this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
携帯戦記カプセルギア 第一話「運命の出会い!!」
<< もどる
1
…
15
16
17
18
19
…
20
つぎへ >>
【エンドレス・バトルの幕開け】
「……ボクもあんなふうに、動かせるかな!? かな!?」
「ああ、そんなに難しくないぞ、これ。玲音でもちゃんと動かせる……と思う、ぞ。た、たぶんな!」
途中でなんだか気恥ずかしくなったのか、由貴は少し最後を濁しましたけれど、もちろん玲音はそれどころじゃあありませんでした。
なにしろ目の前では、2体のカプセルギアが縦横無尽にそこらじゅうを駆け回りながら、ギアバトルの真っ最中でしたから。
「有効射程まであと少し……今! 発射っ!!」
『アオイ』のカプセルギア、『Diablo Azul』。青い悪魔の名のとおり、その無慈悲な攻撃は悪魔的です。
両肩部にマウントされた240mm中距離用無反動キャノン砲……という名前の大砲が断続的に火を噴き、どかん! どごん! 砲弾が地面の上に着弾すると爆炎が派手に飛び散り、黒煙がもうもうと上がります。
筋金入りのゲーマー、アオイはカプセルギアにもまた手は抜きません。中距離用と名が付くとおり、キャノン砲が真価を発揮するには適切な距離を保つ必要があり、押しては引いてのクレバーな立ち回り。加えて、相手の退路を断つように放つ偏差射撃までやってのけました。
そこらじゅうで爆音と爆炎があがり、砲弾が雨あられと降り注ぎます。
「すごいなこれ、カプセルギアってこんな派手なのか」
そんな砲撃の嵐の中を、『タク』の操る『トリプルスリー』は猛ダッシュ! 弾ける炎を背に、円を描きつつ駆け抜け徐々に間合いを詰めていきます。
野球一筋なタクらしく、トリプルスリーは野球選手型のパーツを集めて構成された機体です。走ればだだだだだっと軽快な足音が鳴るし、砲撃を避けてスライディングすれば砂ぼこりが舞いました。おまけにこの機体、動かすと野球の応援歌のようなBGMが流れるという粋な演出付きなもので、タクの気分も上がりっぱなしです。
頭は黄色の工事用ヘルメット、手にしているのがヤンキー御用達なクギバットであるのは、今後改善の余地アリというところですけれど。
「まだあんまし慣れてないけど、けっこう面白いかもな。かっとばせ、トリプルスリー!」
懐へずしゃーっと滑り込むと、トリプルスリーはバットを振りかぶって、フルスイング。カキーン!! 効果音まで野球っぽく、Diablo Azulは吹っ飛びました。
「っと、食らっちゃった。向こうもバランスタイプかぁ。ちょっとやりにくいかな……少し作戦を修正しないと」
アオイは慌てずスマホをフリック、Diablo Azulをがしんと着地させると、砲撃を再開します。
Diablo Azulはアオイの言葉どおり、ややスピード寄りのバランス型。トリプルスリーは各パーツを見ると尖った性能のものが多いものの、総合的にはパワーをやや抑えつつも走・攻・守と揃った万能選手です。突くべき明確な弱点が見い出せない分、アオイは攻めあぐねたのかもしれません。
実際、砲撃のリズムは先ほどとそう変わりがないようにも見えました。
「せっかくやるんだ。カプセルギアでも打率3割、本塁打30本に盗塁30個を目指すぜ」
そんな決意も込めて名付けたトリプルスリーが炎の柱の合間を駆け抜け、爆発を背に、再びDiablo Azulを格闘戦の間合いへとらえます。
「もう1本! 場外までかっ飛ばしてやる!」
至近距離で放たれた砲弾の射線から辛くも身をかわし、トリプルスリーは腰を身をひねってバットを振りかぶり、再びのフルスイング!
「これを待ってたのよ!」
けれどそれこそが、アオイの狙いでした。Diablo Azulはボディに搭載されたレーザーソードを展開すると、身体ごとぶつかりながらのカウンター攻撃! 砲撃戦用カプセルギアでありながら、アオイはあえてサブウェポンである剣の間合いへと、相手を巧みに引き入れたのでした。
光るブレードが下から上へ走り抜け、斬り裂きながらかち上げたところへ、ダメ押しの砲撃! トリプルスリーは赤い炎に包まれながら吹っ飛んで、かしゃんと地面を転がりました。
「あー。これで試合終了か」
ぽりぽりと頭をかきながら、タクはトリプルスリーを拾い上げます。
といってその顔には、負けた悔しさはありません。
「まあ野球といっしょで、練習あるのみ! だよな。戦って戦って、強くなっていけばいいんだ。というわけで、そのうちリベンジさせてもらうぜ」
「喜んで! もちろん、次も私が勝つけどね」
「上等。待ってろよ」
ふたりはがっちりと、握手をかわしました。
ギアバトルは終わりません。
今度はタクと、いてもたってもいられなくなってしまった由貴との対戦です。
「いっけー! 『スノーウィザード』!」
帽子をかぶった魔法使いの動きはまるで、軽やかに踊っているかのよう。綺麗な水晶がはめ込まれた杖を掲げると、たちまち氷の槍が宙に生まれて、トリプルスリーめがけて降りそそぎます。トリプルスリーは左手にはめたグローブで受け止めたり、クギバットで撃ち落としたりでしのぎつつ、近づく隙を探ります。
「おー。なんかそいつ、綺麗だな」
「へへっ、だろー?」
バトルしながらも感心したようなタクの言葉に、『スノーマン』こと由貴はいつになく素直にそう笑いました。
スノーウィザードを動かすと、キラキラとした氷のつぶてがあたりに舞い散るエフェクトが生まれて、なんとも美しいのです。歩いたり走ったりさせているだけで楽しくて、由貴はなんだかうきうきと心が弾んでしまいます。
「いろんなカプセルギアがあるけど……俺、どうしてもお前が良かったんだ」
スノーウィザードはマントを翻しながら跳び、狙いすました一撃。氷の槍は真っすぐに走り抜けて、トリプルスリーの左腕へぶつかると、弾けて腕全体を凍り付かせました。
スノーマンは年下の小学5年生とはいえ、もちろんタクだって、勝ちを譲るつもりはありません。
「野球もギアバトルも正々堂々、思いっきりやらないとつまんないもんな!」
トリプルスリーは追撃の槍をバットで残らず叩き落とすと、駆け出します。ベースを蹴るようにして反転、ジグザグ走行で槍をかわしつつ、スライディングしながら一撃! 由貴はとっさに構えた白銀の盾で防御するも、強力スラッガーの一打を完全に防ぎ切ることはできず、ダメージを受けて吹き飛ばされてしまいました。
間合いを離しながら、対峙する2体のカプセルギア。心躍る攻防には、タクと由貴もまた、互いに笑みを浮かべて見せました。
と……そんなバトルの横では、玲音が蒼に、カプセルギア操縦個人講座を受けているところです。
「なんて、私も始めたばかりなんだけどね。でも基本的なことは教えられるわよ」
「よろしくなんだよだよー!」
蒼の手本に従って簡易端末を操作してみると、猫や兎が混ぜこぜな『サニィ』はいとも簡単に、ぴょいん! 元気よく跳ねてくれました。
「わー、動いた動いた!」
「移動はここ、ジャンプはこれ。武器なんかはこのあたりのボタンね。あとはバーチャルパッドのほかにも、声で指示することもできるわよ」
「ほんと!? じゃあじゃあ、シャボンガン発射~!」
元気な声にこたえるように、サニィは銃を構えてぽぽぽぽぽんっと、ふわふわ浮かぶシャボン玉を撃ち出します。
どうやら、バーチャルパッドでの直接操作に音声入力を合わせれば、かなり細かい動きができそうです。そのへんのラジコンロボットでは及びもつかない高性能っぷりに、玲音はわくわくが止まりません。
「サニィ、これからよろしくなんだよだよ♪」
拓磨と由貴のバトルは続いています。白熱していて、まだまだ決着はつきそうにありません。
いかにも楽しそうに、活き活きとした顔を浮かべるふたりを見つめていると、玲音も蒼も、思わずふんわり。頬が緩んでしまうのでした。
<< もどる
1
…
15
16
17
18
19
…
20
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
携帯戦記カプセルギア 第一話「運命の出会い!!」
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
墨谷幽
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
SF・ファンタジー
バトル
ゲーム
定員
1000人
参加キャラクター数
39人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年09月27日
参加申し込みの期限
2017年10月04日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年10月04日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!