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土偶の魔法少女とはこれ如何に。
斬新さを賞賛したら良いのか困惑したら良いのか迷った冬華とひまりんは、ベンチにどかっと座っている巴に一瞥されて、とりあえずお礼をすることにした——。
土偶姫こと
鯖江 連司
は中の人が清々しく「なんの!」と胸を叩いた。冬華とひまりんは、新たな魔法少女も良い人そうだと安堵の笑みを見合わせている。
「ところで……。ほろたんに聞いたのでござるが、あの方はどちらに? 是非お会いしたいでござる」
「あの方って?」
土偶姫がキョロキョロと周囲を見回すと、丁度タキシードメガネ様がこちらへ駆けてきた。
「——ひまり……ん!」
「音……タキシードメガネ様!」二人はお互いの『身バレ防止』の為に気を使い合っていた。
「おおっ! 貴殿が!」
土偶姫のレンズの下で、目が爛々と輝いた。しかしタキシードメガネ様はそちらには気づかず、男子の本能で冬華の胸やヘソをちらっちらっと見てしまいながら報告する。
「外にいる奴等は全部倒したみてぇよ。中は今マ……ほろたんが魔法少女集めてどーにかしてるから——」
「その衣装、感動したでござるよ!」
突然土偶コスチュームの斬新な魔法少女に突然両手を握られて、タキシードメガネ様はきょとんとした。
「タキシードに眼鏡とはまさに紳士! 相性抜群でござるよ!」
「それは……どうも……?」
土偶姫はハイテンションで彼に迫っている。中の人が眼鏡と眼鏡をかけた人を崇拝の対象とする自称宗教団体『眼鏡さん教団』の寝子島支部長なのだから致し方ない展開だ。
「……ヘソチラとか……メガネとか……私もすれば良かったかな」
二人を横目に見ながらブツブツ言っているひまりんに気づいて、冬華が顔を心配そうに覗き込む。
「ひまりん? 何かありましたか?」
「なんでもないっ!」
ぷいっと顔を反らすひまりんである。やったね——一人は土偶コスチュームだけれども——普通の少女アニメみたいな展開だ!
と言いたいところだったが、そうは問屋が卸さなかった。
「呑気なものね魔法少女たち。全てのマジューンを倒したとでも思っているのかしら!?」
降ってくる声に少女たちは顎を反らす。
女が宙に浮いていた。
冬華のそれとは違う下品な方向に露出度が高く、ケバケバしい色遣いのコスチュームは、如何にも悪の幹部と言った風体だ。一目でそれを悟った魔法少女たちが身構えると、女幹部は舌舐めずりして「そうこなくっちゃね」と口の端を引き上げた。
「出でよ、闇の眷属——マジューン・ダーク!」
女幹部が黒い粒を投げると、闇の中から黒いマジューンが身を起こし始める。
「これは……!」冬華の胸元に冷たい汗が滑り落ちた。
「幾ら何でもこの数はやばいだろ!」巴すら焦りを見せてベンチから跳ねるように立ち上がった。
マジューン・ダークは一体や二体ではない。無限に湧き出ると言うのが相応しいくらいの数だ。
「だから心の性能は第1話って言ったのに! こんなのどうやって戦うの!?」
ひまりんの質問には誰も答えられず、とにかく武器を構えるしかなかった。皆が覚悟を決める中で、土偶姫が口を開いた。
「眼鏡女幹部でなくて助かったでござる。拙者、姿こそ変われど、拙者は眼鏡さん教団の一員であるがゆえ、眼鏡さんを討つ事は出来ないでござるからして——」
「あんたどんだけフェチなの」他ならぬ眼鏡要員に突っ込まれつつも、土偶姫は皆をかばうように最前に立った。
「眼鏡さんには指一本触れさせぬでござる!」
自己犠牲的な行動に、土偶姫の全身から清い光が発せられる。魔法少女のオーラを纏う土偶姫を見て、女幹部は鼻を鳴らした。
「いい覚悟じゃない。やっておしまいマジューン・ダーク!」
女幹部の号令で襲い掛かってきた闇のマジューンは、雑魚的な姿に反して一体ごと確かな強さを持っていた。4人の魔法少女たちは全力で戦い続けるしかなく疲弊していく。
ひまりんが鞭で捕らえているマジューンにストレートを食らわせていた冬華は、ひまりんの背後に別のマジューンが迫っている事に気づいて声を上げた。
「後ろにっ——!」
思わず目を閉じそうになってしまった冬華だが、その瞬間にひまりんと敵の間に素早くタキシードが見えて安堵する。
「この敵の処遇はあたしに決めさせて貰うよ!」
ブラッティマリーがピンチに助けに入ってくれた事にも喜びつつも、冬華はハッとしてひまりん達の方へ駆け寄った。しかしひまりんの代わりに傷を負ったのは、タキシードメガネ様ではなかった。
「ヌオオッ!」
「土偶姫!」
独特の叫び声に気づいて土偶姫を見ると、彼女のコスチュームが真ん中で酷く切り裂かれていた。
「——破壊転移。
誰かが物理ダメージを受けた際、そのダメージを自分が代わりに引き受ける。代償として、ダメージを受けた箇所のコスチュームが少しずつ破壊される特別な魔法……だほろー」
「ほろたん!」
戻るなりひまりの肩に収まったほろたんが説明すると、土偶姫は眼鏡のブリッジを押してずれを直した。
こうして誰かを庇い続ければ、最後にはあられもない姿になって読者サービスになってしまうかもしれないが、大丈夫、眼鏡だけは例外だ。
「眼鏡は拙者が命を賭してでも守り抜く覚悟でござる!」
「そうは言っても——」巴が口を挟んだ。
「この不利な状況だ。別にタマ取ったろうなんてつもりはないし、あたしも死ぬつもりは全くないからさ」
暗に逃げるべきだと提案するような口ぶりに、他の魔法少女たちも選択を迫られる。
しかし答えを出す必要は、次の瞬間になくなっていた。
「
あーあーてすてす、聞こえますかー!
」
拡声器から響く声に、ほろたんがふうっと息を吐き出した。
「どうやら間に合ったみたいだほろ」
アウトレットの建物の屋上に、太陽の光を背負って、新たな4人の魔法少女の影が浮かんでいた。
「
みんな突撃ー! マジューンさんをやっつけちゃえー!
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
東安曇
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
コメディ
冒険
バトル
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年10月09日
参加申し込みの期限
2016年10月16日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年10月16日 11時00分
参加キャラクター一覧
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