this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
天使または悪魔が降ってきた!
<< もどる
1
…
8
9
10
11
12
●天使の贈り物(
御巫 時子
・独白形式)
風邪をひいてしまいました。
「三十七度……七分」
体温計の数値を見て、思わずくらくらしてしまいます。
布団に入った時よりも上がっていました。
「はぁ……」
夜に熱が出てしまったので、お医者様のところに行くこともできません。
横になったものの、熱くて眠れず、とっても息苦しくて。
起きてるのか、寝ているのか。
頭がぼーっとして、視界が涙でぼやけて、もうよくわかりません。
「……」
ずっとこの苦しみが続くのでしょうか?
そう思いながら、目を瞑っていた時のことです。
コンコン……と、窓を叩く音が聞こえてきました。
「……?」
一瞬、ヨタカさんかと思いましたが、それにしては音がはっきりしています。
まるで人がノックしているような。
コンコン。
また音がしました。
気になってしまって、確かめることにしました。
たち上がると、やっぱり視界はぐらぐらして。身体に疲れがぶら下がってくるようでした。
それでも窓に寄ってカーテンを開けると。
「え……」
そこにいるのはなんと、五十嵐尚輝先生でした。
どうして尚輝先生が?
不思議に思ってよく見ると、先生の背中からは白い羽根が見えます。
天使でしょうか?
いずれにしろ、別人のようです。
きっといつの間にか寝てしまって、夢を見ているのでしょう。
でも今は夢の中でもつらくて……おもてなしをできそうにありません。
「すみません、今は体調が優れなくて……」
窓を開けてそう言った瞬間、ふらっとしてしまいました。
思わずしゃがみこみそうになったのですが、その時、身体がふわっと軽くなりました。
天使さんが支えてくれていたのです。
「大丈夫ですか?」
心配そうに間近で見つめられて、思わずどきりとしてしまいました。
本当に、尚輝先生にそっくりです。
天使さんは、そのまま私を抱えてベッドまで運んでくれました。
「すみません……」
その時になって初めて、パジャマの上にはピンクの長襦袢しか着ていないことを思い出しました。
このような恰好で、男の人が部屋にいるなんて……なんだか落ち着きません。
「熱があるようですね」
そう言って、天使さんはおでこをくっつけてきました。
気のせいか、さっきより顔が熱くなった気がします。
天使さんは、このまま私を天国まで連れていってしまう気でしょうか……?
話を聞くと、天子さんは、困ってる人を助けるために来たのだそうです。
つらかったので、私はその言葉に甘えることにしました。
私を布団に寝かせると、尚輝先生は洗面器に張った水を交換して、湿らせたタオルを額に置いてくださいました。
ひんやりして、とても気持ちいいです。
「晩御飯は何を?」
優しい声に、私は首を振りました。
「実はあまり食べてなくて」
体調を崩して、とても食べられそうになかったのです。
そういうと、尚輝先生は台所に行きました。
少ししたらおかゆを作って、戻ってきてくれました。
夢の尚輝先生は料理ができるみたいですね。
とても美味しいです。
ふーふーして食べさせてくれたので、ちょっと恥ずかしかったです。
汗をかくと、尚輝先生は新しい長襦袢を持って来てくれました。
もちろん、着替える時は後ろを向いてもらっています。
タオルで体を拭くと、暑苦しさがやわらいだように思えます。
でも、背中は届かないので拭いてもらうことになりました。
夢ですが、とっても、恥ずかしいです。
こっそり伺うと、尚輝先生も顔が赤いような気がします。気のせいでしょうか?
ほんの少しおかしくなって、笑ってしまいました。
さっきよりも、楽になった気がします。
天使さんのおかげで、ぐっすり眠れそうですね。
もうこれは、夢なのでしょうけれど。
「ありがとうございます」
「ほかに、何かしてほしいことはありますか?」
尚輝先生が私のおでこに手を当て、熱をみながら、優しくそう聞いてきてくれます。
「……眠りたくないです」
こう言うのはワガママでしょうか?
でもなんだか、この夢から覚めたくありません。
先生は困ったような顔をして、手を握ってくれました。
「ずっといますよ」
そうして微笑んでくれて。
その顔を見ていると、なんだか安心します――。
「――」
目覚めると、朝になっていました。
身体はもう、苦しくありません。
「熱は……」
体温計を取ろうとして、手の中に何かがあるのに気づきました。
天使さんの羽でした。
びっくりして台所に行ったら、おかゆを作った痕跡もありました。
「あれは夢ではなかったって事……?」
まさか、本物の天使?
夜の事を思い出して、顔が赤くなるのをはっきりと感じてしまいました。
なんだか、また熱が出てしまいそうです。
<< もどる
1
…
8
9
10
11
12
このページにイラストを設定する
あとがき
担当マスター:
叶エイジャ
ファンレターはマスターページから!
シナリオにご参加いただき、ありがとうございました。
叶エイジャです。
今回は、色んな天使&悪魔との出会いを書かせていただき、ありがとうございました。
意外と、書いてみると天使より悪魔の方が書きやすかったのかもしれません。
天使らしさってどんなところだろうと、むしろ参加されたPCさんのおかげで描けた感じがします。
悪魔はといえば、堕落の道を歩ませたり、むしろ手助けしてくれたり(?)、遊んだり、あるいはむしろ、PCさんが悪魔以上に悪魔っぽかったり言い負かしたり。
それでも、悪魔は成否にかかわらず、何かを企んで行動しようとしている印象があるので、どんな状況でも書きやすかった気がします。
今回の出会いは、どうでしたでしょうか?
それでは改めまして、参加いただきありがとうございました。
またの機会がありましたら、宜しくお願いします。
↑ページトップに戻る
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
天使または悪魔が降ってきた!
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
叶エイジャ
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
SF・ファンタジー
オールジャンル
定員
15人
参加キャラクター数
15人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年09月26日
参加申し込みの期限
2016年10月03日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年10月03日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!