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スノーマンとの戦い & のんびりコタツムリ?
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寝子島は、ひときわ厳しい寒気に襲われていた。
長年住んでいる者でさえ、経験したことのない寒さ。島民たちはなるべく外出を控え、外に出る用事があるわずかばかりの者も、分厚い服を着込み、重い足取りで雪の道を歩いていた。
その頭上には、黒く厚塗りされた雲があって、白いものが絶え間なく落ちてくる。
雪をまとった風は、痛くなるほどに冷たい。
そんな日。
道に積もった雪をかき分けるようにして、一人の少年が走っていた。
叩きつけてくる白いつぶてを一身に受けながら、彼は目的の建物の門で足を緩める。
「さすがに今日は疲れたな……」
大雪の中を、肩で息をするのは
新田 亮
だ。
亮はこの日、日課のランニングを欠かさず決行して、今まさに家に戻ってきたところだった。
「ただいま~」
顔についた雪を払いながら、扉を開ける。
そして一瞬目を閉じていた間に、周囲の光景は変わってしまっていた。
手にしていた取っ手の感触が消え失せる。
「……あれ?」
踏み出した足は、地面に沈む。
静かに雪の降る平地に亮は立っていた。
「なん……え?」
前後不覚に陥り、亮は困惑したまま周囲を見渡した。幸いにも見覚えのある光景だったので、それを見た亮はパニックまで至らずにすんだ。
「学校、なのか?」
寝子高のグラウンド、その場所から望む校舎に呆然と呟く亮。
突然の出来事に思考が止まっていた彼を、次の瞬間衝撃が襲った。
「ここは……」
優木 遥斗
は、その時ちょうど「面」を外したところだった。
だから、何が起こってこの場所にいたのか、知るすべはない。
剣道部で激しい練習をしていて、訪れた休憩に自らの面を脱いで顔を上げた時には、道場の中から雪のグラウンドにいたのだ。
手にしていた面はなく、足元の雪には竹刀が埋まっている。
「……!」
何が起こったのか。
そんな疑問を発する間も無く、遥斗は足から伝わってくる刺激に顔をしかめた。
練習中であったので、当然ながら裸足である。
容赦無く襲いかかる冷たさが、汗ばんだ身体を這い上がってきた。思わず乱れた息が、白い靄のごとく吐き出される。
――夢ではない、のか?
雪の感触や、冷たさは白昼夢などでは断じてない。
ともかくも避難できる場所をと、顔を上げた遥斗は目を見開いた。
そこでは雪だるまが四体、白いグラウンドを跳ねていた。
大きな雪玉を縦に重ねた、あの雪だるまだ。
しかも、誰かに雪玉をぶつけている最中だった。
「雪だるまが……人を襲っている?」
ぶつけているなどと生易しいものではない。雪だるまは銃のようなものを手にしていて、そこから飛び出した雪の塊がすさまじい勢いで、少年を狙い撃ちにしている。
あまりに現実離れした光景に、遥斗は寒さや冷たさを忘れて見入ってしまっていた。
やがて、狙われていた誰かは雪のグラウンドを走り出し、校舎の方へと消えていく。
四体の雪だるまはそれを追おうともせず振り返り――遥斗を捉えた。
「!!」
明確な敵意を感じて、遥斗はすかさず竹刀を拾って構える。
向けられた銃口から、一斉に雪玉が発射された。
「いったい何が起こっている……?」
間合いはまだ遠い。遥斗は白い弾丸を飛び退いて避けると、安全な場所へと向かう――とはしなかった。
「どおりゃあーーーっ!」
気合の掛け声を振り絞って、逆に雪だるまたちへと走り出す。
雪を踏み込むたび、足を痛みが襲う。その感覚すらも徐々になくなっていく中、遥斗を進ませるのはこの状況に対する純粋な好奇心だった。
向かってくる遥斗に、雪だるまたちが一瞬動きを止める。攻撃を続けるべきか否か迷ったのだろうか。どちらにしろ遥斗には好機だった。
愛用の竹刀を両手で持ち直し、踏み込みとともに振り下ろす。
ろっこんによって巻き起こった強風が雪を巻き上げ、白い波濤となって雪だるまへと迫る。
周囲が一瞬にして白に染まった。
「……逃げられたか」
白い靄が晴れた時、遥斗の視界には校門へと去っていく雪だるまの姿があった。
校門を出るとすぐ、三体の雪だるまは二手に分かれて遠ざかっていく。
――三体?
たしか、もう一体いなかったか。
そう思った瞬間、遥斗の横手で雪地が爆発した。
現れた最後の雪だるまが、凍えそうなほどの冷気を放つ剣を煌めかせる。
「くっ……!?」
足の感覚が鈍くなっていて、遥斗の動きが遅れる。
白刃が迫ってきた。
「せいっ」
鋭い呼気が生まれ、突き込まれた日本刀が遥斗へと向かっていた剣の軌道を逸らす。
「恐らくムリっぽいケド、効いてくれたら嬉しいな!」
直後、そんな捨て鉢な言葉とともに、
志波 武道
の手刀が雪だるまの頭に突き込まれた。
沈黙。
剣を持った雪だるまは、貼り付けたような黒目を器用に動かして、武道を見る。
「わー、効いてないっぽい☆」
乾いた笑みを浮かべた武道に、剣が向けられる。
「お前の相手は私だ」
剣を再び日本刀が弾いた。持ち主である
楪 櫻
がそのまま斬りこめば、凍れる剣と鈍い響きを残してぶつかり合う。激突に雪だるまが飛び退いた。
櫻は、更に踏み込んでいる。
重い一撃が、雪だるまの半身、その多くを吹き飛ばした。
剣の雪だるまはさらに跳躍して退避すると、一気にフェンスを飛び越えて校外へと消えていく。
「……半分近く失っても、動けるのか」
櫻は自らの刀に視線を落とした。
鏡のように磨き上げられた刀身には氷がまとい付き、もはや鈍器のようになっている。
仕留め損ねた原因だった。
「しばらく使えないか」
櫻はろっこんで具現化していた日本刀を消すと、敵手の消えた方角を再び見た。
再び日本刀を出せるまで十分。その間に相手も回復するだろう。
むしろその間に襲撃されないかが問題だ。
「櫻ちゃんが一緒だと心強いな!」
武道は遥斗に肩を貸すと、校舎を指差した。
「とりあえず、チョウサムイから仕切りなおさない?」
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
叶エイジャ
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
バトル
定員
20人
参加キャラクター数
8人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年09月10日
参加申し込みの期限
2016年09月17日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年09月17日 11時00分
参加キャラクター一覧
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