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水没と忘却のヒュムノス
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●鉱石のアムネジア
もしかすると自分は、未だ夢の中を彷徨っているのかもしれない。ゆっくりと水底へ吸い込まれていく自分を、何処か客観的に見つめながら――
菫青 醒夜子
の瞳がゆっくりと瞬きを繰り返す。
豊かに波打つ白髪は、透き通る水の青を映して仄かな色合いを帯びていて。白いシルクのシャツに、クラシカルな水色のドレスがふわりと靡く姿は、彼女の普段着に近いものだった。
(水の腐食に耐える石……墓標と聖堂も、コンクリートでは出来ていないのかしら。不思議ね)
水の底に整然と佇む白の建造物――静かに歩みを進める醒夜子が見つめるそれには、継ぎ目すら見当たらず、滑らかで精緻な彫刻が施されている。人間の手で海底に眠る鉱山を加工したのかしら、と彼女は思ったものの――それ以外の何か、ひとを超越したものの介入を感じさせずにはいられなかった。
(ああ、採掘道具が手元にあればよかったのに……)
大理石のようであるが、水底の石は少し違うようにも見える。仄かな光に照らされると、それは一瞬虹色に輝いて――この世界を満たす不思議な調べも、もしかしたらこの石たちが共鳴することで鳴り響いているのかも知れない。
――そして、醒夜子は不思議な石で築かれた聖堂へと足を踏み入れる。その美しさ、自然が生み出した鉱物の素晴らしさに見惚れていると、やがて頭の奥にチリチリとノイズが走った。
(あ、れ……? この風景を、お父様と誰に私は見せたかったんだっけ)
自分の隣で毎晩、鉱物にまつわる物語を聞かせてくれたひとが、居た筈なのに。誰、誰、と問いかけてもその姿は思い出せず――やがて醒夜子は、鉱物の美しさの前では現実など無意味なのだと思い至る。
(あの時、皆が黒い服を着ていた時に……私は誰を失った?)
――美しい世界の中で紡がれる夢物語。浮世離れした夢想に耽るのが心地良くて、それに比べたら現実は色褪せ、何と不条理なのだろう。
(頭が、痛い――)
ノイズは痛みを伴い、醒夜子を蝕んでいく。一瞬掴みかけた記憶は、その手をすり抜けて――否、自分から遠ざけてしまったのだろうか。やがて醒夜子は意識を手放し、水中世界での記憶は儚き泡となって消えた。
(……私は一体、何を夢見ていたのかしら)
――ああ、夜明けが、ラピスラズリの夜が明ける。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
柚烏
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
SF・ファンタジー
神話・伝説
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年10月20日
参加申し込みの期限
2016年10月27日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年10月27日 11時00分
参加キャラクター一覧
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