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R&R Agency:File03:1999年からの使者2
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● 寝子島から未来へ
風に飛ばされてきた砂が頬を打つ。
襟で口元を覆い、
七緒 璃音
はあたりを見渡す。
砂漠だった。
太陽は傾きつつあるが、砂が放射する熱気で景色は蜃気楼に揺れている。
横を見遣れば、
来島 アカリ
、
獅子目 悠月
、
オルカ・ヴィヴァルディ
、
添木 牡丹
の四人、それにユリウスも一緒だった。どうやら無事に時を渡ることができたらしい。
「これが未来なんかね……っと、ナイスミドル+α発見! 神様ありがとうございますううう!!」
璃音は倒れている
オマー
と
ジャック
に駆け寄った。近寄ってみて、赤い血の色がオマーのシャツとジャックの額に滲んでいるのに気付いた。
「ってふざけてる場合じゃねーな、怪我してら。おい、大丈夫かい?」
璃音の声にジャックがうっすらと目を開けた。彼が指さした荷物の中から翻訳機を探り当て、身に着ける。
すると、ジャックの声が聞きなれた日本語で聞こえるようになった。
「その恰好……過去から来たのか?」
「そ。仲間がピンチだって連絡を貰ってねー。怪我してんの? 見せて」
「僕は、かすり傷だ……それより、オマーを診てくれないか」
応急セットを手にした牡丹が早速オマーの状態を調べた。
頭を殴られたのか気を失ったままで、肩にも銃弾を受けている。
「レーザーガンの傷ですかね……火傷っぽくなってますが問題ありません」
牡丹はオマーの肩に包帯を巻きつけると、包帯のもう一方の端を近くの岩に巻き付ける。不審そうに見守るジャックを尻目に、牡丹はろっこん<傷移し>を発動させる。進化能力でオマーの傷を岩に擦り付けると、岩に黒く穴のような傷がついた。
「……腹の傷が、消えている」
自らの体に触れて、オマーは牡丹の能力に驚愕する。
ジャックから通信機を受け取り、今しも連絡をつけようとしていた璃音もひゅうと口笛を吹いた。
「アフマドさんの研究所に連絡してけが人の回収を頼もうかと思ってたけど、不要っぽいね」
その間、悠月とオルカ、アカリの三人は、崩落した迷宮の入り口を調べていた。完全に砂に埋もれていて、多少手で掻いたくらいではどうにもできそうにない。
「……先輩、大丈夫かな」
アカリはロベルトを案じていた。
「死んじゃあいないだろ。ああ見えてしっかりしてるし、仲間もいるようだし」
悠月が信頼とも気休めともつかぬ答えを返す。
「ん、きっと大丈夫だよな。だったら、俺は俺で、今できることをしておく方がいいよな……」
「今できること、か」
悠月はジャックとオマーから現状を聞いた。滅亡教の刺客たちは車でやって来て、二人を気絶させたのち迷宮に侵入したらしい。そこから今まで気を失っていたので、中で何があったかはわからないが、最終的には入口を爆破し脱出したと考えるのが妥当であろう、とのことだった。
悠月も自分たちの事情を説明した。
「俺ら、タラって人から『アフマドと仲間数人が滅亡教徒に誘拐された。支援求む』ってメッセージを貰ったんで、時空を超えて来たんだ。攫われた人間がいるなら敵の居場所も調べなければいけないし、再襲撃の可能性もある。敵を知らないことには話にならないだろうと思うんだが、奴らの居場所に心当たりは?」
「礼拝所は世界各地にあるが……街でなら何か情報を得ることができるかもしれないな」
「二手に分かれるのがいいんじゃねえか?」
黙ってやりとりを聞いていたオルカが言った。
「ここに残る奴と、いったん街に戻って情報収集する奴に分ける。ジャックって言ったっけ? あのジープ、使えるんだろ?」
オルカは親指で、迷宮に入った者たちが乗ってきたジープを指した。
「もちろんだ。街へ行く人がいるなら、僕が運転して連れて行くよ」
とジャックはポケットからカギを出し、エンジンを掛ける。
そのときオルカは気づいた。
「よく見ろよ。ここにある車とは別のタイヤ痕がある。この先には何がある?」
「カイロだ」
「ふーん。少なくとも滅亡教の奴らも街に向かったってことだな。それにしても仕事がずさんだよなー」
「どうせ隕石が落ちるまでの命だと思ってるんだろう。僕たちにとってはありがたいよ」
ジャックは滅亡教の仕事の粗さについては気にならないようだ。
「さて、誰が街へ行く?」
ジャックの問いに、悠月とオルカ、牡丹の三人が手を上げた。
璃音は手を上げなかった。
「ウチはここに残って、中との連絡を試みるよぉ。なんだかんだ言っても心配だからさぁ」
「俺も……」とアカリも残ることを選択した。「迷宮からの脱出も大変そうだけど……迷宮周辺で入口以外に入れる場所がないか調べてみる。悠月、物資の入手を頼む」
「あかりん。それもいいけど物資は先に持ってきてもらお?」
璃音はオマーに頼んで研究所に連絡を取ってもらった。こちらから数名向かうので調査に協力してほしいこと、それとは別に向こうから一台寄越してもらって、飲食物やピラミッドを含めたこの辺の地図などを持ってきてほしいことを伝える。
「少年少女だけをここに残すわけにはいかない。私も残ろう」とオマーが言った。
「マジ? オッサンと一緒! 未来に来て良かった!!!」
璃音は歓喜した。アカリはなんだか肩身が狭い。
「あの……俺も、いるから、ね」
「おお、あかりん! 早くナイスミドルに成長しておくれー」
その後、寝子島から持ち込んだ物資を璃音に預けると、悠月たちはユリウスも乗せて、武器や通信機を積み込んだジープで出発した。
「カイロ市街まで約2時間。向こうから来るにも同じだけかかる。私たちは日陰で体力を温存しよう」
「はいっ。お供しますおじさま!」
璃音は心なしか声のトーンが上がっている。
「あっ、そういえば通信機貸してもらえます? 迷宮の中の仲間と連絡が取れないかやってみたいんで」
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
笈地 行
前回シナリオ
R&R Agency:File03:1999年からの使者
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
SF・ファンタジー
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年10月04日
参加申し込みの期限
2016年10月11日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年10月11日 11時00分
参加キャラクター一覧
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