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- 00月00日生 00歳
- AAA000000
猫様ゲーム！ ２匹目
【猫様ゲーム２匹目、開幕！】
「いやー！ 今回も、粒ぞろいってやつだなー！」
旧市街の片隅に佇むカラオケボックス、『ＢＵＳＡＮＥＫＯ』。どうにもあんまりなそんな名前のお店へ顔を揃えた面々を前にして、ヨエコさんこと主催者の千倉 四重子が浮かべたお顔は、これが何とも嬉しそうなのです。
「いずれ劣らぬブサイク揃い！ これはあたしも、腕の見せどころってやつだなー」
「あんなこと言ってるよ……」
花厳 望春は、はふう、とため息。
部屋に押し込まれた人々、望春も含めまして、いずれもこの場にいる理由は似たようなものです。「おーそこのブサイク！」なんて出会い頭の暴言にガラスのハートが傷つくヒマもなく、気付いたらもうぐいぐいと腕を引っ張られて、カラオケボックスの一室にどかんと放り込まれておりました。ゴーイン、リフジン、その他もろもろいろんな言葉が、ずばーっと彼らの頭をかすめたことでしょう。
「ヘンなことに巻き込まれたなぁ……早く帰りたい」
はふん、と望春はもう一度、深く息を吐きました。
そのお隣、八神 修や新田 亮などは察しが良く、
「珍しいゲームの体験会、かと思ったら……ああ、分かった。神魂だな」
「なるほど、終わるまで帰れないというやつか。面倒だな……」
諸々イッパツで理解していただけたようです。ジタバタしても無駄なのは、神魂がらみならいつものことですものね。
そんなわけでカラオケルームには、主催者ヨエコさんを除いて１０人のプレイヤーが集まり、一様にビミョーな表情をにじませながらスタートの時を待っております。
「ふぅん……猫様ゲーム、ね」
「まぁ、暇つぶしにはなるかしら」
三宅 葉月と椎井 莉鳥は互いに顔を見合わせて、クールにぽつり、つぶやきます。
イマイチ気乗りしてない（もちろん、当たり前のことではありますけれど）人々へ、来島 アカリが気づかわしげに、
「ほ、ほら、みんな落ち着いて……せっかく千倉が誘ってくれたんだし、楽しもう……な？」
なんて取りなそうと試みているのは、早くも神魂の影響を受けているからでしょうか？
もっとも、何だか犬猿の仲、顔を合わせるとツンツンしてしまいがちな獅子目 悠月に対しては、いつものごとくではありましたけれど。
「……お前は座っててもいい、ぞ？ 獅子目」
「俺はこのゲームの先輩だぞ？ せいぜい盛り上げてやるさ」
唯一、猫様ゲーム経験者な悠月は、にやりっ、と余裕シャクシャクです。
一方、こちらもやけにやる気を見せているのは、千歳飴 楓子。それに苑下 ちか、東条 あんずのチビっこコンビも、大ハリキリであります。
「猫様ゲームか、ずいぶん面白そうじゃないか。しかも二回目なのか？ 一回目に参加できなかったことを悔やむよ」
「まーまー、きょうはめっさ楽しんだらええやん。ちかもノリノリやでー、ノリノリ」
「うち、猫もゲームも大好きー！ やるぞー、おーっ！」
いろいろと悟っておられる楓子さんはさておきまして……このゲームけっこーアレだったりしますけれど、こんなちっちゃな女の子が参加して大丈夫なんでしょーかねえ……？
「よーし、静まれボンクラどもー。無駄口たたくのはそこまでだー、始めるぞー？」
ぱんぱん、と手を叩いたヨエコさん。みんなの注目が集まると、うむんっと満足そうにひとつうなずいて、にっこり笑って言いました。
「お前たちー、リア充になりたいかー！」
ノリの良い一部がおーっと手を上げたものの、残念ながら概ね反応はへろへろへろーん、とまばらです。
「おーなんだなんだー、どいつもこいつも潰れて死んだセミみたいな顔しやがってー。こんな美少女なあたしが盛り上げてやろうとしてるのになー、そんなんだからドブ川のドブさらいみたいな人生しか送れないんだぞーお前たちー？」
はーっ、やれやれ。肩をすくめて、仕方のないやつらだなー、と苦笑い。
「しかし、心配するなクズどもー。落ちるとこまで落ちたら、後は登るだけだからなー！ それにこのゲームは、そんな底辺族が少しでもリア充に近づくための、画期的なゲームなんだ。ミジンコから人類まで一気にステップアップするチャンスだぞー、気合入れて頑張れなー！」
勝手気ままに失礼ワードを垂れ流しつつ、ともかくヨエコさん、ここにゲームの始まりを宣言するのでした！
「『猫様ゲーム』！ 始めるぞー！！」
今回は、一体どんな被害がまき散らされることになるのでしょうか……それはひとえに、猫様次第。それがつまりは、猫様ゲーム！
参加者の皆々さまに、致命的な心的外傷が残らないことを祈るしかありません……！
「いやー！ 今回も、粒ぞろいってやつだなー！」
旧市街の片隅に佇むカラオケボックス、『ＢＵＳＡＮＥＫＯ』。どうにもあんまりなそんな名前のお店へ顔を揃えた面々を前にして、ヨエコさんこと主催者の千倉 四重子が浮かべたお顔は、これが何とも嬉しそうなのです。
「いずれ劣らぬブサイク揃い！ これはあたしも、腕の見せどころってやつだなー」
「あんなこと言ってるよ……」
花厳 望春は、はふう、とため息。
部屋に押し込まれた人々、望春も含めまして、いずれもこの場にいる理由は似たようなものです。「おーそこのブサイク！」なんて出会い頭の暴言にガラスのハートが傷つくヒマもなく、気付いたらもうぐいぐいと腕を引っ張られて、カラオケボックスの一室にどかんと放り込まれておりました。ゴーイン、リフジン、その他もろもろいろんな言葉が、ずばーっと彼らの頭をかすめたことでしょう。
「ヘンなことに巻き込まれたなぁ……早く帰りたい」
はふん、と望春はもう一度、深く息を吐きました。
そのお隣、八神 修や新田 亮などは察しが良く、
「珍しいゲームの体験会、かと思ったら……ああ、分かった。神魂だな」
「なるほど、終わるまで帰れないというやつか。面倒だな……」
諸々イッパツで理解していただけたようです。ジタバタしても無駄なのは、神魂がらみならいつものことですものね。
そんなわけでカラオケルームには、主催者ヨエコさんを除いて１０人のプレイヤーが集まり、一様にビミョーな表情をにじませながらスタートの時を待っております。
「ふぅん……猫様ゲーム、ね」
「まぁ、暇つぶしにはなるかしら」
三宅 葉月と椎井 莉鳥は互いに顔を見合わせて、クールにぽつり、つぶやきます。
イマイチ気乗りしてない（もちろん、当たり前のことではありますけれど）人々へ、来島 アカリが気づかわしげに、
「ほ、ほら、みんな落ち着いて……せっかく千倉が誘ってくれたんだし、楽しもう……な？」
なんて取りなそうと試みているのは、早くも神魂の影響を受けているからでしょうか？
もっとも、何だか犬猿の仲、顔を合わせるとツンツンしてしまいがちな獅子目 悠月に対しては、いつものごとくではありましたけれど。
「……お前は座っててもいい、ぞ？ 獅子目」
「俺はこのゲームの先輩だぞ？ せいぜい盛り上げてやるさ」
唯一、猫様ゲーム経験者な悠月は、にやりっ、と余裕シャクシャクです。
一方、こちらもやけにやる気を見せているのは、千歳飴 楓子。それに苑下 ちか、東条 あんずのチビっこコンビも、大ハリキリであります。
「猫様ゲームか、ずいぶん面白そうじゃないか。しかも二回目なのか？ 一回目に参加できなかったことを悔やむよ」
「まーまー、きょうはめっさ楽しんだらええやん。ちかもノリノリやでー、ノリノリ」
「うち、猫もゲームも大好きー！ やるぞー、おーっ！」
いろいろと悟っておられる楓子さんはさておきまして……このゲームけっこーアレだったりしますけれど、こんなちっちゃな女の子が参加して大丈夫なんでしょーかねえ……？
「よーし、静まれボンクラどもー。無駄口たたくのはそこまでだー、始めるぞー？」
ぱんぱん、と手を叩いたヨエコさん。みんなの注目が集まると、うむんっと満足そうにひとつうなずいて、にっこり笑って言いました。
「お前たちー、リア充になりたいかー！」
ノリの良い一部がおーっと手を上げたものの、残念ながら概ね反応はへろへろへろーん、とまばらです。
「おーなんだなんだー、どいつもこいつも潰れて死んだセミみたいな顔しやがってー。こんな美少女なあたしが盛り上げてやろうとしてるのになー、そんなんだからドブ川のドブさらいみたいな人生しか送れないんだぞーお前たちー？」
はーっ、やれやれ。肩をすくめて、仕方のないやつらだなー、と苦笑い。
「しかし、心配するなクズどもー。落ちるとこまで落ちたら、後は登るだけだからなー！ それにこのゲームは、そんな底辺族が少しでもリア充に近づくための、画期的なゲームなんだ。ミジンコから人類まで一気にステップアップするチャンスだぞー、気合入れて頑張れなー！」
勝手気ままに失礼ワードを垂れ流しつつ、ともかくヨエコさん、ここにゲームの始まりを宣言するのでした！
今回は、一体どんな被害がまき散らされることになるのでしょうか……それはひとえに、猫様次第。それがつまりは、猫様ゲーム！
参加者の皆々さまに、致命的な心的外傷が残らないことを祈るしかありません……！
シナリオ
シナリオデータ
シナリオスケジュール
- シナリオガイド公開日
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- 2016年10月14日
- 参加申し込みの期限
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- 2016年10月21日 11時00分
- アクション投稿の期限
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- 2016年10月21日 11時00分
