その間に、そこをふさがれた)
――目が覚めたら、自分は暗闇の中、狭く、蒸し暑い場所に閉じ込められていた。それはまるで、世界からいきなり切り離されたような混乱へと突き落とされたようで――何より、絶対的な孤独が其処には在った。孤独に叩き落とされたような感覚に、絶望した自分は泣いていたのだ。
「あなたは、今もそこに居るの?」
眩暈を覚えるような熱気に、子供の泣き声が重なる。普段は沢山のひとで溢れる校舎がしんと静まり返って、それが余計に孤独を募らせた。でも――。
「私が居る、一人じゃないわ」
――あの時の自分と一緒に、外へ出よう。過去の思い出をそっと胸に抱きながら、紫は確かな足取りで聖堂を後にした。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
柚烏
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
SF・ファンタジー
神話・伝説
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年10月20日
参加申し込みの期限
2016年10月27日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年10月27日 11時00分
参加キャラクター一覧
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