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携帯戦記カプセルギア 第一話「運命の出会い!!」
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【先輩と後輩】
「教えやがれなのです」
と、
キリエ・オーラティオ
は折り目正しく丁寧にお願いをしました。
若宮 菫
は答えます。
「でゅふふっ」
と。
近頃流行っているのだという、カプセルギアなるものが気になっていたキリエ。その手の遊びに詳しそうな友人、菫に尋ねてみたところ、彼女はそれを良く知っているのだと言うのです。
ていうかぶっちゃけ、ハマってました。
「というわけで、善場模型店にやってきたZE! さあさあ、さっそくキリエんもガチャを回すのですぞー」
「がちゃがちゃ? これを回すのです?」
キリエにはなんだかよく分かりませんけれど、ともかくカプセルギアを遊ぶには、このガチャガチャというものにお金を入れてハンドルを回さなければならないようです。
いっぽう菫は、でゅふふっとほくそ笑みます。実のところ彼女はカプセルギアに大いにハマるあまり、既にけっこーなお金をガチャに投入しておりまして、キリエもそんな沼の深みへ引き込もうとしているのでした……あくまで大切なお友だちといっしょに同じを遊びたい、と思ってのことです。たぶん。
というわけで、ガチャガチャぽんっ!
「……んんっ!? なんかスゲーのが出てきやがったです、天使ですよ天使! スミレ、これってどんなカプセルギあふぁぁぁあああっ!?」
「うに。うに、うにっ」
菫はおもむろに、キリエのほっぺたをむぎゅむぎゅつねりました。
「僕があんだけ回しても出なかったレアモノ、ナインナイツカンパニー製熾天使型カプセルギア『ディヴァインセラフ』をあっさり当てるとはうにうにうに」
「な、なにひやぁるれすかっ!」
キリエがゲットしたのは、背中に6枚の翼を持つ、なんともカッコイイ天使のカプセルギアでした。菫いわくめったにお目にかかれない希少品なのだとか? 若干の嫉妬と私怨をこめつつ、菫はキリエをむぎゅむぎゅ。
とはいえ、これからカプセルギアを始めようという友人が、こうして良いのを……それもシスターの恰好をした彼女にピッタリの機体を手に入れたのは、菫にとっても嬉しいことではありました。たぶん。
「まあ、これはキリエんの運が良かったってことで、許すのでござる」
「だったら最初からつねるなです……」
「そんじゃさっそく、チュートリアルバトルといきますかい!」
ばばん!
菫が取り出して見せたのは、なんだかトゲトゲしい鋭角的なフォルムが特徴的なカプセルギア。ガチャ沼に身体ごと飛び込みながらゲットした豊富なパーツを組み合わせることで完成した、彼女自身の愛機です。
「この『ユサールB3カスタム』で、スパルタ式に基礎から叩き込んでしんぜようー」
「いきなり! すぐに動かせるのです?」
「モチのロンでござる。ほれ、この簡易端末を買いなさい今すぐ買いなさい」
「分かったですから、ムネを頭に乗っけるんじゃねーですよ!!」
そんなわけでキリエは簡易端末を購入し、菫の指示でさくっとカプセルギアを登録。ふたりはすぐさま、実戦形式のレクチャーバトルを始めました。
むむむむっと、
トワ・E・ライトフェロゥ
は困ったように眉を寄せております。
「トワは、battleモノは苦手なのデス……ヌヌヌ? 実際に争う訳じゃない? ナーラー、良いのデス?」
いっしょにやってきたお友だちはそんなふうに言ったものの、どうにもうまく丸め込まれているように思えてなりません。
とはいえもちろん、興味がないわけではありません。善場模型店のあちこちでは今もギアバトルが行われていて、自分と同い年くらいの子どもたちも、中学生くらいのお兄さんお姉さんたちも、実に楽しそうに遊んでいるのです。
だからこそ、友人たちは平和主義的なトワでも問題なく遊べることをうったえ、しきりに誘ってくれるのでした。
「ヌヌヌー。分かったデス。そゆことなら、選ぶマスー」
今、目の前にはいくつかのカプセルギアが、ずらーりと並んでいます。トワ含め、みんなでパーツをシェアしようということで、お金を出し合い共同でガチャを回してゲットしたものです。
トワが最初に選んでいいよ! とありがたくも言ってもらえたもので、じっくりと眺めた後。トワは人型の黒豹といった、凛々しい佇まいのカプセルギアを手に取りました。
「It's cool! かっこいーデス……」
「潮見原重工製の新型、『ブレイズガーディ』! なるほど、面白いのを選んだですねー」
「わぁっ?」
いつの間にやら背後に誰かが立っていて、耳元でそんなことを言ったもので、トワもお友だちもびっくり仰天。
なぜかどや顔の、
猫屋敷 姫
でした。
「Blaze Gurdy……デス?」
どうやらカプセルギアに詳しいらしい姫に、トワがおめめパチクリしつつ尋ねてみますと、
「カプセルギアとしては珍しい、ちょっと特殊な機能が搭載されてるのですよ。ロマンと可能性がてんこ盛りですけど、操縦が難しすぎて使う人がいないというウワサで……」
「本当デス? ならばー、トワが使うのデス!」
姫がそう言った直後に、トワは間髪入れず宣言。お友だちは揃って、大丈夫かなー、という顔を浮かべます。
そんなことにはお構いなしに、トワは手のひらにカプセルギアを乗っけて満足げでありました。
「おおー。あえてそれを手に取るとは、なかなか見どころのある子なのです」
なんか上から目線ですけれど、それもそのはず。姫は旧市街がホームということもあり、このお店にも通い慣れている上、ほかの常連ギアマスターたちと日々競い合って腕を磨いているという、トワにとってはカプセルギアの大先輩なのでした。
「ではでは、そんなしょーらいゆーぼーなひよっこギアマスターに、私がひとつ大事なことをお伝えしておきましょー」
「what?」
注目するトワとお友だちへ、ぐいーんと背中をそらしてなんかカッコイイポーズをキメながら、姫は言いました。
「動物をいじめちゃあいけません!!」
ばばん!
ご存じ、寝子島は猫の島。小さなカプセルギアに興味を惹かれてしまった猫たちが、時たまバトル中に乱入してきたりもするのだとか。
なかには、カプセルギアの実体化するエフェクトをここぞとばかりに利用し、猫を驚かせて退散させる乱暴な解決法を試みるなんて子も、いるにはいますけれど。そんな時は心を大らかに、懐にしのばせたキャットフードか煮干しを献上し、気分よくお帰りいただくのがギアマスターのたしなみ……と本気かどうかは定かでないまま、姫はもっともらしく述べるのでした。
「マナーの良いマスターこそが、最高のマスターです。小学生諸君、マナーを守って楽しく遊ぶのですよ」
「「「は~い!」」」
気付くとトワだけではなく、何人もの子どもたちがそんなふうに元気よくお返事をしてくれたもので、姫はうむっとうなずきました。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
墨谷幽
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
SF・ファンタジー
バトル
ゲーム
定員
1000人
参加キャラクター数
39人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年09月27日
参加申し込みの期限
2017年10月04日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年10月04日 11時00分
参加キャラクター一覧
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