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\ オーバータイム!/
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水没と忘却のヒュムノス
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●青空とナイフ
――ぶくぶくぶく。思い切り口から吐き出した吐息が無数の泡となって頭上に浮かんでいく様子を、
壬生 由貴奈
は面白そうに眺めていた。
「溺れ……ないねぇ、不思議な世界だねぇ」
呼吸も苦しくないし、喋ろうと思えばきちんと声も出る。ぼさぼさの髪が水に遊ばれていくのを押し留めて、由貴奈はとんと大理石の床へと着地する。
(何だか……ふわふわした気分になる)
現実味の無い世界は、夢でも見ているかのようで。しかし、何かに導かれるようにして聖堂へと辿り着いた時――辺りに漂う鉄錆の臭いは、夢だとしても余りにも嗅ぎなれたものだった。
「……あぁ、『これ』か。おかしいねぇ、心の中で整理をつけたはずなのに」
――何度夢で見たか知れない、過去の記憶。それでも過去は過去だと割り切った筈だった。今、由貴奈の瞳に映るのは、もう自分に微笑んでくれることの無い――大切なひと達の変わり果てた姿。
(やーれやれ。なかなかどうして、心のどこかに悔恨でも残ってるのかな)
努めてのんびりと振舞うも、いつしか握りしめていたナイフは血に染まって酷く重い。自分では分からないけれど、きっと今の姿は当時のように返り血に塗れているのだろう。
「まぁ忘れられるワケもない、か。むしろ絶対に忘れちゃいけない記憶だねぇ」
無我夢中で抵抗し、気付いた時には全てが終わっていた。そうして自分は生き残り、大切なひと達とは永遠に離れ離れになってしまった。
(三つの命を目の前で失って、うちは何を学んだ?)
忘れるな、と過去が警鐘を鳴らしている。勿論、と頷くように、由貴奈は鈍色のナイフを握る手に力を込めた。
(――分かり切ってる。二度と『失わない』為の知識を、知恵を手にしなきゃならない)
今度こそケリをつけようとばかりに、由貴奈は手にした血染めのナイフを一閃させる。深紅の雫が尾を引く中、記憶の風景は振り払われて――斬り裂かれた空間から溢れ出して来るのは、いつもの部屋から見える『フツウ』の空だ。
「『失った』のは、自分が無力だったから」
その手からナイフが消え去り、そして由貴奈は眩しいまでの青空へと身を躍らせた。
「この記憶は忘れない。絶対にね」
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
柚烏
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
SF・ファンタジー
神話・伝説
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年10月20日
参加申し込みの期限
2016年10月27日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年10月27日 11時00分
参加キャラクター一覧
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