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グラウンドを選手達が入り乱れて走る。
鎌八 まもる
はサッカー部の守護神としてゴールを守りながら仲間に短い指示を与えた。スコアボードの点数は僅差で
寝子島高校サッカー部
が負けていた。
観客席では
響 タルト
の華やかな応援に熱が入る。
「フレーフレー、寝子島! フレーフレー、男子(BL目線)!」
両手に持ったポンポンを振りながら片足を上げて踊った。まもるは任せろとばかりに親指を立てて見せた。
「ポニテの熱烈な応援を無駄にはしないぜ」
「ムッシュくん、前を見て!」
敵のフォワードが単独で攻め込んできた。巧みなボール捌きで味方の二人が抜かれ、鋭いシュートを放つ。
「させるか!」
まもるは右隅に跳んでキャッチした。ボールを胸に抱えた状態で真横に倒れ、透かさず起き上がる。
「カウンターアタックを決めるぞ!」
ボールを片手に持ち、味方の一人に目を向けた。
味方の選手が消えた。それどころか、グラウンドが消失してまもるは空にいた。観客の声も聞こえない。
「どういうことだ?」
「なんか、空を飛んじゃってるね」
唯一、側にはタルトがいた。ポニーテールを風に遊ばせてポンポンを小刻みに振った。フレーフレー、と小さく応援の続きを始める。
まもるは苦笑いで頭を下げた。
「ポニテが応援してくれてたのに、なんか情けないことになって、すまない」
「そんなことないけど、ちょっとはあるかなー。カップリングの問題だね」
「カップリングって、どういう意味だ?」
緩やかに落ちる中、まもるは空中で胡坐の姿勢を取った。
「ぶつける相手が似てるっていうのかな。攻めに攻めとか、受けに受けとか。そこのところが僕としては不満で違和感があるなー」
タルトはポンポンを人物に見立てて、組んず解れつの状態を作り出す。次第に気持ちが高まり、火照った顔で二人の声を熱演した。
「俺はそんなお前が嫌いだ。人の気も知らないで」
『俺はお前が好きだ。そんな気の強いところも含めてな』
「だから、俺は、やめろ。そんな目で俺を……」
『物欲しそうに口が開いているぞ。俺が塞いでやるよ。この唇で』
ポンポンを強く押し付け合う。タルトはうっとりした表情で熱い息を吐いた。
その間、まもるは顎先に手を当てていた。頭の中で戦術を練っているようだった。
「……そうか、フォーメーションが問題なんだな。味方の特長を最大限に活かせば、この試合、逆転も可能か!」
「そうそう、僕はそのことを言いたかったんだよー」
二人は微笑んでウインクを交わした。
「まだ、わからないところもあるけど、これで試合の流れを変えられたらポニテは幸運の女神だぜ」
「いいねー。猫耳の女神様でカップリングの相手も、やっぱり女神がいいかな。あ、『寝子島タブロイド』のイラストネタが頭に浮かんだかも」
陽気にポンポンを揺らし、フレーフレー僕、と自身に声援を送る。
その最中、まもるが弱々しく笑った。
「それはそうと、どうやってここから帰ればいいのかな」
「そんなの考えなくてもいいって」
タルトは不安を一蹴するような笑顔を見せた。その自信を目の当たりにしては聞かない訳にはいかない。
「ポニテには良い案でもあるのか?」
「もちろんだよ。ここにきたことを考えたら、簡単にわかるよね」
「ここには、たぶんだけど偶然に飛ばされた、って感じだよな」
「だったら、偶然に飛ばされて帰ることもできるよね!」
人差し指を立ててタルトが笑顔で言い切る。
「それしかないか」
「そうだよ。だから今を思いっ切り楽しもうよ」
タルトは空を舞う。振り回すポンポンを推進力にして伸びやかに飛んだ。
「オレも楽しむか。天上のゴールキーパーとして」
持っていたボールを足元に落とし、渾身の右で真上へと蹴り上げた。数秒で頂点に到達。多少の回転の影響なのか。左方向に流されながら落下を始める。
「絶対に取ってやるぜ」
手足で勢いを付けて横っ飛びとなった。全力で両手を伸ばす。取れないという一瞬の判断でパンチングに切り替えた。真上に弾いて二度目で見事にボールを受け止めた。
「ナイスセーブだよー」
タルトは飛びながらポンポンをぐるぐると回した。声援に答えるようにまもるは片手を上げる。
「ありがとう、ポニテ。向こうに戻っても頑張って……なんか、黒い雲があるんだけど」
「黒い雲? どこどこ」
まもるの指差す方向に振り返る。ふんわりとした綿に大量の墨汁を染み込ませたような雲が眼前に迫る。咄嗟に止まることが出来なかった。わっわわー、と声を上げながら頭から突っ込んだ。
中は酷く湿っていた。雨雲らしく、タルトは全身が濡れた。ろっこんの『チェシャ猫』が発動して瞬く間に猫の姿に変わる。
「ここかな」
落下地点を独自の距離感で予想して、まもるが待ち構える。落ちてきた一匹の猫を胸で受け止めた。
「これもナイスキャッチでいいのかな」
「ニャー」
タルトが愛らしく鳴いた。
「それじゃあ、空の世界をもう少し楽しもうか」
タルトは尻尾を大きく振って感情を表す。まもるは微笑んで空の彼方に目を向けた。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
黒羽カラス
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
SF・ファンタジー
NPC交流
定員
136人
参加キャラクター数
62人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年10月07日
参加申し込みの期限
2016年10月14日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年10月14日 11時00分
参加キャラクター一覧
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