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\ オーバータイム!/
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バレンタインデーなんて知んねーし!
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きん、こん、といささか調子外れの鐘がなった。
放課後の部活動も終了、帰宅しなさいとの合図である。この鐘、このところ音質が妙に悪い。間延びしていたり歪んでいたりする。ときとして、DJがスクラッチするアナログレコードみたくなるときすらあった。アナウンスの機械にガタがきはじめているのだろうか。
七音 侑
はスポーツバッグを背負ったまま校門を出た。ほんの2ヶ月も前ならもう真っ暗という時間帯だったが、今日はまだほんのりと明るい。毎日毎夕、厳しく寒い如月の日々だけど、春は着実に近づいているのだ。
冷たい風が吹いている。グラウンドの土の匂いがした。
「あ」
と背後に聞き覚えのある声がした。
「七音か」
ちょっと驚いているような口調だ。
振り返ると、サッカー部のバッグをかついで
工藤 耀
が立っていた。汗を乱暴に拭いただけの前髪が、冷たい風にばさばさと煽られている。
「工藤君……」
このところ侑は、耀と話をしていない。学校で顔を合わせることは合わせるのだが、それぞれ別の場所に移動中だったり連れがあったりして、軽く挨拶を交わすのがせいぜいだった。というよりも最近、
――避けられてるみたい……気のせいかな……?
そんな風に侑は思っていた。そうされる理由は、まるで思いつかないのだけれど。
だが侑は知らない。最近、耀もまったく同じことを思っていたということを。
このときも耀は、侑の態度になにかよそよそしいものを感じ取っている。彼女と会おうとしてもタイミングが合わない。そんなことが連続していた。これでは、避けられていると思ってしまっても仕方がないところだ。先日、侑の出てくる奇妙な夢を見ることがあったせいか、手の届かないところに彼女が行ってしまうたび、つい走って追いかけたくなる気持ちを抑えるのに必死だった。
それがいくら偶然のすれ違いが重なっただけのことであっても、当人同士にとっては切実な問題である。
「いま、帰り……か?」
見ればわかることなのだが、会話のきっかけがほしくて耀は言う。侑はうなずいて、
「うん」
じゃあ、と告げそうになって言葉を飲み込んだ。ここでさよならしてどうする、と心の中で声がした。
最近、侑は耀のことばかり考えている。考えるたび、なんだかもやもやした気持ちになるのだ。そうして心が苦しくなって、外へ飛び出して駆け回りたいような、逆に布団を頭からかぶって消えてしまいたいような、そんな矛盾した感情にとらわれてしまう。
ここで手を振ったら、激しく後悔する気がした。
だから彼女は、ぽつりとこう告げたのである。
「工藤君も帰りなら……スタボ寄ってかない? なんか2月の新作メニューが出たって話で……」
あ、でも、忙しかったらいいんだよ――と侑が慌てて付け加えるより早く、「いいな、そうしよう」と耀は返していた。
このとき耀は、彼女に聞こえないように浅く、安堵の息を吐き出していた。
――避けられてなかったんだ。
「そうと決まればシーサイドタウンに寄り道だな。スタボの新作、前からすっげー気になっててさ」
できるだけ明るく耀は言うのである。実はその『スタボの新作』が何だったか、彼はすっかり失念していたのだが、それは気にしないでおこう。
「うん! 行こう行こう!」
侑からも、やはり明るい返事がくる。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
桂木京介
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
コメディ
オールジャンル
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年09月17日
参加申し込みの期限
2016年09月24日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年09月24日 11時00分
参加キャラクター一覧
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