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天使または悪魔が降ってきた!
月光の中で
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●蘇芳とアカリのアブない夜?
「どっかに美味しそうなニンゲン、いないかなー?」
夜の闇から生まれ出た悪魔は、あどけない表情を笑顔にして、眼下の街を見下ろしては移動していく。
「あ、この家から美味しそうなニオイがするー」
やがてある家で、悪魔は止まった。
家の中にいる反応は、若い男……いや、少年が一人。
「美味しそうなおにーさんだなぁ。この人の親しい人に化けたら、きっと楽しませてくれるよね」
ニオイから、悪魔は人間の記憶やそのほかの情報を読み取り、自分を最も適した姿に変えていく。
やがて現れたのは、
来島 アカリ
そっくりの姿をしたサキュバスだった。
標的の幼馴染で、兄弟のような関係。そしてデレデレ甘えている。
そんなアカリが、彼をどう呼んでいるかというと――、
「えへへ。そう兄ぃって言うんだ」
獲物の愛称を何度か口ずさむと、悪魔のアカリは唇をペロリと舐め、色気のある微笑を浮かべた。
「じゃあ、そう兄ぃのこと、いただきます♪」
「……?」
冷たい空気を感じて、
如月 蘇芳
は薄目を開けた。
ぼんやりとした視界を動かすと、窓の縁に誰かが腰掛けている。
月を背にしているので、顔は誰かわからない。
ただ、その人物が楽しそうに自分を見つめ、妖しく微笑んでいるのは、なんとなくわかった。
「あれ、起きちゃった?」
無邪気な声――そして聞き慣れた声が、影となっているその人物の口から漏れた。
「アカリ……君?」
「そうだよ。こんばんは、そう兄ぃ」
くすくすと笑いながら、アカリは蘇芳の寝ているベッドに腰掛ける。
その頃には、蘇芳の意識もはっきりしたものになっていた。
「うん、こんばんは。どうしたの、こんな夜中に」
「最近そう兄ぃに会えなくて、寂しかったから会いに来ちゃった♥」
言うと、アカリは笑いながら、寝ている蘇芳に跨った。
「アカリ君……?」
「俺と遊んでくれる……よね?」
サキュバスの目が燗、と輝いた。驚く彼に暗示をかけるように、ゆっくりと言葉を放つ。
「ね、そう兄ぃ、俺とイイコトしよ?」
毛布を剥がし彼の服に手を――かけようとして、手首を掴まれた。
「?」
「ふうん、俺に会えなくて寂しかったんだ」
ゆっくりと起き上がった蘇芳が、ふんわりと暗く笑った。
「いいでしょ? 俺、そう兄ぃと、もっと一緒にいたいの……」
少女のような声で、アカリが甘えた声を出す。
返ってきたのは、クスッと笑う、蘇芳の笑みだった。
「イイコト、ね……ふふ、アカリ君は随分やらしくなったんだね」
「やらしくなんてない、よ? そう兄ぃのコトが大好きなだけだもん」
誘うように、跨ったままゆらゆら揺れるアカリ。蘇芳はその様子に、どうしたものかと心中で考えた。
(アカリ君は初々しい感じがかわいいんだけどな……)
実は、部屋に現れたアカリが本人ではなく、姿のよく似た誰かだとは気づいている。
今は、気づかないふりをしているだけだ。
(でもせっかく来てくれたんだから、ちょっと遊ばせてもらおうかな)
こうして誘ってくれてるんだし……と、蘇芳はこのまま気づかないふりをしていようと決める。
一方の悪魔は、少しだけ疑問を感じていた。
(おっかしいなぁ。さっきので暗示にかかったかと思ったのに……ま、いっか。美味しくいただく前に、楽しみがたくさん会ったほうがいいよね!)
アカリが無邪気に考えたのは、そこまでだった。
突然蘇芳がアカリを引き寄せて、輪郭を確かめるようにアカリの顔に手を這わせ始める。
「え、あっ……そ、そう兄ぃ?」
顔を這った手が下にさがると、蘇芳とアカリの目が見つめ合う。
じっと見つめる蘇芳の目は、明らかに挑発していた。
「え、と……そう兄ぃはそんなことしなくていい、んだよ……?」
アカリがもじもじと、そう言い出す。
「俺がそう兄ぃのこと、キモチ良くしてあげるから……」
(ふーん、意外と迫られるのには馴れてないのか)
どう反応するのかと思っていたら、純情な反応が返ってきたので、蘇芳は内心で笑みを大きくする。
(なら、色々やりやすいよね)
必死に自分のペースを取り戻そうとするアカリが手を握ってきたのに合わせ、起き上がる。
それだけで、アカリを逆に押し倒してしまった。
「だめ、そう兄ぃ……」
手をベッドに押さえつけられたアカリの口から、か細い声が漏れる。
もはやそれは悪魔の色香や挑発ではなく、未知への純粋な困惑と恐怖だった。
そしてその裏に潜んだ、欲望。
「抱いてほしい?」
さっきよりも顔を近づけて、蘇芳がささやく。
「そ、う、に……」
「ふふ、なんてね」
赤くなったアカリからパッと引いて、蘇芳は笑った。
「……え?」
「ああ、ごめんね、期待した?」
「え、あ……ち、ちが、そんなんじゃなくって」
よほど困惑しているのか、アカリは赤くなったまま目を潤ませる。
その目には、渇望の光がすでに宿っていて、蘇芳が密やかに口の端を吊り上げる。
「き、期待なんてしてない、し……!?」
「アカリ君は素直じゃないな」
息つく暇を与えず、蘇芳は再び押し倒した。
「だから、直接こっちの方に聞いてみようか」
「え、あ! そ、う、にっ!?」
今度は、蘇芳は退かない。
「ちゃんと期待に応えてあげるから……楽しませてね」
「そ、そんなのだ、だめ……っ」
情念を密やかに宿した拒否に、蘇芳は涼やかに聞き流す。
「じゃあ――いただきます♪」
「――――!!」
月光の中で、獲物の声が奏でられた。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
叶エイジャ
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
SF・ファンタジー
オールジャンル
定員
15人
参加キャラクター数
15人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年09月26日
参加申し込みの期限
2016年10月03日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年10月03日 11時00分
参加キャラクター一覧
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