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天使または悪魔が降ってきた!
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●プチ・デビルに願いを
日もまだ高い時間に、
鴻上 彰尋
の家のチャイムが鳴った。
「はい?」
最初、家族の誰かかその友達だろうかと出てみた彰尋は、ぎょっとした。
「あおい、さん……」
「来ちゃった」
そこには、笑顔の七夜あおいがいた。思わず心臓のある位置を押さえながら、彰尋は口を開く。
「来ちゃったって……なんで俺の家の場所を」
混乱していると、あおいは「クス」と蠱惑的な笑みをのぞかせた。
「実はね、私はあなたの知ってる七夜あおいとはちょっと違うの。悪魔よ」
「……は?」
悪魔?
なにを言ってるんだ?
思考が止まった彼に、「しょうがないなー」と、あおいはスカートの下から尻尾を伸ばし、揺らしてみせる。
「ほら、ね? 背中に翼もあるけど、出すのが面倒だから、なしで」
「なんなんだよ……」
彰尋は頭を抱えた。
どうやらまた、フツウじゃない出来事が起きているらしい。
「お邪魔しまーす」
「あ、おい!」
そして目を離した隙に家に入られていて、彰尋は完全に、悪魔にお帰り願うタイミングを逸してしまうのだった。
「それで、どうして俺の家に?」
結局、電撃訪問して来たあおい(悪魔)は、昼飯にするはずだった炒飯オムライスを食べるわ、食後のお茶を要求するわで、さっそく悪魔的所業(?)を見せつけていた。
すでに疲れ切った顔で聞く彰尋に、悪魔はといえばリラックスしきった様子でお茶を飲みながら、一息ついている。
「結構なお手前で」
「おい」
「実はね~、あなたの望みを叶えにきたの」
「望み?」
意外な言葉に彰尋の目が丸くなる。
「なんで」
「だって遊……君に笑顔になってもらいたいからかな!」
「今、遊べるとか言おうとしてなかったか?」
「気のせい気のせい。で、君が望んでいるのは七夜あおい、つまりは私とのデートかな!」
「選択権はないのかよ!?」
思わず真っ赤になって怒鳴ると、悪魔なあおいはクスクスと笑みを深めてみせた。
「嫌だった?」
「嫌とかでなくてだな……」
だんだん、彰尋の声が小さくなっていく。
「いやあの、そういうのは当人とですね」
「ほほう」
ニヨニヨするあおい。
「同じ顔、身体、声、記憶を持つだけの相手では、死んでもまっぴらごめんだと」
「いやそこまでは言わないけどさ、でも……」
「じゃあ二人きりでどこかへ遊びにいく?」
「最後まで話を聞けよ!?」
しかも、さっき言ったこととあまり変わってない提案だった。
(なんか遊ばれてる気がする)
思いながらも、彰尋はさっき言われた「望み」について考える。
俺の望みは――。
そう思ってふと考えた事は、自分自身「わりと最低だなぁ」と思えるものだった。
だから、言えるはずもない。
ところが悪魔はその思考をダイレクトで聞いていたように、うなずきながら笑った。
「……なんだよ」
「私ね、知ってるんだよ」
「なにを――」
パシン、と乾いた音が響いた。
それが、自分の頰から出た音だとわかった時には、思い切り叩かれた彰尋は体勢を崩していた。
「こうしてほしかったんでしょ」
「――いや、こんなの望んでいないけれども!」
怒りよりも、抗議の気持ちが湧いて悪魔を見返す。
彰尋は言葉を失った。
あおいの頰を、大粒の涙が伝って流れていたからだ。
それに、血の気が引くほどに動揺してしまう。
なぜなら。
「泣いて悲しんでいる姿がみたい」
望みを聞かれた時、そう思ってしまったからだった。
もしも大切な人達を悲しませてしまったらどうなるのか。
そんな疑問から考えたことだったが、目の前で泣かれる姿を見て、彰尋は頰の痛みも忘れて後悔していた。
二度と、誰かのそんな姿を見たいとは思えない。
「ごめん」
手を伸ばし、涙を拭ってあげる。
「ありがとう」
こんなひどい願いを叶えてくれて。
「ま、先に叩いちゃったしおあいこでいいんじゃない?」
言って、ころっと笑顔に戻るあおい。
嘘泣きだったようだ
「……」
なんだか無性に腹が立ってきた。
「なんで、叩かれたのに俺が謝って、さらに感謝しなくちゃいけないんだよ!」
「うーん、変態の素質あり?」
「黙れ、この悪魔!」
「その通り、正解! でも、どちらかというと小悪魔かな?」
楽しそう言って笑う悪魔に、どっと疲れを感じる彰尋だった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
叶エイジャ
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
SF・ファンタジー
オールジャンル
定員
15人
参加キャラクター数
15人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年09月26日
参加申し込みの期限
2016年10月03日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年10月03日 11時00分
参加キャラクター一覧
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