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ESCAPE †he NIGHTMARE
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——将校の悪事を暴こうとし、追われる身となった男が一人。
彼は自分の名が刻まれた墓標に背を向けて、別人となって生きながらえていた。
裏の社会で泥水を啜りながらも、証拠を集め、いつか来るその日の為に——。
「すまない、車が小さい。何とか乗ってくれ……!」
驚く仲間たちをクラシックカーに詰め込んだのは、舞踏会でピアノを弾いていたピアニストの男——
市橋 誉
だった。
「お前が証拠を持つ少年だな。俺が必ず守ってみせる。だから将校の悪事を暴いてくれ」
「お? うん、わかったまかせろまかせろ」
泉の適当な返事を聞いて誉はジャケットを翻し、運転席に乗り込むなり、アクセルをベタ足に踏み込んだ。
「少し運転は荒れるが……しっかり掴まれよ!」
本来5人程度しか乗れない車に8人が詰め込まれているのだ。急加速と急カーブで振り回されて悲鳴が上がる。……それと違う方向の悲鳴も上がっている気がする。
「いやぁっ、ガクガクしないで、あっ……らめぇっ!」
イリヤがまだ可愛らしいソプラノで喘ぎながら、泉の首に巻きついて震えていた。ろっこん『紅緒ドリーム』の効果で宙に『らめぇ』と最高に頭の悪い文字が浮かび、英二は頭を抱えている。
「てゆーか座り方おかしくない!? 膝の上に乗せるのはいいけどなんで対面!? 逆に危ないYO!」
武道が思わずツッコミを入れると、泉は子供の顔に精悍な笑みを浮かべた。
「狭いんだから仕方ない、ノープロブレムだ」
「帰国子女だからって横文字使えば良いってもんじゃないわよこのあんぽんたん!」
「紅緒ちゃん口調が素に戻ってるよ!」
「ツッコミ途中に悪いがスイッチオン!!」
誉がクラシックカーな外見にあるまじき、運転席に並ぶ不思議なボタンの一つを押すと、バシュッと音が響く。
後部座席から、追跡してくる軍用車をハラハラして見ていた桜が、「あれって何?」と英二に振った。
「マキビシかな、でもなんであんなもの」と今度は英二が誉に尋ねる。
「俺の職業は探偵兼ピアニストで忍者の家系だ。正直自分でもごちゃ混ぜ過ぎて、何だか分からない」
車内が一気に静かになった。
誉は急に恥ずかしくなって、早く状況を片付けてしまおうと今度はオイルを撒布するするスイッチを入れた。
するとハリウッド映画的な大事故が起こった音が響く。
その事故の始終を目撃していた桜と英二は、派手すぎる光景に言葉を失い、返答が面倒になったら横文字になる泉に倣って「ワーオ」とアメリカンな反応をしておいた。
「完全にこれまで見て来た映画とかの影響を受けまくってる。
でも、自分がハードボイルドな役どころが出来るのは純粋に面白いと思う。夢の中だし、いいよな……?」
この誉の素直な発言で、武道は腑に落ちたようだ。
「ネガティブや念には念を思考は逆効果か……よっし、おにーちゃんも頑張って楽しいことを想像するぞ!」
英二が「助っ人が欲しいですね」と続くと誉が笑った。
「実は俺にも助手がいる設定なんだ」
そんな姿は車内に見当たらない——。皆が首をかしげる中、武道が紅緒に問いかける。
「道中なにか助けてくれそうな動物とかいないかな? ロシアってどんな動物いるんだろ?」
「そうですわね。有名なのは熊かしら。ほら歌にもありますわよね。花咲く森で——」
「熊さんに……ってデカすぎるよ! そんなの出会った瞬間にスタコラサッサだよ!
……うーん……なんかかわいいのがいいなー出会うときのドッキリ削減的な意味で」
「あ、犬種なら知ってますわよ。双子から聞いて——」
「掴まれッ!!」
誉の切羽詰まった声に皆が反応した瞬間、ブレーキで車体がガクンと揺れた。
進路が前も横も軍人によって道が塞がれていたのだ。
「ヤバイ……! どうする!?」桜が運転席へ叫んだ。
「秘密兵器で一網打尽する、俺が敵をひきつけるから皆は車から出て走って逃げてくれ!」
「チッ……対面××もここまでか」泉のあんまりな発言は、紅緒的にNGだったらしく、宙に浮かぶ文字が初めて伏字になった。
「きいい私のろっこんの中でこんな下品な——!」
「行くぞ!」
誉がスイッチを押すと煙幕が噴射されたと同時に、車のルーフから四つ足の陰が飛び降りた。
「
ポンチク
!?」
「普通に助手が居たらいいと想像してたんだけどまさか……」
優秀な助手が誉自身の想像をこえたのは、忠犬の助けを期待していた英二の想像と、ポンチクがいたら……と桜が考えた3つが混ざった結果だ。
「そいつらはおもちゃよ! やっちゃえポンチク!」
桜の声を聞いたボルゾイ犬はむくむくと巨大化していき、倍くらいの大きさになって、走り回りながらガウガウと吠え立てて軍人の陣形を崩していく。
「今のうちに早く!」
車の外へまろび出た仲間たちは、エンジン音を吹かして敵をひきつけてくれている誉の車の陰から逃げ去った。誉はそれを確認して、スイッチへ手を伸ばす。
「このまま皆が一気にゴールのホテルを目指せたらいいが……」
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
東安曇
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
冒険
バトル
NPC交流
定員
10人
参加キャラクター数
7人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年09月14日
参加申し込みの期限
2016年09月21日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年09月21日 11時00分
参加キャラクター一覧
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