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【マラソン大会】晴れ、ときどきあわあわ!? マラソン大会!
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●出発、10kmマラソン!
「これで高校生活も最後の行事ね」
毎年恒例の10kmマラソンも今年で最後。
仙藤 紫
は自らの着る体操着を見る。この服も寝子高生として着るのは最後だと思うと、感慨深い。
「ああ、エントリー間違えた!」
「……今年もこの手の人はいるのね」
どこからか聞こえてきた悲鳴に、紫はくすりと笑った。
「間違えた!」
愕然とする
綾辻 綾花
。あわあわマラソン参加予定だったのだが、なぜか10kmの方でエントリーされていたのだ。
「綾花ちゃん、先生に言ったら?」
七夜 あおい
がそう言うが、綾花は黙って指をさす。
そこでは、
「なんでや、先生なんでや!」
鬼の熊吉に10kmへの強制参加とさせられた
北里 雅樹
が悲痛な声をあげていた。
「横暴だ!」
「かっはっは! 楽をしようという気持ちがいかん。第一、今さらレース変更などできん!」
「ちっくしょおおおおおおおおお!」
青空に雅樹の声が吸い込まれていく。
「あー……あれはもうムリそうだね」
「うん……ねえ、あおいちゃんも10kmだし、一緒に走らない?」
走り切る自信はないが、一緒なら……という綾花に、あおいは微笑する。
「いいよっ。頑張ろうね!」
「ありがとう。あおいちゃんよろしくね。途中で遅くなったら先に行っていいから」
「そんなことしないよ、大丈夫大丈夫。それより準備運動しよっ」
寝子高生たちは熊吉の指示もあり、邪魔にならない場所で準備運動を始める。
「さあ、どこまでいけるかな」
湧き起こる緊張を深呼吸で抑えようとしながら、
八神 修
はレースに備えていた。
(ここまで少しずつだけど、トレーニングしてきた。きついけど挑戦あるのみだ)
頭脳労働の方が得意な修は、実際3kmでも厳しいだろう。それでもせめてあおいに良い所を見せたい、と男の子らしいことを思っていると、当のあおいが綾花たちと目前を通り過ぎていく。
「あ、修くんもこっち? 頑張ろうね!」
「……」
一瞬のことで手を挙げることでしか反応できなかった修だが、その身体からはもう緊張が抜けていた。
(負けてられないな)
ありのままに頑張ろう。むしろあおい万歳と、気合の入る修だった。
「……こういう日は、体育科がうらやましいな」
多喜 勇生
は、温かな日差しに軽く息を吐いた。
泡で視界の悪い中を走るのが不安だったので10kmマラソンにエントリーしたものの、こちらはこちらで走り切れるかが不安だ。
「ま、最後まで自分のペースで走れば大丈夫かな」
順位を気にしないで頑張るぞー。
そんな勇生のぼやきをたまたま耳にした
志波 拓郎
は、その言葉を黙したまま心の中で首肯した。
走ることが好きな彼は体育科。勇生も言った通り心から楽しめる行事だ。
それでも、町民も交えた人だかりを前に、拓郎は賑やかだと思いつつも何か予感めいたものを感じていた。
「……何も、ないと……いいけど」
とはいえ、基本的にはやっぱり楽しい行事。
それは彼に限らず、運動好きな生徒たちにとっても同じこと。みんな気合は十分だ。
「御剣、ズルはなしだよ」
「当たり前だろ。お互いにそういうのはなしだって」
サキリ・デイジーカッター
に軽い冗談を言われ、
御剣 刀
も笑ってそう返す。
「自力でいい成績残して、授業サボってる分のフォローをするさ」
「なんだ、居眠りでもしてたのか?」
「いや、神魂絡みの事件が起きたらそっちを優先しちゃってたからさ、ヤバいんだ……そっちこそ体力大丈夫か?」
「僕だって君と似た理由で、トレーニングはしてる。九夜山の走り込みで鍛えた脚力を発揮するよ」
「上等。俺も上位を目指すぞ、1位とか」
(そう、狙うは1位だ!)
聞こえてくる声に、
新田 亮
もまた闘志を内に秘めて準備運動に臨んでいた。
その気迫が伝わったのか、見回りで通りかかった担任・
高野 有紀
がニヤリと笑う。
「新田。やる気満々だな」
「もちろんです。今年こそ一位になりたいですから」
「カカカ、良い心掛けだ。怪我しない程度に全力でぶつかってきな」
背中を強く叩かれる。気合いのこもった応援に、亮の目にさらに強い闘志の火が灯った。
「臨む処です!」
「期待してるからな」
有紀は上機嫌に生徒たちを見て回る。その視線が今度は一人の女子生徒に定まった。
「羽生、頑張れよ!」
「はい!」
入念なストレッチをしていた
羽生 碧南
は、大きな声で応えた。
「普段あれだけやらせてるんだ、上位に入らなかったら練習量増やすからな」
「はいっ…………ええー!?」
碧南の抗議の声にカカカカと、有紀は笑いながら去っていく。
どこまで本気か分からない口調だが、これで手抜きは許されなくなった。
「うう、頑張らないと」
気合を入れ直し、碧南は再びストレッチを始める。
「慎之介くん!」
月守 輝夜
は出発前の
青木 慎之介
にエールを送る。
「頑張ってね、ゴールで待ってるから」
「おうっ……あれ、月守は出ないのか?」
「うん、私はあわあわ」
白のワンピース姿でそういう輝夜を見て、慎之介は「あ」と何かに思い至った。
「この前のボウリングのお願い、今から10kmってのでファイナルアンサー?」
「!? む、無理! さすがに10kmはキツイよ!」
「はは、ジョークだって。ジョーク」
「もう。じゃあ、そろそろ始まるし行くね……あ、ゆりちゃーん。一緒に走ろう!」
輝夜はコースから出ると、見かけた
三宅 ゆり
に手を振って走っていく。
「はあ」
結局10km参加となった雅樹は、気分を重くしつつスタート近くに歩いていく。
(今年も地獄を見るのかよ)
去年のことを思い返せば、気分はさらに落ち込む。
「もういいや、ひたすら疲れない程度に走ろう」
「それでいいんじゃない」
「うわ!?」
突然近くから返事があって、雅樹は声を裏返らせた。見るとすぐ横で
椎井 莉鳥
が準備運動をしていた。
陸上部のセパレートウェアを着ている。
「いつの間に現われたんだよ!?」
「そっちが歩いてきたんでしょ」
呆れの混じった素っ気ない回答に「あ、そっか」と雅樹は呟く。
「でも意外ね。あわあわの方に参加すると思ってたのに」
「……いろいろあるんだよ、事情が」
情けない事情だけに、雅樹は多くを語らない。
とはいえ、元カノと元彼という腐れ縁である以上、莉鳥はある程度を察しているかもしれなかったが。
「陸上部だし、10kmなんて楽勝だろ?」
せっかくなので、会話を続けてみることにした。
「そうでもないわ。去年はペース配分を間違えて、足をくじいてリタイアしたから」
「え。そうだったのか!? 大丈夫か!?」
再び驚いて――というより狼狽えて足を見てくる雅樹に、莉鳥が「去年って言ったでしょう」と今度こそ呆れた視線を送った。
「ペース配分を守れば、ゴール自体はそれほど苦じゃないわ。でも、軽い気持ちで挑戦すると危ないわよ?」
「ぐ……」
改めて、これからの時間を考えて落ち込む雅樹。ため息が大きくなった。
「あー、この時期マラソンだからかったりぃ」
「どうせどの時期でもかったるいんでしょ」
的確過ぎるツッコミに言い返す気力もなく、雅樹の心はさらに沈んだ。そこにアナウンスが入る。
『それでは、まもなく開始します』
(落ち着いて、落ち着いて)
近づくその瞬間に、
恵御納 夏朝
は何度目かの深呼吸をする。
体力づくりも兼ねて、あえて挑んだ10kmマラソン。
ろっこんは封印し、自力のみで完走する所存だ。
(さすがに、体育科を差し置いて上位入賞は無理だろうけど)
これからもフツウを守る為、少しでも体力と自信をつけておきたい!
そう、夏朝は決意を握った拳ににじませる。
(……あと、増えた体重を少しでも元に戻さないと!)
1月、そして続く2月には美味しいものが多かったし――と、切実な光を目に浮かべる夏朝。
ちなみにどれくらい増えたかは、乙女の秘密である。
パン!
開始の合図とともに、選手たちが一斉に走り出した。
島外の人、老人、子ども、学生たち、社会人、そして仮装した人など、様々な人が前へと進みだす。
「10km……普段通り走るだけだ」
優木 遥斗
は自らに言い聞かせるように呟き、落ち着いた表情のまま人の流れに乗って――走り出した。
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担当ゲームマスター
叶エイジャ
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
学校生活
スポーツ
定員
1000人
参加キャラクター数
35人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年11月12日
参加申し込みの期限
2016年11月19日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年11月19日 11時00分
参加キャラクター一覧
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